[106] - 投稿者:流石 麗雅
こうして笑っていられるのは誰だろうか。 大きな銀の十字架の上を素足で歩いてるね、私は。 罪の深さを嘆いているのに 罪を償おうとしているのに ゆっくりと私は堕ちていく。 十字架の冷たさで私の足は痛む。 だけれど、これは罪を覚えておくために。 傷を更にえぐる為の。 また貴女と出会った十字路が来るよ。 十字路で体が痛んで血が流れ出す。 少しだけれど罪の冷たさから開放される。 ああ、天罰が下っている。 少しだけでも私は償える。 だけどまだ私は生きている。 痛みを感じている。 私は歩こう。 何度でも。 この銀の十字架を紅色に染めるまで。 それがせめてもの貴方へのハナムケ。
=============== 落書き美術館にて置いてあったリストさんの詩。 ちょっと移転。
(
2004年01月06日 (火) 02時03分 )
|