投稿者:お世話になった私達
昨日までご苦労様でした。
突然のお手紙「雅樹雅便り最終号」に驚いております。いや、ショックでした。 我が家にとって雅樹雅は、普段は何も連絡しないのにいつでも同じように温かく迎えてくれる、安心してゆったりとできる「実家」のような存在でした。二人目も中学に入り最近はなかなかお邪魔できませんでしたが、こどもたちから「雅樹雅にいつ行くの?」と、しょっちゅう せっつかれていました。先日も、「今度はいつ雅樹雅に行かれるかなあ」と家族で話していたところです。
私達が、我が家以外で泊まった回数は、もちろん雅樹雅がダントツ一位で16回もお世話になりました。 はじめは母の介護をし始めた、家の中にも閉塞感が漂っていた頃です。そんな時、偶然にもホームページを見つけて、予約をしたのだと思います。日常から離れ、母も私達も毎回本当にほっとしたひとときを過ごせました。 母とは5年間に8回もお世話になりました。 それから母の介護は14年続き、その間、長男が生まれました。長女が4ヶ月の頃、その頃から難病になり今も同居している義父と、義母も一緒に利用させていただきました。義父は症状が悪化してきて車いすで生活していましたが、雅樹雅なら行かれると思い切ってお願いし、みんなで遠方まで最後の思い出の旅行をすることができました。その後母も義父も遠距離の旅行が無理になり、次男、三男と生まれ、、親子6人だけで伺うようになりました。 最近はもっぱらDルームを利用させて頂き、こどもたちは我が家のようにくつろいでいました。 3年前母が他界した後、冬休みに電車で2回お邪魔したのが最後になってしまいました。 今年は、長男が受験生なので止めたのですが、もし最後とわかっていたら、夏休みに利用させていただけば良かったと後悔しております。 こどもたちにとっても素敵な雰囲気の夕食はとても楽しみで、お子様ランチから大人の料理に昇格するのを皆心待ちにしていました。今度長女も中学に入り昇格の予定でしたが、とても残念がっていました。 部活の関係で冬休みが一番行きやすくなってきたので、これからは冬に行こうとチェーンも買いました。冬なら雅樹雅からスキー場に送っていただけるしと、冬の運転とスキーの練習をかねて、今年1月に家族で初めてに日帰りでスキーにも行きました。 これから、新しいオーナーが同じように開いてくだされば、また一度は行きたいとは思いますが、ご主人の お料理と奥様が作って下さるあの雰囲気を二度と味わえないと思うとモチベーションが上がりません。
私達の「実家」である雅樹雅だけは無くなって欲しくないと思い、とても残念でなりません。雅樹雅は我が家の歴史。多くの楽しい、素敵な、ホットな、心安まる思い出ができました。本当にありがとうございました。
勝手にいろいろな思いをつらつら書かせていただきましたが、ご主人や奥様の方がきっと何万倍も残念に思われていらっしゃると思います。ご主人お父様の介護とのこと。バリアフリーペンションの幕を閉じようとの結論に至ったからには、いろいろ大変な状況があるのだとお察し申し上げます。
ご実家はどちらでしたっけ?この先お会いできる事は無くなってしまうとは思いますが、新居が決まりましたら、連絡先をお知らせいただければ嬉しいです。いつものうるさい年賀状を送らせていただきます。コーヒー雅樹雅を開店されましたら、いつかは必ずお世話になりたいと思います。本当は、「バリアフリーの宿 雅樹雅」を清里の地に再開して頂き、自分が介護される様になっても利用させていただきたいと思っています。 「いつかは家族で再び雅樹雅でおいしい食事とお泊まり」、夢として持ち続けて良いですか。 我が家も長く経験しておりますが、介護する人の心構えとして大切なことは、自分のやりたいことを決してあきらめないことだといいます。介護される方もそれを望んでいらっしゃると思います。何らかの方法で人の助けを借りて、お二人ともやりたいことをやり、夢を達成してください。
ご苦労様でした。 ありがとうございました。 お元気で
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