投稿日:2003年11月07日 (金) 14時24分
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ちょっと眠気とれる。
「なぜチャーシューの食べ方で卑しさが出るのか?」という 質問ありました。お答えしましょう。
ラーメンの上のチャーシューは普通1枚です。 丼が出てきてまずすることは「スープの味見」であることは ご理解いただけますね?出てきた瞬間に胡椒をかける人がい ますが、あれは「おっさん何すんねんな!」という感じです。 で、おもむろに麺を一口、スープとの絡まり具合を確かめつ つ、にんにく、胡椒などのスパイス類を入れるわけです。 ここでチャーシューの存在が気になりだすのです。 麺一口、スープ一口くらいでチャーシューに箸をつけると、 「はは〜ん、あなた日頃肉をくっていませんね。」という ような侮蔑の視線が飛んでくる。いや、実際には見ないの ですが雰囲気で判るのです。 逆に最後までチャーシューを残すと「あ、あなた丼の中で 一番高価なチャーシューを最後に楽しもうとしてますね。」 という無言の圧力を感じるのです。 しかしここでチャーシューを4等分して、それぞれのポイ ントで食べようとすれば「計画的なせせこましさ」を感じ させ、また、途中で何気なさを装おうとすれば、手に力が はいって取り落とすなどという事態になります。
かにかくにチャーシューほど食べ時が難しいものもありま せん。自意識過剰といえばそうなのですが、私がそう思う ならば、相手も必ずや思っているはず。 こうなるとおいしいラーメンも砂をかむようなものです。 これを防ぐために私は「チャーシューメン」を頼むのです。
木を隠すには森の中。 |
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