[298] 秦組Vol.6「くるくると死と嫉妬」 東池袋 あうるすぽっと 2014/12/3-12/11 |
- こっしー - 2014年12月31日 (水) 19時18分
11月5日から始まった舞台稽古。
前代未聞の稽古場見学という一般参加企画を経て、12月3日から11日まで全14公演が行われました。
きっかは、放火現場の事故で植物人間状態になってしまった消防士の兄「雨宮友哉」の妹 研修医の「雨宮希歩」を演じました。
「雨宮希歩」が勤める病院に運び込まれた、無差別殺人犯の患者と、その犯人に脳死状態にされた夫と寄り添う妻。 隣には希歩の兄「雨宮友哉」が眠るベッドと妻。
不老不死の薬を飲んで老いない「春香(新垣里沙)」と老いていく「友哉(丸尾 丸一郎)」の葛藤。
二つの物語で舞台は進んでいきます。
時間軸の解釈の難しい舞台でした。
きっかが演じた「雨宮希歩」さんの言葉で舞台がどんどん回っていきます。 主役といっても間違いではないくらい、重要な役柄を演じていました。
見た方々の置かれている状況で感じ方は様々です。 貼り付けたURLのTwitterまとめサイトを見ていただくと、いろんな感想を目にすることが出来ます。
僕は、妻を捜して回るおじいさんの「友哉」に、きっかが問いかけた言葉が今も印象に強く残っています。
「人を好きになることは素敵なことですか?」 「それがどんなに叶わない恋でも」 「どんだけ待っても絶対叶わないと分かっている恋でも」 「それでも人が人を好きになっても良いですか?」 「それでも人が人を好きになることは幸せな事ですか?」
2014年の最後にきっかの素敵な舞台に触れることが出来て幸せでした。
|
|