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読書週間 (2870)
日時:2012年10月26日 (金) 18時14分
名前:伝統


秋は読書の季節でもあります。

明日(10月27日)から、読書週間が始まります。
2012(第66回)読書週間 10月27日〜11月9日。

・・・

日本の国民教育の父と謳われた森信三氏は、次の言葉を残しております。


『人間も、読書をしなくなったら、
 それは死に瀕(ひん)した病人が、もはや食欲がなくなったのと同じで、

 なるほど肉体は生きていても、精神はすでに死んでいる証拠です。

 ところが人々の多くは、 この点が分からないようです。 』 

  <『修身教授録一日一言』より(致知出版社刊)> 


「人間の精神的弾力というものは、書物と取り組む力によって鍛えられるものです。

 また人間のたしなみというものは、言葉を慎むことから始まるものです」

  <『修身教授録一日一言』より(致知出版社刊)> 

・・・

【良書の与える力】

「ある書は味わうべきものである。また他の書は、呑み込むべきものである。
しかして、きわめて少数の書物は咀嚼してよく消化すべきものである」(ベーコン)

・・・

(スター・デーリー・著<谷口雅春先生・翻訳>『人類への福音』より)

【常に霊感的文章に接せよ】

私はかつてある女友達に、
「あなたは如何にして、そのような勝利と歓喜の精神を持ち続けることが出来るのですか」と
たずねたことがある。

すると、その友達は、
「朝の時間に神様からの呼びかけがあるのですもの」と彼女は言った。

「私はすばらしい本を手に入れて、寝床のそばに置いておくからです。
その本は、その内容にもふさわしく『呼びかけたまう神』という題の本なのです。
私は眼が覚めると、この本のその日のところの文章を読むのです。
すると、必ず良い報いが来るのです」

彼女は、自分の愛読書『呼びかけたまう神』(God Calling)によって、
その日の悟りの智慧を見出すのである。
この書は、私も切に読者に推奨したいと思う。

もし我々が自身(の心)を良書によって占領せしめるならば、
その良書は、我々を良き思想をもって満たしてくれるであろう。

サミュエル・ジョンソンは、その著『冒険者』という本の中で次のように書いているのである。

「道徳的及び宗教的文書をもって、自分の精神を養う人は、気のつかないうちに自然と善の方向
に進んで行くのである。たびたび心に育まれるところの想念は、遂にはそれが吸収されて善き
養分となり、幸福の花を開く時が来るであろう」

私は、神癒や、コンヴァージョン(回心)や、神への深き忍従や、魂の勝利についての、
証の体験文書を読む時に、私の感情は輝きを帯び、魂は法悦の歌を唄い、精神は鼓舞され、
インスピレーションを受け、徳にまで導かれるのである

           <感謝合掌 平成24年10月26日 頓首再拝>

読書百遍の意味 (2877)
日時:2012年10月27日 (土) 04時26分
名前:伝統

   (*「生活の智慧365章(P153)」より)

宇宙には、吾々がそれから避けることの出来ない法則があるのである。
それは、原因があれば必ず結果があるという法則である。

それは物質界に於いてもそうであるが精神界に於いてもそうであるということである。
そして精神界と物質界との連関に於いては、想うことは物質界に実現する原因となるということ
である。一切の文化的産物は人間が「想う」ことによって産み出されたのである。

「想うこと」も、その「想い」が強烈でなければ、それは潜在的に蓄積されたままであるが、
その蓄積が次第に増強されて来るときには、突如として強烈なる内圧力となって外界にそれが
顕れて来ることになるのである。

「読書百遍意おのずから通ず」という諺があるが、

「人間・神の子」の思想も、『生命の實相』を精読すること数十回を重ねるにしたがって、
「人間・神の子」の想念が潜在意識に愈々多く蓄積されついに爆発的な力となって、
その想念が現象的に具体化することになるのである。

           <感謝合掌 平成24年10月27日 頓首再拝>

『美人の日本語』より (2899)
日時:2012年10月27日 (土) 19時27分
名前:元白鳩会員

 今日から読書週間なのですね。

 ふだん私たちが何気なく使っている言葉の意味を4月1日から3月31日まで、1日1つずつ取り上げて解説して下さっている山下景子さんの『美人の日本語』(幻冬舎)

 10月27日のページを開くと 栞(しおり) という言葉がありました。

 本を読む時の目印として使っている栞ですが、その語源は 枝折(しおり)で、山道で枝を折って道しるべにしたことからきているのだそうです。

 そして、本を読む時の栞が一般的になったのは江戸時代からだそうで、それまでは竹や木を薄く削ったものを使っていたとか。

 「本は果てしない言葉の森。栞という言葉を本を読む時の目印に置きかえたのもよくわかります。心ゆくまで本の森をさまよってみましょうか」と山下景子さんは書かれています。いい文章です。

楽しい読書生活 (2917)
日時:2012年10月28日 (日) 04時27分
名前:伝統

”元白鳩会員 さま” ありがとうございます。

>「本は果てしない言葉の森。栞という言葉を本を読む時の目印に置きかえたのもよくわかります。
>心ゆくまで本の森をさまよってみましょうか」

読書週間にぴったりと合致した言葉ですね。本当にありがとうございます。


>山下景子さんの『美人の日本語』(幻冬舎)

いつも、素晴らしい書を紹介していただき感謝申し上げます。
早速、読んでみたいと思います。

・・・

さて、
吉田松陰の「士規七則 」に次の言葉があります。

一、人古今に通ぜず、聖賢を師とせずんは則ち鄙夫のみ、
  読書尚友、君子の事也

 (古今に通ぜず、聖賢を師としなければ、くだらぬ人物となってしまう。
  故に読書して古人を友とするは君子<立派な人間>の事である)

・・・・

以下は、渡部昇一氏による「楽しい読書生活」の紹介です。


楽しい読書生活

      *渡部昇一<上智大学名誉教授>(著)「楽しい読書生活」より

(1)読書は「精神の食べ物」である。

  @インターネット情報はサプリメントにすぎない。
   インターネットの普及とともに人々の読書時間はどんどん減っています。

  A安直な情報だけに頼っていたら日本人の精神は痩せ細ってしまいます。
   それはやがて日本という国の体力や気力を衰えさせるにちがいありません。

(2)30歳頃、ノーマン・ルイスの書いたボキャブラリービルディングの本に出会った。

  @この本は、読書を増やすことが大切だ、
   そうすれば本でも雑誌でも読めるし教養も高まる、と訴える本でした。

  Aその本にはこんな趣旨のことが書かれていました。

   「社員と課長はどこがちがうのか。課長のほうがたくさん単語を知っている。
   重役と社長はどこがちがうのか。社長のほうがたくさん単語を知っている。
   ボキャブラリーで社会的な地位が決まるのだ」

(3)古本屋へよく行く習慣も、読書家にとっては大切なこと。

  @古本屋通いをしているうちに、なんとなく自分に合った本がわかってくる。

  A昔から「欲しいと思っていた本はいつか古本屋で見つかる」という鉄則がある。

(4)本の良し悪しは、たくさん読んでいるうちに直感的にわかってくるもの。

   私の場合、英語の本であれば、まず装丁を見て次にパラパラとページをめくってみる
   だけで、良い本か読みたくない本か、だいたいわかる。

(5)あなたは繰り返し読む本を何冊ぐらいもっているだろうか。
   そしてそれはどんな本か。

   それがわかれば、あなたがどんな人か言い当てることができる、という言葉がある。
   その通りだと思う。

(6)論文を書くときは絶対に読書メモが必要。
   メモをした記憶があるのに、どうしてもその本が思い出せないときは潔く諦めること。

(7)世の中にはゆっくり読まなければ絶対にわからない本もある。

(8)口述本を軽視すべきではない。

   口述には、
  @大筋を外さず、
  Aしかも聞くに堪える内容がある、
   
   という大きな特徴がある。

(9)読書と辞書・事典

  @古い百科事典は貴重だ。

  A電子辞書より紙の辞書。
   従来の辞書がおいしい食事だとすれば、電子辞書はサプリメントのようなもの。

  B紙の辞書には電子辞書にはない長所がある。

(10)詩を読めば知力が高まる。

(11)本の品定め法は 「己に忠実であれ」 という一語に尽きます。

(12)時間と空間を自由に超えることのできるものとして文字が生まれたわけですから、
   文字の世界には、真に人間としての能力が働いた結果としての巨大な蓄積がある。

   その巨大なる蓄積に近づくいちばんよい方法は 「活字の船」 に乗って行くことである。
   すなわち読書であると、私は考えているのです。

           <感謝合掌 平成24年10月28日 頓首再拝>

生長の家の青年が、「聖典を読む」に当っての助言 (3059)
日時:2012年11月01日 (木) 04時29分
名前:伝統


   *「生長の家“本流宣言”掲示板」内スレッド「檄を飛ばした葵さんへ (714)」
     からの抜粋・編集です。

  
青年Aさま 他の青年会員の皆様へ <その一> (732)
日時:2011年04月21日 (木) 14時23分
名前:葵新吾

1.推奨「聖典」

(1)真の愛国心・を学ぶには、

   「限りなく日本を愛す(日本教文社刊)」・「第二青年の書(日本教文社刊)」・
   「日本を築くもの(日本教文社刊)・
   「中(みなか)のこころ(山口悌治著・日本教文社刊)」

(2)生命的国家論を学ぶには、

   「国のいのち人のいのち(日本教文社刊)」・
   「聖なる理想・国家・国民(日本教文社刊)」
   「實相研鑽・第二集(日本教文社刊)」・「無門関解釈、第六則(日本教文社刊)」

(3)日本国憲法論を学ぶには、

   「私の日本国憲法論(日本教文社刊)」・「憲法の正しい理解(日本教文社刊)」・
   「続・占領憲法下の日本(日本教文社刊)」・「占領憲法下の政治批判(日本教文社刊)」

(4)天皇制・天皇論を学ぶには、

   「天皇国日本(生長の家祭務部編著・日本教文社刊)」・
   「天皇のまつり(大野健雄著・日本教文社刊)」・
   「みやびと覇権(葦津珍彦著・日本教文社刊)」・
   「歴代天皇の御歌(小田村寅二郎、小柳陽太郎共著・日本教文社刊)」

(5)日本精神・日本文明を学ぶには、

   「限りなく日本を愛す(日本教文社刊)」・「神の真義とその理解(日本教文社刊)」・
   「万葉の世界と精神(山口悌治著・日本教文社刊)、
   「日本人のわすれもの(井上雅夫著・日本教文社刊)・
   「新世紀の宝庫日本(名越二荒之助・日本教文社)」・
   「中国が憧れた理想の国・日本(拳骨拓史著・草思社刊)」・
   「国民の文明史(中西輝政著・扶桑社刊)」

(6)日本神話の霊的解釈を学ぶには、

   「生命の實相第十二巻・(萬教帰一篇・下巻)」・
   「古事記と現代の預言(日本教文社刊)」・
   「古事記と日本国の世界的使命(光明思想社刊)」・
   「古事記神話入門(伊藤八郎著・光明思想社刊)」

(7)<真の生長の家青年の生き方>を学ぶには、

   「若人のための78章(日本教文社刊)・「青年の書(日本教文社刊)」・
   「人生を前進する(日本教文社刊)


   日本教文社刊の開祖・谷口雅春先生の御著書は、
   雅宣総裁が愛国心や国家意識や憲法改正を嫌って信徒に読ませないように絶版処分
   としているものが多いため手に入らない場合は、高齢者の信徒さんが持っておられる
   と思いますので、借りてでも読んでください。


2.聖典を正しく読む

(1)霊的レベルアップのために

   このようなことを知っていなければ、真の生長の家の青年とは言えず、
   一般社会の青年以下のレベルとなりますので、雅春先生のご本を通じて、
   世界最高の『唯神實相哲学』に触れ皆さん方の霊的レベルアップを図って行って下さい。

(2)真理を正しく把握するために

  @生長の家の正しい真理を理解するには、開祖・谷口雅春先生の書かれた御文章を
   直接に読むことです。

   それを、例えば、私が仮に分かりやすく解説したとしても、100%完全には
   解説できないのです。
   きわめて不十分な解説しか出来ないのです。

  A大切なことは、開祖・谷口雅春先生の“お悟りとしての<いのち>のひびき”を、
   その字間からその行間からそれを読む人が魂(生命)の奥底で五感六感を超えて
   感じ取って潜在意識に滲み通らせることであります。

   <いのち>が<いのち>するのであります。

  B同じようなことばを使い、文章を書いたにしても、
   生命の世界の最奥に達せられた人(『無』の関門を超えた人)と科学的分析知や
   美辞麗句の修辞学的知識の世界の人(『無』の関門を超えていない人)とでは、

   前者には<いのち>のひびきがあり、後者には<いのち>のひびきがありません。

   三代目・雅宣総裁の文章や祈りの言葉は後の場合に相当します。

   霊的直感智に優れた魂のレベルが高い人ほど開祖・谷口雅春先生の御文章と
   三代目・雅宣総裁の文章との霊的差違がよく分かるのでありますが、

   戦後教育の唯物価値観を強く持つ人はこの違いが解らず、
   三代目・雅宣総裁の文章や祈りの言葉を賞讃してしまうのであります。

   この様な点を宗教を信じ信仰の深化を目指す人達はシッカリと見極めなければなりません。

(3)聖典を読む際の心構え 

  @三代目・雅宣総裁は、唯物科学的分析知で読んでおりますが、
   その読書態度は間違いであります。唯物科学的分析知では『<いのち>の世界』の
   ことはわかりません。

  Aでは、如何なる心構えで読まねばならないか、
   については、開祖・谷口雅春先生は『生命の實相』第四巻の2ページで次のように
   書いていただいております。

   <<人の生命の實相に穿(うが)ち入るにはこれを霊的に理会することが必要です。
   頭で真理を理会するということは、真理の周囲を堂々巡りして真理の外的な姿を知るに
   過ぎません。

   霊的に真理を理会するということは、
   「生命の実相」そのものに全身全霊をもって貫き入り力の本源をつかむ事、
   黙読する・朗読する・目で読み・声で読み・声のリズムの中に自分を溶かし込んで読む、

   そして静かに端坐して「神想観」を行じ、行じ終わって動き出すとき神(愛)の生活を
   活きる。かくする時、知恵と愛との揃った生活が実現するのであります>>。

  B分かりやすく言い換えると、一切の批判精神をなくして只管(ひたすら)読む、
   丁度、乾いた海綿が水を吸うが如く、赤ん坊が母親の乳房を求めて膝をよじ登るが如き
   完全無我の心境で只管に読み進んで行くことであります。

  Cしかしまた、オレは“批判精神で読む”という人があっても構いませんが、
   その場合は同じ本を50回でも100回でも読むと最後はすべての疑問批判点は
   なくなるのであります。

   開祖・谷口雅春先生の御本はそういうようなものなのです。

   何故ならば、<『無』の関門>を透過せられた至上世界において
   宇宙の唯一絶対神からの御啓示(神示)を文字化・文章化せられたものだからであります。

   「生命の實相」の全身全霊による反復熟読と
   「神想観」の実修によって運命をも修正・開拓できるのであります。 

   合掌

   平成23年4月21日 返信 再拝

     *スレッド「檄を飛ばした葵さんへ (714)」
      →  http://bbs2.sekkaku.net/bbs/?id=sengen&mode=res&log=169

           <感謝合掌 平成24年11月1日 頓首再拝>

古典の日 (3386)
日時:2012年11月08日 (木) 20時10分
名前:伝統


谷口雅春先生は、古典を読めなくなると、
日本人は歴史なき浮浪の民に陥ってしまうと警告の鐘を鳴らし、
古典の重要性とその素養として歴史的仮名遣いの必要性を訴えておりました。


さて、1週間ほど過ぎてしまいましたが、
今月(11月)の1日は、法律で制定された初めての「古典の日」でした。

(1)制定の目的:国民の間に古典についての関心と理解を深めるようにする。

(2)11月1日とした理由
   :「紫式部日記」の寛弘5(1008)年11月1日の条に、
    「源氏物語」に関する記述が初めて登場したことによる。

(3)法律では「古典」について、文学のほか音楽、美術、伝統芸能など幅広い分野に
   おける古来の文化的所産と定めている。

   そのうえで古典の日には、国や地方自治体が古典に関する行事を実施し、
   家庭や学校、地域でも古典に親しむさまざまな機会を設けるよう努めることを
   求めている。

   (http://www.bunka.go.jp/bunka_gyousei/hourei/koten_houritsu.html )

   実際、それぞれの自治体では、試行錯誤ながら、種々の取り組みが始まっております。

(4)今年は「古事記」編纂(へんさん)から1300年、「方丈記」完成から800年にあたり、
   古典に対する関心が高まっている折でもあり、絶好のタイミングでの制定といえよう。


この機会に、あらためて、日本の古典や伝統芸能に目を向けてみるのも楽しいものです。

           <感謝合掌 平成24年11月8日 頓首再拝>

読書のチカラ (3404)
日時:2012年11月09日 (金) 06時05分
名前:伝統

今日11月9日は、読書週間の最終日です。

明治大学文学部教授の齋藤孝氏は、
古典を読むことの重要性を次のように述べております。

(1)古典的良書を避けて底の浅い本ばかりを読むということは、
   一軍でのプレーを恐れて万年二軍で満足しているようなもの。

(2)日本人に生れた以上、「源氏物語」を読めた人生と読めなかった人生とでは、
   いささか厚みが違うような気がする。


・・・

以下に、斎藤孝氏の著書「読書のチカラ」から、その要約を紹介いたします。


(1)プロローグ〜あらためて問う、本を読む意味
        〜逆境が人格を作る(トルストイ)

  @読書とは、人間がつくり上げた文化の中で、もっとも画期的な発明である。

   人類の発展の歴史は、本によって築かれ、
   また本に刻まれて受け継がれてきたといっても過言ではない。

  A今の時代は、思考力を伴う精神力が求められている。
   知識をベースに、自分の脳でものを考え、価値観を決めていく、
   それによって自分の立つ位置を決めていかねばならないのである。

   その思考力養成に読書は役に立つ。

  B思考のスピードだけでなく、
   本質を掴む力を養うのには相応の思考の深さが必要である。

  C今、若者の心の浅さが目立つ。
   ここに歯止めをかけるには、ねばり強く考える思考力を復活させるしかない。

   それには、一にもニにも読書である。

  D読書が足りない一方でネットばかりに頼っていると、
   結局は膨大な情報の上を漂流するだけで、まったく深まることがない。

   つまりネットをより有効に利用しようと思うなら、
   その分だけ精神や思考の深さを確保する必要があるということだ。

  E自分の思考を定着させたり、掘り下げたりする作業は、
   一人の空間・時間でなければできない。

   そういう場で、自分自身と向き合いながら他者の話を聞くのが読書なのである。

  F本を通じて、自分自身の心とつき合う。
   そういう道筋ないしワザというものを、若いうちに身につけることによって、
   次第に精神状況も変わるはずである。

   犯罪者の中にももう少し本を読んでいればよかったと後悔している人が多い。

  Gおよそ人類が到達してきた思考は、きわめて深いのである。
   それは、地層の奥深く流れる清らかな地下水のようなものだ。

   活字を目で追うのは疲れるし、時間もかかる。
   その意味では、まったく今風ではない。

   しかし、その忍耐を越えることによって、初めて清流にたどり着けるのである。


    〜精神的に向上心のないものは馬鹿だ〜
               (夏目漱石「こころ」より)

(2)私たちを動かす「見えないチカラ」
   〜学びて思わざれば即ちくらし、
     思いて学ばざれば即ち殆(あやう)し  (孔子)

  @今の学生には自分自身と交渉するチカラが足りない。

  A経営者は、社員や取引先の責任を負っているから、莫大なストレスを受けている。
   読書は、そのストレスとうまくつき合うための素晴らしい手段だ。

   経営者にとっての読書のメリットは2つ。

   一つは、一人の時間を作ることで精神のバランスを取りもどせること。

   もう一つは、「経営者に欠かせない決断力・判断力を磨く術になる」ということだ。

  B読書量が増えてくれば、その分だけ視点も増える。
   つまり”多視点思考”が可能になる。

  C先行者の大事な言葉と出会うということは、
   ある種の遺伝子の1個をオンにすることに等しい。

  D古典的良書を避けて底の浅い本ばかりを読むということは、
   一軍でのプレーを恐れて万年二軍で満足しているようなもの。

  E本を読む意義
   ・情報を得るための読書。
   ・一人の時間を楽しく有意義に過ごすための頭の中で
    イマジネーションをふくらませる読書。
   ・自分を鍛え、精神を豊かにするための読書。

(3)人生は「出会い」で決まる
   〜万人向きの書物は常に悪臭を放つ書物である(ニーチェ)

  @書店は”興味引き出し空間”だ。
  Aそもそも「興味・関心」や「好き嫌い」といった感覚自体が実にいい加減なもの。

  B新聞で興味・関心を喚起せよ。
   新聞なら興味・関心のないニュースでも必然的に目に入る。
   ネットだと自分の好みのないものしか見ない。

  Cざっと諸情報を組み合わせることで、
   複眼的な視点でものごとを見る力がつく。

  D読書の偉大な醍醐味は、所詮は活字の羅列にすぎないものが、
   頭の中でどんどん映像になり、声になることだ。

  E「天才」の人生ほどヒントは多い。
   異能の人と接するチャンス。

   何か自分に活かせる点はないか、という視点で読むのがコツ。

  F伝記等を読むことは、偉人たちの輝きを味方につけるということでもある。
   自分のロールモデルとして取り込む、と言い換えてもよい。

  G「ベストセラー=良書」とは限らない。

  H難解な本は「良書」ではない。
   物事の本質をよく分かっている人ほど、ズバッと言い切るから、
   結果的に文章もわかりやすくなる。

  I結論ありきの本は読む価値がない。

(4)私たちに残された叡智について
   〜必要な思想は三千年前につきたかもしれない。
    われわれはただ古い薪に新しい炎を加えるだけであろう。
                 (芥川龍之介「河童」より)

  @良書を読むことこそ、人生の中心に据えるべきである。
   これが生活習慣の中に定着すれば、
   個々人の充足度・幸福度はもっと上がるはずである。

   一人ひとりが精神的に強く、読解力が高く、したがって知性でものごとを
   見きわめられるとすれば、その国が栄えないわけがない。

   むしろ、これこそが豊かな国をつくるもっとも確実な道ではないだろうか。

  Aもともと日本語は表現力豊かな言語だった。
   だからこそ『万葉集』にあるような豊かな歌が数多く詠まれたのである。

   そこに中国の漢字文化が加わることで、抽象概念も爆発的に獲得した。
   漢字の音読みも訓読みも併用し、熟語を活用することで、
   精神世界がビックバンのように広がったのである。

  B日本人は、自動的に漢字変換することに慣れており、
   それだけで日本語は、音声言語というより、
   ”読み書き言語”であるといえるだろう。

   したがって、漢字変換力がなければ、知的な会話は成り立たない。

  C漢字能力の低下はコミュニケーション能力の低下を招く。
   この能力を鍛えるには、読書が圧倒的に有効だ。

  Dかっての小説家は大教養人でもあった。
   作家の山田詠美さんも、かつて芥川賞の選考評で、
   「小説を書くのは、世界文学などを読み込んでからにして」と述べられていた。

  E物語の源泉はすべて神話にある。

  F古典つまみ食いの技法〜難解なら解説書からアプローチせよ

   日本人に生れた以上、「源氏物語」を読めた人生と読めなかった人生とでは、
   いささか厚みが違うような気がする。

(5)読書を続ける5つの習慣
   〜良き書物を読むことは、過去の最も優れた人達と会話をか
    わすようなものである(デカルト)

  @「自問自考」のすすめ
   ・問いがあるから人は関心を持ち、何か答えを導き出そうとする。
    どれほど優秀な頭脳があっても、問いがなければ何も始まらないのである。

   ・「問題発見能力」は社会人必須。
    経験の蓄積が問題発見の大きな力となっている。
    本の中にはさまざまな人の経験が詰め込まれている。

    読書の大きなメリットの一つは、
    それによって他人の経験を自分の経験のように”錯覚”できることだ。

  A活字を目で追うだけが読書ではない。
   ・素読の良さを見なおそう。
   ・子供への読み聞かせも効果的。
   ・朗読「CD」の面白さ。

  B書棚があるだけで頭は良くなる。
   ・書籍とは、自分の記憶装置のようなもの。
   ・蔵書は自分だけの一生の宝になる。

  C「1日1冊」本を読むいちばん簡単な方法
   ・難解な部分は「飛ばし読み」も可。
    意味が読み取れなかったとしても読者の責任ではない。
   ・あえて「読書タイム」の設定を。
   ・移動中、入浴中・・・、「どこでも読書」
   ・本を買ったら喫茶店に立ち寄ってその本を読むのが一番おすすめ。

   とにもかくにも重要なのは、まず日常の中で本を読む習慣をつけることだ。
   何も読まずに一日を過ごすことは、知的なトレーニングをサボることに等しい。
   脳は鈍るし、場合によっては退化する。それぐらいに考えても差し支えないだろう。

  D「アウトプット」で本は血となり肉となる
   ・読んだ内容を1〜2分程度で説明できるか。
    自分の感性や経験を主体として語ること、本の一部を引用しながら説明すること。

   ・ブログやTwitterに感想を書くのも有効。

(6)読書力10倍アップの技法
   〜絶えず読むだけで、読んだことを後でさらに考えてみなければ、
    精神の中に根をおろすこともなく、多くは失われてしまう。(ショウペンハウエル)

  @「変換読み」で自分に引きつける。
  A「師事読み」で”師匠”の世界に没入せよ。
  B「レーベル読み」というブランド志向。
  C「拠点読み」で知識を集約しよう。
  D親しみが増す「つっこみ読み」。
  E一瞬の出会いも逃さない「一期一会読み」。
  F長編小説を一気に読み切る「快速読み」。
  G「飛ばし読み」には意外なメリット
    〜読書力に自信、飛ばした部分を類推する力を養う。

(7)あとがきにかえて〜人は本を読むことで大人になる

  @心にいつも賢者の森を。
  A読書しなければ人にあらず。
  B「読書する人生」は前へ歩き続ける人生だ。

           <感謝合掌 平成24年11月9日 頓首再拝>

神を全身全霊をもって体感するには (3467)
日時:2012年11月11日 (日) 04時53分
名前:伝統


     *「神と偕に生きる真理365章」(P50)より

正しく「神」を知り、本当の「神」に接するには神罰や仏罰を説かない、
偏りのない「愛の神」を説く経典又は著述を読まなければならない。

しかし読書だけでは、頭脳がその方向に振り向くだけであって、
必ずしも全生命が神と一体感を得るとは限らないのである。

もっとも『生命の實相』を読んでその文章の力、言葉の力によって、
忽然脊椎カリエスが治ったと云う人の中には、
ただ読書だけで自己内在の神を体感し得た人もあるけれども、

万人が万人とも読書だけで、「内在の神」を全身全霊をもって
体得する訳には行きかねる。

其処で神想観の実修が必要になるのである。

私たちは「神があらわるれば乃(すなわ)ち善となり、義となり、
慈悲となり、調和おのずから備わり、一切の生物ところを得て争うものなく、
相食むものなく、苦しむことなく、乏しきものなし」と教えられている。

神を顕わすのが神想観である。

           <感謝合掌 平成24年11月11日 頓首再拝>



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