墓参と家運の話 (529) |
- 日時:2014年09月21日 (日) 04時53分
名前:伝統
墓参の功徳については、光明掲示板・第二においても紹介しておりますが、 今回は、橋本徹馬師による著書からのお話を紹介いたします。
*「墓参と家運の話」橋本徹馬・著(序文)より
人は皆、幸福を求めているが、然し実際幸福を得ている人は少ない。
それは幸福を求める道を知らぬからである。 幸福への道を簡単にいうと、
(1)親に孝行すること。
どんな親でも不幸をすると必ず不幸を招くが、それを知らぬ人が多い。 その親は自分が選んだ親であるから、親が気に入らぬからとて、不満を持ったり、 怒ったりしてすむことではないのである。
(2)先祖の墓参や仏壇での供養をよくすること。
木に例えれば親先祖は根であり、当主は幹である。子孫は枝葉である。 根を大切にせねば、幹も枝葉も栄えぬ道理であろう。
この分かりきったことを気づかずに、墓参や供養を怠る者がある。 それで栄えようとするのは無理である。
(3)子供を墓参に度々連れていくこと。
誰でもわが子が良い子に育つことを望むが、そのための一番大事なことは、 親がその親に孝行するさまを子に見せておくこと (殊更に見せるのではないが)。
並びに墓参に連れていくことである。 親が墓参をして子にも拝ませ、その家の先祖のことを何かと墓前で語り聞かせる。
そうするうちに子供心に家系の尊いこと、家名の重んずべきことなどが、 子供の身に沁みて分かってくる。
あの爆弾テロの連中やゲバ学生などの多くは、 墓参に連れていかれたことのない人たちである。 あの人たちは家系とか家名とかいわれても、何のことだか分からない。
あのような子を持って苦しむ親は、自分たちの不行届を反省すべきである。
(4)次にはその親たる者が平素欲張らずに、人のため人のためと考えて世に立つ。
そうして私たちの親は正しいという感を、子供に植えつけておくことである。 それが子供の親に対する心からなる尊敬心ともなり、 従って子供が世に立つうえにおいても、正しい指針となる。
つまり晩年の親は、正しいわが子の成長ぶりを喜ぶことができるのである。
(5)神仏はもちろん親先祖や自然にも常に感謝の心を持つことである。
その感謝のうちにこそ、こちらの心が神仏に通じ、神仏の加護がうけられるのである。
墓参の大事なことを知る人なら、これらのことは皆よく分かるはずである。
<感謝合掌 平成26年9月21日 頓首再拝>
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