[43] 無題 |
- マリーゴールド - 2013年01月12日 (土) 15時51分
○ 八月三日京都圓山公園音楽堂での講演会は生長の家はじめての野外講演会でございましたが集る人無慮一万一千と註せられ、野外で無料ですから聴衆の出入自由で喧噪を極めるかとも思われていましたが、入場の人たちはいづれも釘付けのような静けさで、一旦場内に入った人達は一人として立去らないでいましたのには生長の家の思想が現代の社会に如何に切実に求められているかの例証として、私も甚だ感激した次第でございます。
斯くの如き成功を勝ち得ました陰には京都誌友の熱心懸命の努力があったことは勿論で、深く感謝する次第でございます。
○ 圓山公園の音楽堂は未だ嘗て一度も宗教講演にも、収容団体の講演にも貸したことが無かった由なのを、京都市社会教育課後援という公然の触れ出しで貸して頂けたのでございますから、生長の家の社会認識も斯くの如く深まってまいりましたことが窺われます。
善きものは隠忍自重コツコツ社会に貢献している中には必ず認められるものでございます。
○ 八月叡山の講習会が終りまして下山するとすぐ大阪中央公会堂の講演会にまいりました。折柄雨がしとしとと降っています。十日土曜日の宵であります。
その雨にも拘らず定刻の一時間前に、さしも日本一に広い大阪中央公会堂も、座席は勿論、通路と云わず、咳の左右の空地と云わず、演壇の周囲までも聴衆で埋められ、警察の注意があって入場不可能になった方もあった由でございます。
この人気、この熱情、ただ感激の泪に咽ぶのみでございます。
|
|