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[617] - 投稿者：SHO
期待した僕がバカだった
「誰にもあげるつもりはない」と一言
人々は チョコレート 浮かれ気分
こんな気持ちは僕だけかい？
「欲しいって素直に言えばいいのに」
そんなわけにはいかない 僕のプライド
義理はいらない そんな心も
いつしか後悔となった
「彼女からもらいました」
今日だけは親友が 殺人犯
死んでいく僕の心
チョコも君も好きなのに
世間はバレンタイン 我を忘れ
星やハートが目にくらむ
赤いダウンを羽織った女の人は
忙しそうに愛なきモノを配り回る
女の人って恐ろしいね
ホントの心は今どこに？
ベンチに座り寄り添うカップル
目の前でキスをされ
僕は目のやり場に困る
そんなこんなで２３時
バレンタインもあとわずか
今年も無いかと苦笑い
突然鳴り出す携帯電話
電話の相手は大好きなあの娘
「今、大丈夫？」「大丈夫」
一人家であの娘を待つ
三度のノック ドアを開けると
あの娘の姿 渡されたのは小さな箱
開けてみるとチョコとメッセージ
紙を広げ 読んだ
最後の行が「好きでした」
家で一人喜ぶ
バレンタインもあとわずか
好きになるって素晴らしい
本当の意味がわかった気がするよ
バレンタインの夜に
世間はバレンタイン 我を忘れ
星やハートが目にくらむ
甘い香りが町いっぱい
忘れられない恋の味
(
2013年02月16日 (土) 11時13分 )
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