現在、世界でいちばん長い川はアマゾン川で、以下、ナイル川、長江、ミシシッピ川と続きます。ですが年輩の方のなかには、「ミシシッピ川がいちばん長い」と学校で習った人もいるでしょう。当時の教科書にはたしかにミシシッピ川が世界一と書かれていました。とはいってもここ数十年のうちに、アマゾン川やナイル川が長くなったわけではありません。調査が進み、新しい水源が発見されるたびに川の長さは修正されるのです。流域面積では、アマゾン川がだんぜんで、その面積たるや日本の国土の約二〇倍といいますから、とほうもない広さです。支流ネグロ川と本流が合流するマナウス付近。蛇行するアマゾンの川面では、「アグアブランカ」と呼ばれる白い水と「アグアブレッタ」と呼ばれる黒い水がぶつかりあい、ときに巨大な渦をつくります。アンデス山中その源を発し、大西洋に注ぐアマゾン河総延長8300km、ナイル川よりも1610kmも長く水系のネットワークの流域面積は705万平方キロメートルで南アメリカ大陸の40%以上を占めており世界第2位のコンゴ川の約2倍もある。さらに驚くのは年平均流水量だ22万5000トン世界2位以下の13大河をあわせた以上の流水量何もかも断トツの世界一の超大河アマゾンスケールは世界の大河とはまるで違う。幻の源流はアンタレナンス付近のアルペンチノ湖付近の山の氷河が源流となっていることが分かってきた。オグリマップ川よりさらに下流のウカヤリ川に合流している強い流れが発見されてこの川がアンデス山脈の氷河の下側を縫うように流れて合流していたのだ。この川はなんと南米大陸アンデス山脈の最南端のアルペンチノ湖付近の山が源流だった。この付近はしょうがでグリーンランドや南極大陸状態になっている。海抜以下まで氷の山なのだ。幻のアマゾン川の源流といわれる、この山からは「15少年漂流記」で有名なハノーバ島が天気がいいと見えるそうだ。まだ探検中でなんともいえないが、これが本当だとアマゾン川の長さはなんと2万KM以上にもなる。ここにはかつてインディオたちの世界がひらけていました。しかし、今世紀になって西欧文明がアマゾンの密林へはいりだすと、彼らは安住の地を捨て、ジャングルの奥深くへ去っていきました。現在、白い水と黒い水が合流する地点には近代的なホテルがそびえています。
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