アマゾン川の源流は、万年雪を頂くアンデス山脈です。その雪解け水が複数の小川を作り出し、それらがひとつの大きな流れとなって南米大陸を横断し、ベレン付近で大西洋へと流れ込んでいます。長さは6300kmに及び、支流が多く水深も深いため、流域面積と水量では世界第1位となります。その深さゆえ、マナウスまで遠洋航海船が航行することができます。また雨季(12〜5月)には、乾季(6〜11月)に比べて水深が8〜10mも増し、川幅は河口付近で580km、河口から1900km内陸に入ったところでも120kmを超えるため、ボートで繰り出せば、対岸のない土色の海がどこまでも続いているように見えます。アンデス山中その源を発し、大西洋に注ぐアマゾン河総延長8300km、ナイル川よりも1610kmも長く水系のネットワークの流域面積は705万平方キロメートルで南アメリカ大陸の40%以上を占めており世界第2位のコンゴ川の約2倍もある。さらに驚くのは年平均流水量だ22万5000トン世界2位以下の13大河をあわせた以上の流水量何もかも断トツの世界一の超大河アマゾンスケールは世界の大河とはまるで違う。幻の源流はアンタレナンス付近のアルペンチノ湖付近の山の氷河が源流となっていることが分かってきた。オグリマップ川よりさらに下流のウカヤリ川に合流している強い流れが発見されてこの川がアンデス山脈の氷河の下側を縫うように流れて合流していたのだ。この川はなんと南米大陸アンデス山脈の最南端のアルペンチノ湖付近の山が源流だった。この付近はしょうがでグリーンランドや南極大陸状態になっている。海抜以下まで氷の山なのだ。幻のアマゾン川の源流といわれる、この山からは「15少年漂流記」で有名なハノーバ島が天気がいいと見えるそうだ。まだ探検中でなんともいえないが、これが本当だとアマゾン川の長さはなんと2万KM以上にもなる。また、アマゾン川は上流と河口付近との標高差が非常に小さいため、主に2〜4月の大潮の時期に海の潮が川の水位より高くなり、大西洋の海水が上流に向かって数百km逆流する現象(ポロロッカ)が起こることがあります。その波は、時速15〜20km、高さは6mを超えることもあります。 アマゾン川流域が形成されたのはとても古く、2〜5億年前の古生代にまで遡ります。そのため、「セルバ」*と呼ばれる熱帯雨林や水中の世界でも、豊かで多様性に富んだ動植物が見られます。1億年以上前から姿を変えることのない古代魚を始め、このアマゾン川流域では大西洋で見られるよりも多い2000種類以上の魚が発見されています。古代魚の代表ピラルクーは肺を使って呼吸する能力が備わっていたため、海水の浸入、雨季と乾季の水位の変動など、激変するこのアマゾンの環境の中で生き残ってこられたのだと考えられています。
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