ペルーアマゾン最大の都市イキートスに到着してまず目に付くのがモトタクシー(現地ではモトカーロと呼ぶ)がエンジン音を響かせ、すごい台数で街中を走り回っていることである。モトタクシーとは日本のホンダやスズキのバイクの後ろに屋根付きのリヤカーみたいな物をつけただけのもので市民の足としてどこへ行くにもみんなが利用している。車のタクシーもわずかに走っているがほとんどの車にはエアコンが付いていないためモトタクシーに乗ったほうが風を直接うけるため気持ちがいい。道路脇に立っているとモトタクシーが通るたびに運転手が口笛を鳴らして乗るかどうか聞いてくる。だいたい1〜2Kmぐらいの距離であれば1ソル(約35円)ぐらいで乗せてもらえるので2〜3人で乗ればかなり安い。イキートスの日中は中心街でも人影まばらだが夕方になるとどこからともなく人々が集まってくる。友達同士でブラブラと歩いていたり、オープンバーでカップルや若者のグループが酒を飲んだり、アマゾン川脇の公園のベンチに座って通りいく人を見ている人など色々な人がいる。アンデス山中その源を発し、大西洋に注ぐアマゾン河総延長8300km、ナイル川よりも1610kmも長く水系のネットワークの流域面積は705万平方キロメートルで南アメリカ大陸の40%以上を占めており世界第2位のコンゴ川の約2倍もある。さらに驚くのは年平均流水量だ22万5000トン世界2位以下の13大河をあわせた以上の流水量何もかも断トツの世界一の超大河アマゾンスケールは世界の大河とはまるで違う。幻の源流はアンタレナンス付近のアルペンチノ湖付近の山の氷河が源流となっていることが分かってきた。オグリマップ川よりさらに下流のウカヤリ川に合流している強い流れが発見されてこの川がアンデス山脈の氷河の下側を縫うように流れて合流していたのだ。この川はなんと南米大陸アンデス山脈の最南端のアルペンチノ湖付近の山が源流だった。この付近はしょうがでグリーンランドや南極大陸状態になっている。海抜以下まで氷の山なのだ。幻のアマゾン川の源流といわれる、この山からは「15少年漂流記」で有名なハノーバ島が天気がいいと見えるそうだ。まだ探検中でなんともいえないが、これが本当だとアマゾン川の長さはなんと2万KM以上にもなる。週末になると道路や公園に野外ステージが組まれテクノ・クンビアというサルサとクンビアを混ぜたビートのある曲が大音量で流れ、それに合わせて女性ダンサーがステージで踊っている。アマゾン川脇の公園では大道芸人が観光客や地元の人相手にパフォーマンスを見せている。この公園で驚いたのがアンデスの高地にいるはずのアルパカというラクダみたいな動物を連れている人がいて子供達と一緒に写真を撮ってはお金を貰っていた。 この人は仕事が終わるとアルパカと一緒にモトタクシーに乗って帰って行ったのには笑ってしまった。
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