[10544] - 投稿者:繰る名
街灯の当たらない暗がりでさえ、そこに貴女が在る気がしたんです。
手探りでも、ホントウの貴女を見つけ出したかった。
苦しみも哀しみも、共に感じよう…なんて。
貴女にとってはイラナイ誓いでしたか…?
それでも、
…危ういと、思ったんです。
機械仕掛けの人形のような私と違い、貴女はもっと…儚い。
だからこそ、守ってみせたかった。
飾らない貴女の方が、生々しすぎるキズアトを残していくから…。
そして、
…貴女はきっと、貴女自身にナイフを翳すから。
…だから。
振り下ろそうとする両手ごと、包み込んで抱きしめるのです。
明けない夜はないのだと。
貴女に知って、感じてもらうために。
この狂気が終わったのなら、またヒトツ約束をしましょう。
喜びと幸せを…共に感じよう、と。
…ソレデモコノ夜ガオワラナケレバ貴女トトモニ私モ闇ヲサマヨイマショウ。 永遠ノネムリモ、貴女トナラバ、ワルクナイ。
(
2009年10月13日 (火) 22時02分 )
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- RES -
[10545] - 投稿者:繰る名
光を嫌っていたのよ、ずっと前から。
君が私を探しているのは知ってたの。
それでも、君の約束はね、メイワクだった。
私の苦しみを分かち合う人間など、イラナイ。
でもさ。
諦めの悪い君はまた、おせっかいを焼くの。
この儚さがなければ、生きている意味なんてないのよ…いいかげん、わかって。
守る…?笑わせないで。
このキズアトがあるから、私の存在が在るの。
また。
…君は何にも分かっていないわ。
…なんで?
この手を止めて、私を愛おしそうに抱くの?
私を想うなら、朝焼けのように光る刃を貫いてよ。
知らなくても、感じなくてもいいものだってあるの。
この滑稽な夜が明けたのならもう、君との誓いは全て捨てる。
…私のホントウの喜びも幸せも知らないくせに。
キット君ハワカッテイナイ。ホントノハカナサ、ホントノモロサ、ホントノクツウ。
(
2009年10月13日 (火) 22時24分 )
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