[10574]白のヴェール - 投稿者：瑠璃

気がつけばいつも恐れてばかりで
　　　　暗い部屋で独り泣いてばかりいた　　　

だけど、あなたは守るといった
私を背に、傷だらけのあなた


あなたが側に居るならば
私、変われるかな
あなた守れるかな・・・


か弱い腕でも、あなた抱き寄せるよ
身体はね？　ほら・・・
こんなに弱いけど

あなたとなら
心は強くなれるの



私には何もない
ずっと、うずくまってただけだから
あなたが持ってないものなんて
きっとない

だけど私は
あなたを抱きしめるため産まれたの

羽ばたくには不向きな腕だけど
あなたを受け止める為この腕があるの

この詞は口には出せない
きっとね、嗚呼
あなた笑うでしょ？


だけど、知ってる
ねぇ？伝わってる？


この瞳は正直すぎて
時々あなたを困らせるけど
せめて、あなたが寝ているときには
陽だまりになろう



ねぇ
あなたが居るから
今私は笑ってるのよ

ねぇ
あなたが居たから
私は強くなれたんだ



愛する人が
側に居る

愛してくれる

愛せる確率
愛される、確率

"愛する人が、自分を好きになる”

　　　　　なんて

低い確率の中で出逢えたの



同じ重さで
同じ距離で

愛し合うのは
違う人間だから
難しいけど

私とあなたが違うから
きっと愛せたのでしょう


だから、あなたがあなたで良かった
私が、私でよかった

分かり合うために
愛を使えあうために


もっと
もっと
二人で居ようって・・・

ずっと
ずっと
離れず居ようって・・・


痛いくらいの切なさで
嗚呼・・・
共に、生きよう













　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ねぇ、覚えててね？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　私はあなたが大好きよ

( URL 2009年11月19日 (木) 20時45分 )

- RES -

[10575] - 投稿者：瑠璃

以前此処で書かせていただいた「君を、飼う」の続編です＾＾
今回は“君”目線で。
感想、アドバイス
いただけましたら幸いです

( URL 2009年11月19日 (木) 20時46分 )