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[10751]生きる - 投稿者:札中A斬

生きる


 ぼくは幼いころから
 暗いクライこの道を歩いている
 今は臭い水の横を歩いている
 
 しばらくたって
 ぼくの目には
 遠くに見える水の色が
 ねずみ色に見えた
 
 そこにかけよると
 うえからまぶしいものが
 ぼくをおそった
 
 そのまぶしさから
 にげることもできた
 でも、ぼくはそこにつっこんだ
 さらにつっこんだ

 タッタ、タッタという音が聞こえた

 その音はだんだん大きくなる 

 でもつっこんだ

 そして
 たくさんある穴の真ん中から
 ぼくはとびだしたんだ

 ぼくの目の前には
 黒くて長く鋭い振り子が
 何度もかすめていく
 こわかった
 こわかった
 ぼくはこのこわさよりも
 新しい世界が知りたかった
 
 ゆっくり歩き出すと
 目の前から振り子が消えた

 大きく広がる
 白とねずみ色の世界
 ぼくは六本の足を
 震わせながら動かした

 三歩六歩九歩
 新しい世界を
 噛みしめながら

 突然
 大きな影がぼくをのみこんだ
 すごい音をたてて

 
 恐怖で目を瞑ったぼくを
 影は何度ものみこんだ

 音が振り子に変わり
 目をあけた僕の目の目前には
 あの世界で唯一の友達・ねずみさんが
 ぐちゃぐちゃになって死んでいた

 ねずみさんを避けるようにして
 振り子たちが動いている
 ぼくはねずみさんにお別れを告げ
 振り子の中に入っていった

 するりするり
 とはいかながったが
 被害は右触覚の先一センチにとどめ
 振り子ゾーンから抜けだした

 あの世界が長いせいか
 ぼくは暗い道に入っていった

 その道をさらに進むと
 僕の鼻においしそうな匂いの風が
 当たり、ぼくは自然と
 それにつられ
 壁に登っていた 
 

 ブーン 
 という断続的に続く音と
 その匂いが大きくなり
 ぼくはパッと上を見上げた
 すごい速さで何かが回っていたので
 怖くて足を止めた。
 ぼくは振り子のように
 すり抜けようと思ったけど
 あまりの速さに腰を抜かし
 そこから動けなくなった
 でもおいしい匂いがぼくの
 お腹を満たしてくれので
 苦ではなかった

「昼の部終了です」
 ガタン
 という音が聞こえあとに
 それが回転を遅くしてから止まった
 ぼくは新しくできた隙間を通って
 おいしい匂いのもとへ行くことにした
 

 短いトンネルを抜けたら
 そこは明るい場所だった

 
「おい。誰か殺してくれ」
「俺無理です」
「スプレーでいいすか?」
「スプレーはダメだ。厨房なんだから」
「もう男の癖に何しんてんのよ。私がやるわよ」
 大きな生物四匹が
 僕の方を見て何か言っている。

 次の瞬間
「捕まえたよ」
 ぼくの視界は真っ白になった
 驚いた僕は必死に動いた
 
「何こいつ気持ち悪い」
「早く潰して捨てろよ」
「潰すのは無理よ。あんた潰しなさいよ。ほら」
 ぼくは少し見えた隙間を
 めがけダイブした

「うわっ。飛んだよ」
「あんたが早く潰さないからでしょ」
 なんだかよくかわからなかった
 体が宙に浮いていた
 羽根をバタバタとさせて
 はじめての体験だった



 

( MAIL 2013年08月17日 (土) 02時59分 )

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