直木賞受賞作 新潮社 2003年
12の短編からなる1冊。
昔の思い出だったり、今の気持ちだったり、
切ない気分になったり、12の主人公の
それぞれのできごとを綴ったお話。
受賞作ということですごく期待して読んだけど
私の中では少し煮え切らない気分だったかなあ(^^;
普通に読んで普通に読み終えた感じ。(笑)
人の人生ってそんなにドラマチックでもなく…
それを淡々と描いている作品かなあ。
だから大きな感動もなく、かといってつまらないでもなく
共感できるようなそれでいて当たり前のような…(^^;
出会いがあれば別れもあり長く一緒にいると
お互い気分も感情もいろいろ変わってくる。
はっきりいえるのはいつまでも同じなことはありえない。
過ぎてしまった時間は取り戻せないってことかなあ?
時が刻む限り、その中で日々の生活を送る限り、
それは仕方のないことなんだろうなあと思う。
大切なのは、それを素直に受け止める自分かなあ。
そんなことをさりげなく?(←ここがポイント(笑))
教えてもらったような作品だったと思う。(#^^#)
しばらく江國さんの本読んでなかったけど
最近2冊読んでみてまたファン復活したかも。(^^)v