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[36]『白い巨塔』山崎豊子-------- ゆうちゃん♪ - 2005年01月29日 (土) 23時24分 -

『白い巨塔』山崎豊子 新潮文庫(新潮社)
1965〜1969年 文庫本1〜5巻

国立大学の医学部第一外科助教授・財前五郎が
東一派の妨害を巧みに交わしながらついに教授の座へ。
しかしそんな折り、彼は院内の医療ミス問題で
訴えられてしまい裁判が行われることに。
そして裁判の結果は?すべてが終わったとき…

子供の頃から家族にお奨めといわれてたのに
長すぎて手にとることのなかった『白い巨塔』
2003〜04年同名のドラマを見たことで
やっぱり原作で読まなきゃと思って読んだ。
約3ヶ月かかったけど…年越してる(--;)(笑)

小説3巻までが1回目の裁判で財前教授の勝訴で
一度終わっている。その後意見が寄せられたため
1年半おいて続編として4、5巻が刊行され
最終的には遺族の勝訴で終わることになった。
(本文あとがきより)

それだけ社会的反響の多い作品だったのだろう。
山崎さんの描く主人公のイメージがひたむきな
真面目な一途な人物が多かったからか
この作品の主人公のイメージは全く反対のキャラで
一般的に見ても許しがたい行動も感じたりしたけど
最後の締めくくり方がいかにも先端の技術を
持っていた医者の誇らしい最期であったと思う。
ドラマの俳優さんのイメージが強すぎて
小説を流し読みしちゃった部分もあるけど(^^;
裁判後の財前教授の人間らしい部分を読んだとき
なんだかホッとした気分になれた。(*^^*)
ドラマに比べると周りの人たちももっと
いい人にみえるのだけど…なぜだか?

医者も一人の人間だから財前教授の医療ミスも
そこまで裁かれなければならなかったのか?と
思う部分もあったけど、改めて小説読んでみると…
医療技術よりもむしろ、医者の姿勢のありかたについて
考えさせられた作品だったのかなあとも感じた。
医者も一人の人間というならば、
人としての誠意も必要だし、病気を治すだけが
医者の仕事ではないってことを考えて欲しかった…
そういう目線で見た時、やっぱり山崎さんの描く
主人公の共通点みたいなものも感じた。
財前教授も里見先生もきっと志は同じだったはず。
こういう結果になってしまったことに悔しさもあるけど
どちらの生き方もすばらしく輝いていると思いたい。
癌告知についてはとても難しい問題で
この作品が発表されてから何年もたつ今でも
いろいろな考え方があると思うけど…
個人的にはやっぱり告知はすべきでないと思ってます。
もちろんその人によりけりなんだろうけどね。
私もひとごとではない部分もあったので
いろいろ考えてみる機会ができました。
読み応えのある一冊でした!ツカレタ…(笑)



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