新撰組顛末記 永倉新八
新人物往来社 1998年
新撰組幹部の中で生き残った永倉新八氏が
死の直前に語り残した新撰組体験談。
永倉新八氏の手記を新聞に掲載したものなので
文体がややよみづらい部分もあった。
小説とは違って盛り上がりとかドラマチックな
要素はやっぱりなかったので…(^^;
明治以降も有名だった新撰組の噂は
当時かなり流れていたのではないかと思う。
その中で真実を、彼らの生きた姿を残しておきたい
そんな気持ちからできた1冊のような気がする。
ちょっとしたエピソードがいくつもあり、
永倉新八氏の人生は最期まで、気持ちは仲間たちとともに
新撰組の隊員の一人だったような感じも受けた。
あの同士とか仲間とかは今の私たちには想像できないくらい
結束力も強かったのかなあと思う。
刀がそこに存在してなければとてもステキな仲間たち
だったかもしれないのに…
あの時代に生きた人たちの本当の姿を見れる機会を
今の私たちにチャンスをくれた1冊に感謝したい気分です♪