2006 / 08 / 05 ( Sat ) 09:32
ぼくの靴音 堂本 剛 (2005/12)集英社
剛くんがMyojoに連載してたエッセイを1冊の本にしたものです。
タレントさんが、アイドルさんが、というイメージが
強いかもしれませんが、読んでみるとそういう抵抗感どころか
人間にとってとても大切なエッセンスがいっぱいつまってる
そういうエッセイの1冊です…
剛くんが19歳から25歳まで。
仕事の話も少し出てくるし、時には若いなあ、
少年だなあ、まだこんなこと言っちゃって…
みたいなページもありますが、
彼は本当に生きていくための大切なものを
何気なく語ってくれています。
私は何度も落ち込んだとき、凹んだとき
少しずつ読んでいきました。
なのでこんなに読了に時間かかりました(笑)
剛くんはいろんな楽曲や芸能活動から見ても
言葉の表現がとても豊かでおしゃれです。
芸術的センスといえばいいのでしょうかー。
なので、本文には哲学的な難しいこともかかれてるのに
それがとてもわかりやすい言葉ですーーーっと
読んでいる人たちへ伝わっていきます。
芸能人だから、私たちと生活が違うんだもの、
なんて思わずにこの本を手にとって見ると
剛くんがとても近くにいるのが自然に思えてきます。
(実際ファンしてる私たちにはやっぱり遠いのですが…d(^-^)ネ!)
時々剛くんちって仏教徒の信仰の篤いおうちかなあと
思ったりしました。哲学的な考え方が多かったのですよ。
かくいう私ん家がそうだから思ったのですが…(^^;
2色刷りですが写真も使われてて剛くんの表情も精神面でも
とても変わっていくのが感じられました。
ちなみにMyojo掲載時はもっと写真が大きくていっぱいありましたよ!
文庫本化にするとその辺が少しさみしくなりますね〜。
最後のページにある奈良公園の鹿との写真がホッとさせてくれます。
このエッセイを書いてる時間の中で剛くんはきっと
たくさんの経験をし、大人になっていってると思います。
同じように読んだ私たちも…成長していけるといいな♪
命の大切さ、心のぬくもり、人の優しさ、切なさ
時にはつらい経験も、人と人との絆、家族・・・
そんなエッセンスであふれているボクの靴音でした。