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[61]『夜のピクニック』恩田陸 -------- ゆうちゃん♪ - 2006年10月15日 (日) 15時30分 -

2006 / 08 / 30 ( Wed ) 08:10
夜のピクニック
恩田 陸 (2004/07/31)
新潮社
 

夜を徹して八十キロを歩き通すという、
高校生活最後の一大イベント「歩行祭」=夜のピクニック
生徒たちは、親しい友人とよもやま話をしたり、
想い人への気持ちを打ち明け合ったりして一夜を過ごす。
そんななか、主人公貴子は一つの賭けを胸に秘めていた。
三年間わだかまった想いを清算するために―。
今まで誰にも話したことのない、とある秘密。
行事の直前にはアメリカへ転校したかつてのクラスメイトから、
奇妙な葉書が舞い込んでいた。
去来する思い出、予期せぬ闖入者、積み重なる疲労。
気ばかり焦り、何もできないままゴールは迫る―。(本書より)

▼ネタバレ・・・少しあるかもしれません(^^;

Open↓
タイトル聞いたときー本格派ミステリー?なんて想像した。
たまたま先に図書室も海を読んでしまったので
歩行祭=夜のピクニックだとわかりました・・・♪
恩田さんってナイスネーミングな方ですね

昨日まで読んでたネクロポリス読書中とは180度違って
後から読み始めたのに後半は一気にはまって読んでました!
不思議ですが好きなタイプの作品に出会うと
読むスピードも自然早くなってしまいます・・・。

歩行祭みたいな行事、学生のころってけっこうありますね。
さすがに80kmはあまりないでしょうが・・・
なんでこんなに歩かされるの?みたいな健足会とかありました。
あのときはうっとおしい行事なんだけど・・・
時が経って思い出すのは、こういうイベントなんでしょうね。

深夜という設定もちょっとドキドキしてしまう・・・
一般的に見れば小さな?、でも彼らにとっては大きな事件が
こそっとおきてしまったりする、きっかけができたり。
毎日の学校生活では起こらないだろうことが、
こういう場所では不思議にわいてきてしまう・・・。

異母兄弟の設定も私的には好きでした。
けんかしたことがあるわけでもないのに、
どことなく意識してしまう、憎んでしまう二人。
同学年というところもポイントなのでしょうね。
複雑な心理描写、なによりも彼ら2人の心の本音が
この作品最大のおもしろさ、につながってるような気がします。

貴子、も融も周りの友達たちの言葉に惹きつけられました。
なかなか思っていても言葉に出すのは難しい・・・のに。
異母兄弟の設定といえば、まひるの月を思い出します。
あの作品は兄妹仲のいい設定でしたが、少し複雑な心模様も
描かれていたように思います。一歩間違えればドロドロ?(^^;

あの作品もそうでしたが、貴子の母って魅力を感じますね。
ああいう風にお友達に言うところ。よく理解してる人だなあって。
そういう環境で育つと、高校生でも大人びて見えてきます。
でも許せないっていう融の気持ちもわからなくもありませんが。

複雑な心の迷路が歩行祭によって解けていく様子ー
完走したときなぜか心が晴れ晴れしてる感覚。
読了した私も同じ気持ちになれました。
もう一度図書室の海を読んだほうがいいのかも・・・
(設定を覚えているのにストーリーをイマイチ思い出せない)

お気に入り度 ★★★★★(★)おまけで120%



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