つきのふね
森 絵都 (1998/06)
講談社
自分だけがひとりだと思うなよ!
死ぬことと生きることについて考えてた。
どっちがいいか、どっちがらくか、どっちが正解か。
今までずっとそういうこと、考えてきた気がする。
あたしはちゃんとした高校生になれるのかな。
ちゃんとした大人になれるのかな。
ちゃんと生きていけるのかな。(本書より)
つきのふね 読了しました!
カラフル読んだ後、オススメですよ〜って教えてもらったので
すごく気になっていた作品でした。
森さんは児童文学の作家さんなんですよね。
図書館で最初なかなか見つからなくて。
児童書のコーナーいったらいくつかありました。
表紙のイラストが何気に少女マンガちっくに思えましたが(^^;
友情、信頼がテーマだったかなあと感じました。
出版されたのっておそらく2000年以前ですよね。
ノストラダムスの大予言・・・そうそう。あの頃はひそかにドキドキしてました。
私も小学校のころから2000年を迎える少し前まで。
けっこう本当におこるのかも?と思ってた時期もありました。
なんでしょう。今となっては数年前のことなのに、
すっかりさっぱり忘れ去られてますよね。(笑)もう死語、というか・・・
そのことは、特別この作品の重要ポイント、まで言わないかもしれませんが、
でも、そういう不安を大人でも抱えたことで時期だったから・・・
こんなふうな気持ちなってしまう人がいたのかなーと思ったりもします。
少女の目線から見ると、心の病ーを理解するのは、
少し難しいのかもしれないけど、でも主人公の彼女たちが
いろいろ考えること、感じること、は、大人も子供も変わらないような気がします。
学生時代、そういえば、あんなこともあったなあ、こんな気持ちにもなったなあって。
そのとき、その瞬間は、いろいろな感情が起こったのでしょうが、
今思い返すと、ある種の懐かしさ、も感じます。
ノストラダムスのそのひとつなのかもしれませんね。
お友達とささいなことで疎遠になってしまい、
気にはなってるけどきっかけがつかめないー。
子供でも大人でもあること、だと思います。
女性同士だけでなく、恋人でも家族でもー。
本当のつきのふね、が何かを感じることができたとき。
心の中が温かくなったような気がします。
目で見えるものよりも、ずっとずっと大切なこと。
わざわざ言葉で表現する必要がないものかもしれないけど、
でも、大切なことを、この作品が気づかせてくれました(#^^#)
次はリズムよみまーす)))))))))))(^^)/
図書館延長したから、ばっちり読むぞ〜〜〜(笑)