カラフル
森 絵都 (1998/07)
理論社
いいかげんな天使が、一度死んだはずのぼくに言った。
「おめでとうございます、抽選にあたりました!」
ありがたくも、他人の体にホームステイすることになるという。
前世の記憶もないまま、借りものの体で
ぼくはさしてめでたくもない下界生活にまいもどり…
気がつくと、ぼくは小林真だった。
ぐっとくる!ハートウォーミング・コメディ。
(本書より)
森絵都さんの私にとっては2冊目読破です。
ずっと読んでみたかった1冊でもあります。
いろんな方のブログでオススメ♪って聞いてたし(#^^#)
ラストは実は半分予想してて、半分意外でした。
そっかー。そういう展開だったのかあ。
なんとなく少しずつ、そう変わっていくことを、
心のどこかで予想はしていたような気もしつつ。
でも、からっとした気分で読了しました。
こういうことってありますよね。
うまくいかないときは、とことんついてないのに、
うまくいくときは、どうしてこううまくいくんだろうって。
不思議なのかなるべくしてなったものなのか。
もともとそういう運命だったのか、タイミングの問題か。
答えは、わからないけれど。
人の人生ってそんなものなんだろうなって思います。
人生はからふる〜ってことですね。
引用したかったのですが、そのページがみつからず(^^;
生きることってつらいかもしれない。苦しいかもしれない。
でも、そればかりじゃないんだよね。きっと。
ちょっとしたことで方向はいつでも変わりゆくもの。
自分の気持ちも、考え方もちょっとしたことで・・・きっと。
そんなこと、当たり前のこと、なのかもしれないけど。
この作品は教えてくれるような気がしました。(#^^#)
それにしてもこの作品の最大の魅力って・・・
抽選にあたりました!のくだりですね。私のツボです。
え〜そんなんもあたるんー?みたいな(笑)
人生、こんな風ならば、明るく生きていけるような
元気になれます・・・よね(o(^-^)o)
また森さんの作品に出会いたい〜です。