ショート・トリップ
森 絵都 (2000/06)
理論社
短編の中にも好きなお話はあるのですが、
あまりにも短いのがたくさんありすぎると・・・ちょっとニガテかも(^^;
とりあえず流し読みしちゃいました。
うーん。イマイチなじめなかった・・・な。
いくつか印象に残ってる短編がありました。
<借り物競争>
お母さんが借り物競争に参加するってお話なんですけど、
一番大変なのは、何か?ってお話でした。
もし、今、この紙をあててしまったら・・・
永遠にお母さんは、ゴールにたどりつけないのでは?と
ちょっと思ったりしつつ、この作品は楽しめました。
<注文のいらないレストラン>
宮沢賢治さんの注文の多い料理店がちょっとかぶってしまった(^^;
私、この作品が好きなので。
タイトル通り、注文が(必要)いらないレストランでした。
なくても、わかってるってことかぁ。
ちょっとしたことで、気分って変われるんだよね。
<バン爺の旅行鞄>
物事ユーモラスに話すことができれば、
同じことでもどんなでもおもしろくもおかしくもなるのかも。
嘘、はいけないけど、ファンタジックにドラマチックに
ときにはお話してもいいのかも・・・d(^-^)ネ!
ああ、でも、言い方表現をちょっと変えていってみることで、
何かが変わるのかも・・・しれませんね。
<ミステリー・トレイン>
あと、ひとひねり、欲を言えばほしかったなぁ。というのが本音。
題材的にはおもしろかったです。楽しかったです。
でも、最後がちょっとあっけなかったの・・・ザンネン
そんな感じかなあ。
40個の短編が入っています。
あとがきで、毎日中学生新聞に連載されたもの、ということ知りました。
なんとなく対象が自分向けじゃないなあという気が少ししていました。
中学生の人たちには、どんな風に映ったのでしょうか?(o(^-^)o)