『中庭の出来事』恩田陸
2007年10月13日 (土) | 編集 |
恩田さんの本を図書館で見つけて久しぶりに読みました\(^o^)/
中庭の出来事
恩田 陸 (2006/11/29)
新潮社
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瀟洒なホテルの中庭。
こぢんまりとしたパーティの席上で、
気鋭の脚本家が不可解な死を遂げた。
周りにいたのは、次の芝居のヒロイン候補たち。
芝居とミステリが融合し、
まったく新しい恩田ミステリの幕が開く―。
ネタバレはややあると思います♪
何度も同じところをぐるぐるまわっているような展開というか。
恩田さんらしいストーリー展開なのは毎度のことなのですが。
なかなか本題を捉えにくかったというか。(^-^;
結局最後の最後まで読んで私の落ち着いた結論(笑)がー。
神谷という脚本家は実在してたの?
この人も実はストーリーの一部?
どっち?どっち?
・・・てことでなぁんとなく私の行き着いたところが。
すべて舞台の上でのお話ってことだったのかなぁって♪
殺人も自殺もどちらかはともかくとして。
脚本家と女優と起こった事件か事故かどちらにしても。
それは舞台の上でのことであって。
実際は(といっても小説の中ではね)
誰も亡くなってない・・・んだよね?
と思ったのですが・・・
私の感じたところは果たして当たってるのかどうか。
それが決め手となるところまでつかめないままで。
消化不良ではないけど、ちっちゃな(謎)を残して
読了になっちゃいました。(笑)
ストーリー的にはおもしろかったんだけど。
以前読んだチョコレートコスモスを
思い出すところがいくつかあって。
神谷って名前の人もこの作品にも登場してたような。
おぼろげな記憶があるの。
どうだったかなぁ。
いろんなブログさん読んでみると、そのチョコレート〜♪よりも
こちらの作品の方を評価してる人が多いように見えたのですが・・・
私としてはこんな感じの(謎)を残しちゃったせいかな。
チョコレートコスモスの方が今もお気に入り。
ただ最終章かな。脚本のあらすじを
紹介していくところがあったでしょ。
つまり今までのストーリーを総合したまとめみたいなものだけど。
あの部分はかなりおもしろいストーリーだったな☆って感じたの。
いろんな人のエピソードとか起こった出来事が
ディテール的に描かれてるから。
最初それぞれの相互関係がわからなかったけど。
最後のその部分でなんとなくつながるのね。
つなげてみるとおもしろいストーリーだったなぁって。
ちょっともやもや感があるものの恩田さんの作品はやっぱり好き♪
また読んでみたいな☆