ドミノ 恩田 陸 (2001/07/27) 角川書店
本作は、2つの紙袋が偶然入れ違うという小さなできごとが、
まさにドミノ倒しのごとく、しだいに大事件へと
膨れあがっていく様子をコミカルに描いた
スラップスティック・コメディである。
7月のある蒸し暑い午後、
営業成績の締め切り日を迎え色めき立つ生命保険会社から、
差し入れ買い出しのためにOLが東京駅に向かって走りだす。
ここを物語の出発点として、
ミュージカルのオーディションを受ける母娘、
俳句仲間とのオフ会のため初めて上京した老人、
ミステリーの会の幹事長のポストを
推理合戦によって決めようとする学生たち、
従妹の協力のもと別れ話を成功させようともくろむ青年実業家、
訪日中のホラー映画監督など、
さまざまな人間が複雑に絡みあうなかで、
物語は日本中を揺るがす大事件へと発展していく。
(本書より)
▼こんなところにあの人のお名前が〜(●⌒∇⌒●)
はああ〜大河ドラマなみ?の迫力でした
タイトル聞いたとき実はそれほど期待してなかったんだけど・・・
なんかからみあいすぎてややこしくて読みづらいかなあと(^^;
こんな軽快なテンポでひきつけられちゃうと思ってなかったです。
少しながら読みしてしまった部分もあるので
途中で出てくるとあれ?この人どういういきさつで
ここにいるんだっけ?って思っちゃったりもしましたが。
ちなみにカプセル飲んだあの方のいきさつがうろ覚えなんです。
俊作さん(で名前合ってました・・・よね?)と
俳句仲間さんの関係は・・・俳句仲間さんなんですよね?
それでたまたまその方たちが警察の方だったんですね。
中盤の頃は、俊作さんがどらやの袋持ってるから、
容疑者にされちゃってるの?って思ってしまいましたよ(^^;
なにしろ登場人物がとても多いので、
どの人が犯人で、どの人が人間で(爆)、
どの人を探してるのか?
ややこしい部分もありました・・・
が、すごくひきつけられる展開でした\(^o^)/
なんか言葉では表せないんだけど・・・難しい☆
先日私自身が、東京駅をちょうど通ってきたから
リアル感もあってタイムリーに読んだからかもねえ。
でも動輪の広場、鈴のなんとか?だっけ、どこだろう?
ここ数年何度か東京駅行ってるのに私全然知らないよ〜(*^^*ゞ
今度行ったらちょっと探してみようかな♪なんて関心も。
でも東京駅の人の多いところを題材にしたっていう
恩田さんの発想に一番に魅力を感じましたよ(*^^*)
最近読んだ中では、チョコレートコスモスが
恩田作品の中で一番のお気に入りだったのですが、
期待せずに読み始めた分、この作品もそれと同じくらい
お気に入りの1冊になっちゃいました〜♪ d(⌒o⌒)b♪
あと・・・オチもすごーく魅力的ですね!
なんかある種の恐怖が残りますよねえ。
一応ミステリーの分野にも入るってことかなあ?
え?これ、とんでもないことになってない?みたいな。
でもなんともなく終わっちゃうのかも?
ひょっとしたら誰も気づかないまま?なのかも?
恩田さん気づいてるんだから言ってあげようよーなんて
勝手なつっこみをしてみたくなったりも・・・(爆)
登場人物のプロフィールにも楽しませてもらいました。
私は言わずとしれたキンキファンですけど・・・(^^;
(もうひとつのブログ見たら誰でもわかっちゃいますね♪)
ちゃっかり光一くんのお名前が登場してるじゃないですかー。
ここでつっこみ〜というか・・・
一応ファン目線からいくとですねー。
実はお母様の方がファンっぽいキャラしてません?
なーんて思うのですが〜(*^^*ゞ
でもこんなところに名前が出てくるだけで
反応しちゃう私も私です。(自覚してます♪)
さてさてドミノマジックの余韻を残しつつ
やっと図書館にお迎えに行ったユージニア
これから読んで見ます〜〜〜〜〜(((((*^o^*)♪
私のお気に入り度 ★★★★★ 100%