DATE:2007/06/13(水) 23:13 CATEGORY:森絵都
風に舞いあがるビニールシート
森 絵都 (2006/05)
文藝春秋
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図書館で見つけました♪
児童書・・・の分野ではないですよね?(*^^*)
森さんの何冊目かなあ。
児童書から読み始めてからか。
だんだん大人になっていく気分になっちゃいました。(笑)
愛しぬくことも愛されぬくこともできなかった日々を、
今日も思っている。
大切な何かのために懸命に生きる人たちの、6つの物語。
@ 器を探して
器に限らずこだわりの気持ち、熱くなる気持ち
じわじわって感じてきました。
恋人よりも大切な人?どうだろ〜。
そこまで熱くならなくても・・・と中盤読みながら思ったりしました。
ただそれほどに自分にとって魅せられる人だったんだなあって。
個人的にはついてけない人ですが・・・(笑)
自分にとってってところがポイントでしょうね♪
@ 犬の散歩
犬好きの私としてはすごいスピードで読んじゃった。
切ないわんこの気持ちがうまく表現されてました。
私はそこまで犬に執着といったら語弊がありますが・・・
愛犬家でもありません。(^-^;
でもこういうお話を聞くと切ないなあって。
とりあえずホッとして読了できました♪
@ 守護神
通勤中に読んだせいかちょっと印象薄なのですが・・・
なんとなく軽快なリズムですかっとしたかなって思います。
うーん。読み足りなかったのも(^^;もったいないことしたかなぁ。
@ 鐘の音
ちょっとぞくぞくとするような魅力を感じました。
仏像に・・・まあ深いハナシは置いといて(笑)
その仏像にある種の魅力を感じるってことは理解できるかも〜。
私はそこまで仏像ファンではないのですが・・・
古代史好きになって仏像のことがよくはわからないけど
奥の深いものがあるかなーって。
そもそも古代史の世界が奥が深いですからねぇ。
時がたてば人の人生もけっこう変わるということかなぁ。
@ ジェネレーションX
最初は**(笑)なんて思ったりした一面も。
でも仕事ってそういう風になれるんだねーって。
人は見かけだけで判断しちゃだめだなぁなんて。
イメージと実際と違うことは多々あって。
それも人の魅力のひとつだよね♪
朗報と悲報って言い方がおもしろかったねー!
@ 風に舞いあがるビニールシート
どこから出た言葉がビニールシートなんだろうって。
ずっと考えながら読んでました。
魅力的な存在を彼に感じました。
おこりたくなる、でもわすれられない、かけがえのない存在。
人の気持ちって難しいね。
ビニールシートはどことなく彼のような気もしました。
短編・・・中編になるのかな。
でも短編(と考えたとしてー)読み応えがすごくありました!
いろんな作家さんの短編、過去に読んだことありますが、
軽い印象を受けることが多かったんです。
でも森さんのこの本は、どの作品もすごく速く読めちゃうけど
テーマが自分でも考えつつ、感じつつ、しながら読める作品で。
読了時の充実感満載でした!へんな表現ですが・・・(*^^*ゞ
森さんのファンにどんどんなってきた☆みたいです。
次は何を読もうかなー。なにがオススメかなあ。