チョロ 2007年09月21日 (金) 02時52分 No.107

作家的刻印の発見なんぞ決して批評行為ではなく、
たんに動体視力の訓練に過ぎないと思っているが、
しかし、誰もそのことについて述べていないのを
目にすると、節介な危機意識を持ってしまうのも
また事実である。

たとえば、ジョン・ランディス。ウィキぺディア
などでその作家的刻印が一見フォロウされている
ように見えるが、そのレベルはヒッチコックだの
シャマランだのが自作に出演していますといった
ものとほとんど変わらない。私が疑問に思うのは、
なぜ今日の今日まで誰もランディスの「歯車」に
ついては語らないのだろうか？という地平の話だ。