第十二回 御座留「啄木鳥場所」 回文俳句に挑戦します。前から読んでも、後から読んでも同じ音になる俳句です。ひらがな表記では左右対称となる句です。回文にはルールがあります。濁音、半濁音、静音 の区別はつけません。婆・母・パパ が ひらがな表記では「はは」です。 花(はな)→(なは)縄 鳩(はと)→(とは)永遠 墓(はか)→(かは)河馬のように逆方向から読んだ時、違う意味になってかまいません。また を=お です。作句方法としては 5/7/5 を 5/2・3・2/5 と考え 真ん中の 3 が要となります。
インターネットで「回文俳句」で検索してください。驚くほどの回文俳句に出会えます。 虫置きし土間のその窓子規惜しむ むしおきし どまのそのまど しきおしむ 吾郎 池の端に雪や早や消ゆ庭の景 いけのはに ゆきやはやきゆ にはのけい 作者不知
インターネットから、すばらし過ぎる句をさがしました。ベテランのレベルを気にせず、季語を気にせず、ごく簡単な回文句からはじめてみませんか。投句のミスは編集室で修正出来るシステムになっています。
トンと音この啄木鳥の子戸をトンと とんとおと このきつつきのこ とおとんと 萬坊
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