Re:俳々倶楽部の連句は俳句を連ねているだけの話です。
最近、正岡子規の古い本の版権が切れているので復刻版を作ろうかと読みかけでした。その中に連句とはが出ていました。旧字体から常用漢字に少し書き換えて打ち込んでいたものがあったので、以下少しペーストします。本の名は「子規俳話」
○第一問 連句の法則を問ふ。 答 連句の法則は古の俳人がやかましく吟味せしため種々の面倒が生じたれど、併し全く一定したる者にはあらで、各人によりて手心の緩厳に甚しき相違あり。芭蕉の関係し居る連句には殊に破格の例多し、されば連句の法則なる者は何処ら迄遵守すべきかは只々その人の考に任すより外に道なけれども、普通と思はるるだけの法則をこころみに左に挙げんか。 歌仙(三十六句にて完結するもの) ●表六句 第一句(季)第二句(季)第三句 × 第四句(雑)第五句(月)第六句(秋) 第一句を発句又は堅句といふ。春又は秋ならば同季三句続き夏又は冬は二句なり。 第二句は脇ともいふ。句尾を名詞にて結ぶ。 第三句の句尾は『て』『に』『らん』『もなし』にて結ぶ。 第四句(表記なし) 第五句月の定座なれども発句秋ならば月も初三句の中に繰りあぐべし。 第六句には神祇、釈教、恋、無情、疾病、地名、人名、述懐等に関する句を禁ず。 以下つづきます。 ●裏十二句●名残表十二句●名残裏六句 計三十六句。ただし連句は第一句は五七五 第二句は七七 以下繰り返しです。連句は巻くといいます。
「連句の法則なる者は何処ら迄遵守すべきか」 これに尽きるかと。いやはや。 この項書きかけです。いずれ追加を。
萬坊 [13] 2007/05/10 00:13
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