ICD友の会【植込み型除細動機の患者会】

|| HOMEへ戻る ||



下記の投稿に返信をする場合は、下の投稿フォームに入力をして下さい。


[No.1251] MRIの撮影ができる方が増えました!

投稿者:ICD友の会||投稿日:2024年03月24日 (日) 13時32分

2月10日に行われた「植え込みデバイス冬期関連大会」で、ICDを植え込む私達にとって大きな動きが説明されました。2012年からMRI対応のICDが発売され、ICD本体とリード線がMRI対応の場合に限り「MRIカード」が配られ、実施条件を満たしている病院であればMRIを撮ることが出来るようになりました。一方それ以前にMRI撮像の出来ないICDを植え込んだ人(MRIカード非保持者)はMRIが禁忌とされていました。
しかし今回、今までMRIが撮れないと言われていた人でもMRIが撮れるようになったという報告が日本医学放射線学会・日本磁気共鳴医学会・日本不整脈心電学会の3学会合同ステートメントと言う形で発表されました。
まず、全ての条件に必要なことは、ICDがMRI対応であること。そしてMRI検査を受けるベネフィット(「症状の改善」「苦痛の軽減」「治療期間の短縮」などの効果)が明らかにリスクを上回ると考えられる場合に、以前植え込んだ人でも、2012年以降にICDを植え替えた人は可能性があるのです。今植え込んでいるデバイスがMRI対応であれば、リードがMRI非対応の古い人、ICD本体とリードの違うメーカーの人、又体内に使っていないリードが残っている人も撮れるようになりました。2012年以降にデバイスの植え替えをしている人は、一度今植え込んでいるICDがMRI対応のものかどうか確認した方がよいでしょう。
ただ、どの病院でも撮影できるわけではなく、医療機関側にも厳しい条件がつけられました。MRIカード保持者の施設基準を満たしており、かつ放射線診断専門医、不整脈専門医、磁気共鳴専門技術者が常勤している病院など数項目にわたります。
いろいろとハードルはありますが、MRIが全く撮れないと言われていた古くからICDを植え込んでいる人は朗報ではないでしょうか。




投稿フォーム

お名前

*必須
題名 *必須
メール
内容
URL
削除キー 項目の保存
Number
Pass
SYSTEM BY せっかく掲示板