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【将棋】級位者用棋譜診断 Part.2

【将棋】級位者( 主に低級者歓迎 )対象の棋譜診断が目的の掲示板です。
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[ No.68 ] 棋譜診断をお願いいたします 投稿者: Sandwich 2015年07月28日 (火) 18時17分
早指2
先手:Sandwich 9級
後手:相手 8級

▲7六歩 △3四歩 ▲6八飛 △3五歩 ▲2二角成 △同 銀
▲4八玉 △3六歩 ▲2八銀 △3七歩成 ▲同 銀 △3六歩
▲4六銀 △2八角 ▲1八香 △1九角成 ▲3九玉 △3三銀
▲7八銀 △4四銀 ▲5六角 △3二金 ▲7七銀 △5四歩
▲6五角 △5三銀 ▲6六歩 △5五歩 ▲7五歩 △6四銀
▲5四角 △5二飛 ▲6三角成 △7二銀 ▲6四馬 △5六歩
▲同 歩 △同 飛 ▲6七銀 △4六飛 ▲5二歩 △6二玉
▲5八飛 △7一玉 ▲4六馬 △同 馬 ▲5一歩成 △6二金
▲5二と △5七角 ▲4八金 △2八銀 ▲4九玉 △4八角成
▲同 玉 △3七歩成 ▲5九玉 △5二金 ▲4六歩 △4八金
▲6八玉 △5八金 ▲同 銀 △2九銀不成▲4一飛 △5一飛
▲5三角 △6二歩 ▲5一飛成 △同 金 ▲4五角 △4八と
▲6七銀 △5五桂 ▲7八銀 △4七桂成 ▲5九歩 △5七飛
▲2六角成 △3七歩 ▲6七銀 △5九と ▲同 金 △4六成桂
▲5八金打 △5五飛成 ▲6五飛 △4五成桂 ▲5五飛 △同成桂
▲同 歩 △4六成桂 ▲3三歩 △3一金 ▲4九飛 △2四角
▲7八玉 △3八歩成 ▲2九飛 △同 と ▲3五銀 △5七歩
▲6八金寄 △4七成桂 ▲2四銀 △同 歩 ▲5三角 △4二金左
▲3五角成 △3九飛 ▲6九金寄 △2八飛 ▲8六歩 △1八飛成
▲3二歩成 △同 金 ▲2四馬 △6一金 ▲3四歩 △2二香
▲3五馬引 △2六香 ▲同 馬 △5八銀 ▲7九金 △6七銀成
▲同 玉 △4九角 ▲5八香 △同歩成 ▲7八玉 △6八と
▲同 銀 △5七成桂 ▲4八歩 △6八成桂 ▲同 金 △7六角成
▲6九桂 △8七銀

まで142手で後手の勝ち

振り飛車を指すのは得意ではないような気がします。
棋譜診断のときに、振り飛車が多いのはそのためです。
居飛車の方が得意で勝率もそっちの方が高いですが、
同じことをやっていると、進歩しないので、
棋譜を見ながら指す戦法を大まかに決めています。

本譜は、銀をほぼタダで取ったときに良くなったと思ったのですが、
後続の△4六飛に対しての応手が分かりませんでした。
▲4五銀打とするぐらいでしょうか。
その後は耐える展開になり、香で馬を取られて
そこからは駄目でした。

診断士さんには、
序盤と、中盤戦を中心に見てもらいたいです。

21手目▲5六角は打つなと言われる角ですね。
居飛車のまま戦われたら、意味がありませんでした。

38手目△5六同飛。嫌な手です。
▲4五銀打が勝っていたと思います。

47手目は単に▲4六歩でした。4七の地点に駒を打ち込まれるのを嫌いましたが、
5二と(現局面で5一と)が手順に取られるよりはまだ良かったです。

87手目は▲6五飛と打ちましたが、
△4五成銀とされると、
竜飛交換になっても駒損になりました。
数手前の△4六成銀が痛手でした。
85手目は
▲5八銀△5五飛成▲7八角△5六歩で
角を逃がす手順を考えておいた方が
良かったかもしれません。

91手目で▲5七歩は大悪手でした。
実はこの局面、両取りが出来るし、こちらの方がいいのかなと思っていましたが、
△5六歩と合わしにきて、
▲同歩に△4六成桂とかわされました。
全く見えていない筋だったので、非常に驚きました。
しかも、
玉のコビンが開いて強く戦えなくなりましたし、
5筋に歩が利かなくなりました。

121手の▲3四歩は△5一馬と攻め合いに出る順が消えている(△6一金としたため)ので
▲2五馬引などして地味に指した方が
もう少し粘れたと思います。

141手目は▲7九桂と打っていても一手一手で負けです。

[ No.69 ] 【 ご質問しまぁす。 】 投稿者: とある診断士 2015年07月28日 (火) 20時50分
 (⌒)   う〜〜〜ん…    '⌒)
   ヽ.  , ─‐ ''ニZZ丶、   /´
     /´ ̄  、、、 、 ヽk-、‘     【 ご質問しまぁす。 】
    / ,イ //∧ l ハヽヽヽ}⊥}_     
  r‐イ / / ハ {_{ 川_ナT廾ノ、ヽヽ`ヽ   [ No.68 ] : Sandwich 殿
  ヾァ{ { {_{´ヽヽ   ● )j! `K´   !   
  / ハヽ.ハ( (●     ''' レヘ ヽ  }   いつもご利用の程ありがとうございます。
  ソヽイ^iヽ_ゝ.'''   ,.  ノ侈 i ノ   今回ご依頼された棋譜ですが、91手目▲同歩?以降誤りが
  { l !   `ー‐-rへ(´    V∨   あるようです。
  ヽ ヽヽ   _,ノ{ヽ ヨiヽ、_ .    
   \ハト f\   {. } 「ノ   /l.     お手数ですが、棋譜をもう一度見直して下さ〜い。
        l  ` ー仁二}‐ '´  l    

[ No.70 ] 追補です 投稿者: Sandwich 2015年07月30日 (木) 21時57分
遅れましてご迷惑をお掛けしました。更新に気づきませんでした。

91手目以下、
▲5七歩△5六歩▲同歩(▲5六同歩)△4六成桂
のことで、検討手順ではなく、本譜の手順です。
補足になりますが、90手目△5五成桂には、
▲5三飛が勝っていました。

[ No.71 ] ご依頼分を受け付けました。 投稿者: とある診断士 2015年07月30日 (木) 22時58分
            ヘ __
        __/: :/: : : }
      _廴:/: : :-========ミ
       }_:_: //: : : : : : : : : : : : \
      /: :イ: : : : : : : : : : : : : : : : ヽ   [ No.70 ] : Sandwic 殿
      \//: : | : : : /: : : :l: : :|: : :l:|   
          =V : :|: :/ /: : :/ \|: : :|=   お返事ありがとうございます。
        | |: : :|x==ミ': :/x==ミ: : :| |  
         乂|: : :| /:/_    |: : :|.ノ  ご依頼分を受付ますた。
           |: : :|彡   |  |   |: : :|.′  診断結果のうっpまで
           |: : :ト   ゝ.ノ. .ィ|: : :|.    少々お待ち下さい。
           |: : :| l:_: 斧ZZ壬. |: : :|   
           |: : :| / 天====天ヽ|: : :|

[ No.72 ] >>68、70 棋譜診断の結果 投稿者: とある診断士 2015年08月01日 (土) 00時32分
>>68、70              先手:Sandwich 9級 殿

■本譜は『 角交換四間飛車 』の内容ですね。

▲4八玉(7)角交換振り飛車では角交換後、玉を動かす前に▲8八銀or▲7八銀(少数派)といった
  ように左銀を先に上げるのが定跡です。本譜では先に玉を動かした事で△3六歩とコビンを
  突かれる事になったのが不味い展開です。その為角交換後、直ぐに左銀の活用は1セットと
  考えておいて下さい。
  ただし▲8八銀(or▲7八銀)の一手(△5五角を緩和する狙い)だけ、その後▲7七銀と直ぐ
  に組まない事も要注意事項。序盤の一手は重要です。余計な手を足しても引いても良い結果
  には成らない為、駒の有効活用を重視しましょうね。
 ※個人的な経験上及び、棋書(説明が省略されているモノもあるので要注意!)にて...
△3六歩(8)イヤミの突き捨て。▲同歩は△5五角の両取りが狙いですね。
▲7八銀(19)疑問手。 (´・ω・`)ショボ〜ン ▲4五角と露骨に反撃したいところです。
  居飛車でしたら△6二銀と受けますが、振り飛車希望の場合は△6二飛と受けます。
  以下▲6六歩△7二銀(△3二金は▲3六角と歩を払う)▲2三角成と馬を作り一局です。
>21手目▲5六角は打つなと言われる角ですね。
>居飛車のまま戦われたら、意味がありませんでした。
  本譜の▲5六角は危険な一手。次の△5五銀がイヤミとなり、▲2三角成(▲同銀は△同馬が
  痛い)△4六銀▲2四馬△4二金▲4六馬△同馬▲同歩と清算後、再度△5五角で一局です。
  なのでココでは▲3四角と反発したいところです。△3二金の守りに▲5六歩(△5五銀の
  進出防止)△3三桂▲6六歩(▲3八飛は指し過ぎ)△4五桂(桂からいくのが筋)▲同銀△同銀
  ▲同角と清算後△3七歩成がイヤミ。ですが▲同桂△同馬と再び清算し▲3八金と受けて一局。
  結果右辺を失う事になりますが、先手はココさえ凌げれば▲6三角成や▲5五桂の楽しみが
  残ります。   d(`・ω・´)
△3二金(22)〜△5四歩(24)△5五銀からの反撃構想で勝負したいところです。
△5三銀(26)棋風かなぁ?△5五銀から馬の活用を重視すれば後手ペースの展開です。
▲6六歩(27)惜しいなぁ。先手としては右辺を荒らされたので、代償として左辺では攻勢重視の
  駒組みを目指したいところです。なので感覚的には▲6六銀と出たいですね。
  △4四歩の牽制に▲5六角(先受け)△4二飛▲7七桂で一局です。
△5二飛(32)悪手!見落としかな?△5二金や△6二銀と受ける所ですね。
▲6四馬(35)馬が出来た上に損害無しで『銀』を入手して先手優勢。  (・∀・)イイヨ!!イイヨ!!

[1/5]

[ No.73 ] 投稿者: とある診断士 2015年08月01日 (土) 00時33分
>38手目△5六同飛。嫌な手です。
>▲4五銀打が勝っていたと思います。
  ▲6七銀(39)は疑問手。 (´・ω・`)ショボ〜ン 次の△5七飛成がイヤミです。また
  ご指摘の▲4五銀打は△5二飛と引いてくれれば▲5三歩と叩き先手優勢ですが、引かずに
  △5七飛成と捨てるのが有力手。▲同銀△6四馬と竜角交換となりますが、後手の眠っていた
  馬が手順で復活する為、面白くないところです。
  その為ココでは▲6五馬と先に飛をイジメたいところ。△4六飛(非常手段)※▲同歩△同馬
  ▲4七銀(ケチらずガチ〜リ受ける)△5七馬▲4八金で先手指しやすいですね。
 ※△5二飛と引くのは▲5三歩の叩きが厳しい二の矢です。△同飛▲5四歩△6三飛▲6四銀
  と圧力をかけ先手優勢です。
△4六飛(40)同じ飛切りでも△5七飛成と捨てるのが有力手です。▲同銀△6四馬と手順に馬を
  復活させて勝負型ですね。
▲5二歩(41)叩き。直ぐに▲同馬と取らずに小技をかけるのは良い判断ですね。
>47手目は単に▲4六歩でした。4七の地点に駒を打ち込まれるのを嫌いましたが、
>5二と(現局面で5一と)が手順に取られるよりはまだ良かったです。
  ▲5一歩成は悪手! ・゚・(つД`)・゚・ ココは仰る通り▲4六同歩と馬を取るのが有力手です。
  △4七角(△4七銀は▲5七飛の切り返し有り)には▲5一歩成が上手い反撃。以下△6二金の
  逃げに▲5二と(詰めろ)と追いかけ先手優勢から勝勢ですね。
  と言う訳で△4七の地点からの攻め合いは後手敗北が濃厚です。なので△4二銀と受けた場合
  は▲3八金で先手優勢を維持出来ます。また△3七歩成(詰めろと搦め手からの攻め合いに
  対しては▲同桂と取り、△3六歩▲5一歩成△3七歩成▲2六角の王手と金取りで先手優勢。
▲4一飛(65)惜しい!単に飛では単騎の攻めと同じ事。玉型を手順に堅められるのは面白くない所。
  その為先に▲5三歩と叩くのが有力手です。△5一金(△同金は▲5一飛△6一桂▲5四歩の
  詰めろが厳しい)▲5二飛(詰めろ)△3一飛▲5一飛成△同金▲5二金(詰めろ)△6一飛
  (△6一飛打は▲5一金△同飛▲5二飛で先手勝勢)▲6二金打△同飛▲同金△同玉▲5二飛
  △6三玉(△7一玉は▲6二角△8二玉▲7一角打△9二玉▲7三角成で先手勝勢)▲3二飛成
  で先手勝勢です。   d(`・ω・´)
▲7八銀(75)感覚的には▲5六銀と「桂先の銀」の格言実行で受けたいところですね。
▲6七銀(81)疑問手。 (´・ω・`)ショボ〜ン ▲5三飛と要所に大砲を据えたいところです。
  △4六成桂(△同飛成は▲同馬(詰めろ)が厳しい)▲5七飛成△同成桂▲7九玉と逃げ先手優勢
  を維持出来ます。

[2/5]

[ No.74 ] 投稿者: とある診断士 2015年08月01日 (土) 00時34分
>85手目は
>▲5八銀△5五飛成▲7八角△5六歩で
>角を逃がす手順を考えておいた方が
>良かったかもしれません。
  本譜のように▲5八金打や代案の▲5八銀と手堅く受けるのは良い発想ですが、続く二の矢が
  難しくなるので面白くないところです。その為▲5四飛からの攻防の手が本命ですが飛角が
  激しく動き回る為、時間がないとあとの読みは困難。以上のような理由から考えていくと、
  むしろ単純に▲5八歩と受けるのが有力手。△5五飛成と竜は作られますが慌てず▲7二角成
  (この局面では角は逃がさず、むしろ角銀交換でも攻め重視で使いたい)とバサ〜リと切り、
  △同玉▲5三飛の限定打が勝負手となり、△同飛▲同馬(詰めろ)で先手優勢を維持出来ます。
>87手目は▲6五飛と打ちましたが、
>△4五成銀とされると、
>竜飛交換になっても駒損になりました。
>数手前の△4六成銀が痛手でした。
  ▲6五飛は指し過ぎの疑問手。 (´・ω・`)ショボ〜ン 
  せっかく入手した「角」を助けたい気持ちは判りますが、玉型の差が大きいためココはむしろ
  ▲7二角成とバサ〜リと切り、後手陣を弱体化させるのが有力手。△同玉▲5三飛(金が無い
  ので詰めろにならない)△同竜▲同馬△6三飛(△6三角は▲5四銀がきついお見舞い)の受け
  に▲5四飛と攻めを繋ぎ、先手優勢です。
>91手目で▲5七歩は大悪手でした。
>実はこの局面、両取りが出来るし、こちらの方がいいのかなと思っていましたが、
>△5六歩と合わしにきて、
>▲同歩に△4六成桂とかわされました。
>全く見えていない筋だったので、非常に驚きました。
>しかも、
>玉のコビンが開いて強く戦えなくなりましたし、
>5筋に歩が利かなくなりました。
追記:>90手目△5五成桂には、▲5三飛が勝っていました。
  ▲5七歩(91)に代わり▲5三飛の攻め合いは△5四飛の切り返しが有り、▲同飛成△同成桂
  ▲3七馬△5七歩▲同金△3九飛でもつれてしまいます。  (−−;)ウ〜ン
  その為ココでは▲7四歩と玉頭にイヤミを付けるのが有力手です。△同歩▲3七馬△4六角
  の切り返しが有りますが、構わず▲同馬△同成桂と馬角交換をし、▲5五角が二の矢の攻め。
  以下△5七歩(叩き)▲4八金寄△7三角▲5三飛(▲同角成では面白くない)とヒモを付け
  △6一金の逃げに対し、▲7三飛成(詰めろ)とスパ〜リと切り△同桂▲4六角で邪魔な橋頭堡
  を解消です。続く△3六飛には▲5五角打と急所の角打ちで先手ペースの展開です。

[3/5]

[ No.75 ] 投稿者: とある診断士 2015年08月01日 (土) 00時34分
△5六歩(92)甘い手。▲同歩と取らせ、将来△5七歩の叩きを狙った手ですが、放っておいても
  ▲5六歩があるので、ココは△1八銀成と香を入手しておいて後手ペースの展開です。
▲4九飛(97)がどうやら敗着ですね。 ・゚・(つД`)・゚・ 多分攻防の手としての飛打ちだったと
  思いますが、将来4六から外へ出る展開にしないと負担が大きく苦しくなります。
  その為、同じ飛打ちでも▲5三飛からの攻め合いor△5七歩の叩きがイヤミなので▲7八玉
  の早逃げ等が有力候補ですね。
 a)▲5三飛の攻め合いは△6一金▲4三飛成△5七歩(叩き)▲4八金寄△4二飛▲同竜△同金
  ▲2二飛△3三金▲2一飛成△3八歩成▲5三桂△4八と▲6一桂成△同銀▲5二金(詰めろ)
  △8二玉(早逃げ)▲6一竜(詰めろ)△5八歩成▲7八玉(相手にせず逃げるのがミソ)で先手
  優勢です。
 b)▲7八玉と早逃げするのは△5七歩(叩き)▲6八金寄と逃げ、△2八飛▲5三飛(ココで楔を
  打つのがミソ)△4一金左▲4三飛成(▲3二歩成の前に竜を作るのがポイント!)を利かせ
  △1八銀不成(△4六成桂の橋頭堡は諦める)▲3二歩成(利かし)△5二金左▲4六竜で先手
  指しやすい展開ですが、「飛」の間接王手が気になるところです。

  以上のような訳で、どちらかというと▲5三飛の攻め合いで勝負したい状況ですね。
△5七歩(104)叩きの手筋の利かし。ココは敵ながら上手い軽手。
>121手の▲3四歩は△5一馬と攻め合いに出る順が消えている(△6一金としたため)ので
>▲2五馬引などして地味に指した方がもう少し粘れたと思います。
  本譜▲3四歩(121)は悪手! ・゚・(つД`)・゚・ 次の△2二香がきつい切り返しです。
  代案の▲2五馬引は馬を自陣に利かせるのが狙いですが、△3八竜▲4八歩△同成桂の攻め
  が厳しく次の一手に困ります。ですが他に有力手が困難ですのでココは仕方がないですね。
△2二香(122)決め手。厳しい田楽刺しです。  ・゚・(つД`)・゚・ 
△5八銀(126)安全勝ち狙いの手ですが重い手。なので単純に△6九飛成とスパ〜リと切るのが
  有力手です。以下▲同玉に△8七銀(詰めろ)と縛り、左右の挟撃体制が出来ますね。

[4/5]

[ No.76 ] 投稿者: とある診断士 2015年08月01日 (土) 00時35分
・序盤の駒組みにおいて序盤早々に大きなミスがありますね。
・▲4八玉(7)では玉を動かす前に▲8八銀or▲7八銀(少数派)といったように左銀を先に上げる
 のが定跡です。本譜では先に玉を動かした事が原因で△3六歩とコビンを突かれる事になった
 のが不味い展開です。その為角交換後は左銀の活用と1セットであると覚えておいて下さい。

・中盤の攻防戦においてお腹イパ〜イ有りすぎるので解説を参考にもう一度再検討しておいて下さい。

・終盤の寄せにおいては一方的な展開ですので省略します。

・全体的に診て思った事は振り飛車に指し慣れていないという事で、序盤の駒組みに若干ミスが
 あります。駒組みの詳細については棋書や棋譜並べ等で再確認しておいて下さい。
 中盤は前半、後手の対応が稚拙だったため挽回に成功しています。ココは上手い切り返しですね。
 (・∀・)イイヨ!!イイヨ!!
 ですが、後半では見落としかなぁ?と思われる手が多々ありましたので逆転した感じです。
 ココらについては解説を参考に再検討しておいて下さい。尚、終盤については省略します。
 あと気になったのが飛角といった大駒を振り回しすぎです。飛角だけでは単騎の攻めと同じ事と
 なりますので、意外と効果は薄いモノ。なので歩の手筋や銀で圧力をかけつつ下地を作り、
 大駒を据えていくといった連携技で攻めのとっかかりを作りたいモノですね。
・本譜は敗局譜とはいえ、直ぐに崩壊に繋がる単純ミスが減った感じです。少しずつですが努力の跡
 が見えますね。「継続は力」。毎日少しずつで良いので、ご自身のペースで精進の程願います。
 次回に期待します。
・盤面全体(四香同視)で考えて指すようにしましょう。
・「慌てず!」・「焦らず!」・「即指しせず!」を基本にして指すようにしましょうね。
・棋書にて「角交換四間飛車」をよく読んでおく事をオススメします。

本譜では序盤の駒組、中盤の攻防戦等をもう一度再検討してみて下さい。

次回も頑張って下さい。  v(^ー^) < ガンガレ〜♪

[5/5] 

[ No.77 ] 投稿者: Sandwich 2015年08月01日 (土) 19時31分
ありがとうございます。
明日夕方ぐらいまでにコメントします。

[ No.78 ] 診断ありがとうございました 投稿者: Sandwich 2015年08月02日 (日) 13時36分
 △4五角の筋をあまり気にしなくていいぶん、
△5五角を考えていませんでした。
左銀を上げて何も起きませんでした。
▲4九飛の時点はもう駄目だと思って指していました。
中盤以降の、▲5四飛が常時見えていませんでした。
形勢判断は少し悪いと見ていたので、
先手が指せるというのは、意外な気がしました。
対局では、有効な手が見えなかったので、
棋力を上げていくしかなさそうです。

大駒を振り回しすぎのように見えましたか。
銀や金が活躍しない展開になってしまったのと、
遊んでいる駒を、有効に活用できる棋力と余裕が
なかったからと思います。
左右がバラバラになったので、
まとめづらい将棋でした。

[ No.60 ] 投稿者: 振り飛車ニート 2015年07月11日 (土) 00時22分
開始日時:2015/06/11 7:21:29
終了日時:2015/06/11 07:39:51
先手:一級
後手:一級

▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲2五歩 △3三角
▲4八銀 △4二飛 ▲5六歩 △9四歩 ▲9六歩 △7二銀
▲6八玉 △3二銀 ▲7八玉 △4三銀 ▲5八金右 △6二玉
▲3六歩 △7一玉 ▲6八銀 △8二玉 ▲5七銀左 △5二金左
▲3七銀 △5四歩 ▲2六銀 △3二飛 ▲4六歩 △1二香
▲3五歩 △4二角 ▲2四歩 △同 歩 ▲1五銀 △2二飛
▲4五歩 △6四角 ▲1八飛 △5五歩 ▲6六銀 △5六歩
▲5五銀 △3一角 ▲4四歩 △3二銀 ▲3四歩 △2五歩
▲5四銀 △1四歩 ▲5三歩 △4二金 ▲3三歩成 △同 桂
▲3四歩 △4五桂 ▲同 銀 △2六歩 ▲4八飛 △2七歩成
▲4三歩成 △同 金 ▲5五角 △3八と ▲7四桂 △9三玉
▲4六飛 △2九飛成 ▲9五歩 △同 歩 ▲5六飛 △5一歩
▲9四歩 △同 玉 ▲8二桂成 △2五龍 ▲4四銀 △4五龍
▲4六飛 △4四金 ▲4五飛 △同 金 ▲7七角 △5三角
▲9一成桂 △1五歩 ▲8一成桂 △同 銀 ▲9五香 △8四玉
▲9四飛 △8五玉 ▲2二角成 △9八飛 ▲8八桂 △8四桂
▲7七桂 △7四玉 ▲3二馬 △6四歩 ▲5四馬

まで101手で先手の勝ち

なんかよくわからないまま、飛車角が働かずに負けてしまいました。6四角と出たあたりはよいかと思ったんですが、▲2四歩を同歩と取ったのが悪かったんでしょうか?ただ同角で1五銀と出られて自信がありません。飛車角を捌く手順を教えてください。

[ No.61 ] 投稿者: 振り飛車ニート 2015年07月11日 (土) 00時24分
すみません。いきなり投稿してもしルール違反とか有ったらご指摘ください。

[ No.62 ] 【 ご質問しまぁす。 】 投稿者: とある診断士 2015年07月11日 (土) 07時20分
(⌒)   う〜〜〜ん…     '⌒)
   ヽ.  ,、 ─‐ ''ニZZ丶、   /´
     /´ ̄  、、、 、 ヽk-、‘     【 ご質問しまぁす。 】
    / ,イ //∧ l ハヽヽヽ}⊥}_     
  r‐イ / / ハ {_{ 川_ナT廾ノ、ヽヽ`ヽ    [ No.60-61 ] : 振り飛車ニート 殿
  ヾァ{ { {_{´ヽヽ   ● )j! `K´   !   
  / ハヽ.ハ( (●     ''' レヘ ヽ  }   初めましてのご依頼者さんですね。よろしくお願いします。
  ソヽイ^iヽ_ゝ.'''   ,.  ノ侈 i ノ  
  { l !   `ー‐-rへ(´    V∨   >いきなり投稿してもしルール違反とか有ったらご指摘ください。
  ヽ ヽヽ   _,ノ{ヽ ヨiヽ、_ .    いきなり投稿してもルール違反ではありませんのでご安心下さい。
   \ハト f\   {. } 「ノ   /l.    
        l  ` ー仁二}‐ '´  l    あと恐れ入りますが、貴方の手番は後手番でよろしいのでしょうかぁ?

[ No.63 ] 投稿者: 振り飛車ニート 2015年07月11日 (土) 08時45分
すみません。私が後手です。

居飛車が3八飛車と寄らずににいきなり2四歩と仕掛けてくるのは、初めて見ました。

[ No.64 ] ご依頼分を受け付けました。 投稿者: とある診断士 2015年07月11日 (土) 09時18分
.
            ヘ __
        __/: :/: : : }
      _廴:/: : :-========ミ
       }_:_: //: : : : : : : : : : : : \
      /: :イ: : : : : : : : : : : : : : : : ヽ   [ No.63 ] : 振り飛車ニート 殿
      \//: : | : : : /: : : :l: : :|: : :l:|   
          =V : :|: :/ /: : :/ \|: : :|=   お返事ありがとうございます。
        | |: : :|x==ミ': :/x==ミ: : :| |  
         乂|: : :| /:/_    |: : :|.ノ  ご依頼分を受付ますた。
           |: : :|彡   |  |   |: : :|.′  診断結果のうっpまで
           |: : :ト   ゝ.ノ. .ィ|: : :|.    少々お待ち下さい。
           |: : :| l:_: 斧ZZ壬. |: : :|   
           |: : :| / 天====天ヽ|: : :|

[ No.65 ] >>60-61、63 棋譜診断の結果 投稿者: とある診断士 2015年07月12日 (日) 14時47分
>>60-61、63              振り飛車ニート殿

■本譜は『 棒銀vs四間飛車 』の内容ですね。

▲2五歩(5)作戦の意味もありますが、基本的には飛先の形を決めすぎなので面白くない所です。
  なので▲4八銀or▲5六歩等が一般的な駒組みですね。
△4二飛(8)作戦の岐路。四間飛車を選択。ココでは他に△2二飛とする向飛車も有力候補。
>居飛車が3八飛車と寄らずににいきなり2四歩と仕掛けてくるのは、初めて見ました。(31)
  ▲3八飛の袖飛車にしてから▲3五歩と仕掛ける定跡手順もありますが、本譜のように飛寄り
  を省略して▲3五歩(31)と仕掛ける手順も定跡通りの展開です。
△4二角(32)△5一角と深く引く手(将来▲4一銀と打たれた時に△4二飛の猶予を残す)も定跡
  手順でとなり、各々一局の展開です。  d(`・ω・´)
▲2四歩(33)二の矢の攻め。これも定跡ですね。
>▲2四歩を同歩と取ったのが悪かったんでしょうか?ただ同角で1五銀と出られて自信がありません。(34)
  △2四同歩(34)は作戦の岐路で本譜の他に△2四同角もある為、悩ましい局面です。
  なので対応としては両方とも有力候補となります。
  △2四同角に直ぐ▲1五銀は△同角以下▲2三飛成△3三角▲2一竜△2二飛▲同竜△同角
  ▲2三飛△2一歩▲2八飛成△3五歩▲2四歩△4五歩で一局。このあと▲6六歩と角交換を
  拒否した場合は△4六歩▲2三歩成△3一角と大人しく受けに徹するか△4七歩成の利かしを
  入れるかで勝負型!  d(`・ω・´)
  また△同角に対し定跡通り▲4五歩の二の矢の攻めには△同歩▲9五歩△同歩と突き捨てを
  入れた後▲1五銀の進出ですが、△同角と普通に応じて▲2三飛成△3三角▲同角成△同飛※
  ▲2一竜△3二銀▲1二竜△2一銀打▲3四歩△同飛▲1三竜△3八飛成で一局。
 ※△同桂は▲4四歩の叩きが痛い手。以下△2二歩▲1二竜△4四銀▲2一竜△4二飛▲3四歩
  (桂頭攻め)△2五桂で一局。
△2二飛(36)本譜のように2筋へ飛を回すのは先手の角道に入るため、指しにくい感覚です。
  その為ココでは△3五歩と反撃に転じたいですね。▲2四銀なら△2二歩の受けがあり、
  ▲2五飛(▲2三歩は△3四飛と浮けば恐くない)△3六歩で勝負型ですね。
△3八と(64)黙っていると▲7四桂がきつい一発になる為、ココは一旦△6四歩と受けておきたい。
  ところです。▲同角と取ってくれれば△5三金と当てて十分(次の▲7四桂は恐くない)なので、
  ▲2四桂と迫ってきますが△1五歩と元を取り払い▲3二桂成△同飛▲3三歩成に△5七歩成
  と攻め合い(玉型の差で後手十分)に持ち込み一局です。  d(`・ω・´)
▲7四桂(65)きつい一発!

[1/3]  

[ No.66 ] 投稿者: とある診断士 2015年07月12日 (日) 14時48分
△5一歩(72)やや消極的な受けなので、ココはもう少し強気に△5四歩と受けたいところですね。
  ▲6六角の王手に△8四歩と受け、▲5四銀△7四歩▲4三銀成△同銀▲2六飛(▲3三歩成
  は△6五銀がイヤミ)△2七歩(△1九竜は▲9四歩△8三玉▲5五角が痛い)▲2一飛成
  △5三角▲3三歩成△5四銀で後手指し安いところですね。
△2五竜(76)疑問手。 (´・ω・`)ショボ〜ン 竜で中途半端に刺激するのは危険。本譜のように
  結果、飛交換になる展開では面白味に欠けます。なので竜は先手陣に残しておく事で▲6九金
  を釘付けにし、将来△6九竜の保険を残しておきたいところです。その為ココでは△1五歩
  と「銀」を入手し、先手の動きを見たいところです。俗に言う「手を渡す」と言うモノですね。
△4五竜(78)敗着ですね。 ・゚・(つД`)・゚・ この後、竜飛交換は避けられず後手は保ちません。
  その為ココでは△6四桂と変化球で対応するのが有力手です。▲同角(勢い上仕方なし)△同歩
  ▲5五飛(勝負手)△同竜(竜が逃げると▲9五香が厳しい)▲同銀△4八と(利かし)▲6八金寄
  △9三玉▲9一成桂(詰めろ)△8二玉▲9二飛△7一玉▲8一成桂△同玉▲9五香(詰めろ)
  △7一玉▲9三香成△9八飛(反発)▲8八桂△6二玉▲6四銀(詰めろ)△6三歩と受け一局。
 ※変化手順でも後手が良くなるかどうかは難しいところですが、本譜よりは粘れる展開です。
▲4五飛(81)詰めろ。竜飛交換に成功したので、先手ペースの展開です。
△1五歩(86)あきらかに温い手ですが、他に代わる手が困難なので、ここは仕方がない感じですね。
  あえて候補を上げれば△6五桂ですが、▲8六香(詰めろ)が厳しく後手は自信無し。
▲8一成桂(87)先手優勢を意識した手。

※以降は後手挽回のチャンスが困難ですので省略します。  ><;

[2/3]

[ No.67 ] 投稿者: とある診断士 2015年07月12日 (日) 14時49分
・序盤の駒組みにおいて先手・後手共に大きなミスはありません。良く研究されていますね。
 また先手からの▲3五歩(31)の仕掛けも定跡通りの展開ですね。

・中盤の攻防戦においていくつか指摘事項がありますので解説を参考にもう一度再検討しておいて
 下さい。
・△4二角(32)では△5一角と深く引く手もあるので棋書で確認しておいて下さい。
・△2四同歩(34)では△2四同角も定跡の範疇です。ココも棋書で確認しておいて下さい。
・△2二飛(36)は危険な感じの手なので、ココでは△3五歩と反撃に転じる。
・△3八と(64)では一旦△6四歩と受けておきたい等ですね。

・終盤の寄せにおいていくつか指摘事項がありますので解説を参考にもう一度再検討しておいて
 下さい。
・△5一歩(72)ではもう少し強気に△5四歩と受けたい。
・△2五竜(76)では△1五歩と「銀」を入手し、先手の動きを見たい。
・△4五竜(78)がどうやら敗着です。この後、竜飛交換は避けられず後手は保ちません。その為
 ココでは△6四桂と変化球で対応する。
・△1五歩(86)は仕方がない感じ等ですね。

・全体的に診て思った事は序盤は定跡通りの展開ですが、中盤気にされていた△2四同歩(34)では
 △2四同角の変化も有効なので解説を参考に再検討しておいて下さい。△2二飛(38)が先手の
 角道に入るので指しにくい感覚の一手です。本譜ではココから後手の飛角が押さえ込まれる展開
 でしたので、△3五歩からの打開策を考えたいところ。以降はほぼ一本道の展開でしたので、
 残念ですが面白味に欠けますね。終盤△5一歩(72)では消極的なので強気に△5四歩と受けたい。
 △2五竜(76)と中途半端に受けに使うのでは後手はかなり苦しい展開ですので、あえて△1五歩
 と「銀」を入手し、手を渡すのが恐い感じですがチョットしたコツです。
・△4五竜(78)がどうやら敗着。△6四桂の変化球で対応したいですね。
 と言う訳で本譜では先手の完全に押さえ込まれた為、飛角を捌く展開に出来なかったのが
 主な敗因。旧来のカウンターの態勢が空回りしたので、解説を参考に再検討しておいて下さい。
 次回に期待します。
・盤面全体(四香同視)で考えて指すようにしましょう。
・「慌てず!」・「焦らず!」・「即指しせず!」を基本にして指すようにしましょうね。
・棋書にて「棒銀vs四間飛車」をよく読んでおく事をオススメします。

本譜では中盤の攻防戦、終盤の寄せ方等をもう一度再検討してみて下さい。

次回も頑張って下さい。  v(^ー^) < ガンガレ〜♪

[3/3] 

[ No.49 ] 投稿者: Sandwich 2015年06月29日 (月) 22時49分
早指2
先手:Sandwich 10級
後手:相手 10級
戦型:先手三間飛車(升田式石田流)

▲7六歩 △3四歩 ▲7五歩 △6二銀 ▲7八飛 △7二金
▲4八玉 △4二玉 ▲3八玉 △8八角成 ▲同 銀 △3二銀
▲2二角 △3三角 ▲同角成 △同 銀 ▲2八玉 △3二玉
▲3八銀 △4二金 ▲7六飛 △1四歩 ▲1六歩 △4四銀
▲7七銀 △3三桂 ▲6六銀 △8四歩 ▲7八金 △8五歩
▲2六歩 △5四角 ▲9六飛 △9四歩 ▲7七銀 △8六歩
▲同 飛 △同 飛 ▲同 歩 △7一金 ▲8三飛 △6九飛
▲7九角 △8七角成 ▲同 金 △7九飛成 ▲8八金 △6五角
▲6八角 △同 龍  ▲同 銀 △8三角 ▲7九飛 △2四歩
▲4八金 △5四角  ▲2七銀 △3五銀 ▲3八金 △2五歩
▲同 歩 △同 桂  ▲2六歩 △同 銀 ▲同 銀 △2七歩
▲3九玉 △5八飛  ▲5九銀打 △3八飛成 ▲同 玉 △2八歩成
▲4八玉 △2七角成 ▲4六飛 △3七桂成 ▲同 桂 △3八と
▲5八玉 △3七と  ▲7四歩 △4七と ▲同 玉 △7四角
▲同 飛 △同 歩  ▲5五角 △3八飛 ▲3七歩 △3五桂
▲5六玉  △5四馬 ▲7七桂 △7三桂

まで94手で後手の勝ち

41手目の▲8三飛が悪手でした。飛車を打った場所が悪く、△8七角成が生じました。以下、△6九飛▲7九角△8七角成▲同金△7九飛成▲8八金の局面では、△6五角が打てず、△3五角にも▲6八角があります。

△2八歩成(72手目)▲4八玉△2七角成の後は分からずに指していました。92手目の△5四馬が悪い手で、▲7七桂で後手の攻めが止まりました。けれども、95手目の指し手に迷い、時間が切れてしまいました。

時間が切れてから検討していると先手が逆転していたのではないかと思いました。△5四馬とした局面からです。投了図の実践では、▲6六桂と▲1一角成を考えていました。▲6六桂は、筋が悪いので躊躇いました。▲1一角成は手番を渡すので、恐く感じていました。▲6六桂は、△2七馬▲7四桂△6四金▲6二桂成△同金▲1一角成△4四桂▲6六玉△5四馬▲5六香△同桂▲同歩△2七歩成▲5五銀で先手がちょっと良くなります。▲1一角成は、
△3三金▲5五香△2七馬△2三金▲5五香△2七馬▲2五桂で、後手に適当な受けがありません。いずれにせよ、難しい決断が迫られていた局面でした。

以前は、差をつけられたら形作りをして終わりという感じだったんですが、最近は、少し悪くなった将棋でも、粘るように意識をしています。そういうのが、棋譜に表れてきたように感じています。少しずつ終盤力を養っていきたいと思っています。

自分では、悪いなりに辛抱をした将棋だと思います。診断士さんからの視点から、構想や序・中盤の駆け引き、終盤戦についてのアドバイスなどを頂きたいと思います。よろしくお願いします。

[ No.50 ] 棋譜の修正 投稿者: Sandwich 2015年06月29日 (月) 22時58分
誤りがありました。「▲1一角成は、△3三金▲5五香△2七馬△2三金▲5五香△2七馬▲2五桂で、後手に適当な受けがありません。」という箇所です。

正しくは、「▲1一角成は、△3三金▲5五香△2七馬▲2五桂で後手に適当な受けがありません。」です。修正をいたします。

[ No.51 ] ご依頼分を受け付けました。 投稿者: とある診断士 2015年06月30日 (火) 01時14分
            ヘ __
        __/: :/: : : }
      _廴:/: : :-========ミ
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      /: :イ: : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
      \//: : | : : : /: : : :l: : :|: : :l:|   
          =V : :|: :/ /: : :/ \|: : :|=   >>49-50 Sandwich 殿
        | |: : :|x==ミ': :/x==ミ: : :| |  
         乂|: : :| /:/_    |: : :|.ノ  ご依頼分を受付ますた。
           |: : :|彡   |  |   |: : :|.′  診断結果のうっpまで
           |: : :ト   ゝ.ノ. .ィ|: : :|.    少々お待ち下さい。
           |: : :| l:_: 斧ZZ壬. |: : :|   
           |: : :| / 天====天ヽ|: : :|

[ No.52 ] >>49-50 棋譜診断の結果 投稿者: とある診断士 2015年07月02日 (木) 21時46分
>>49-50                先手:Sandwich 10級 殿

■本譜は『 先手三間飛車(升田式石田流) 』の内容ですね。

▲4八玉(7)作戦の岐路。▲6六歩と角道を止める本組狙いもありますが、本譜では角道を通した
  まま玉を囲う構想(別称:早石田)ですね。
▲2二角(13)甘い手。本譜のように次に△3三角と打たれると▲同角成△同銀と手順に組まれる為
  (1手損かな)面白くないところです。その為▲2八玉と先に囲い重視or▲7七銀と攻勢重視
  のどちらかで方針を決めたいところですね。
△4二金(20)△2二玉〜△3二金が一つの形ですが、本譜では囲いに回す手を省略(2手得)し、
  他を優先させる方針ですね。
▲7六飛(21)石田流を目指す飛浮きですが、後手はすっかり体制を整えている為やや甘く感じます。
  その為▲7七銀と銀を繰り出し(壁銀の解消含む)攻勢重視かor▲5八金左から▲4六歩〜
  ▲3六歩(or▲4七金)といったように、右辺を整備し圧力をかけていくかで各々一局の展開。
▲7八金(29)▲7七桂と跳ねた時に△7八角or△8八角等を消す手。
▲2六歩(31)銀冠を目指した手ですが、左辺が不明瞭なまま右辺に手を付けるのは手損に繋がり
  (現在2手損)面白くない構想です。その為、現在攻勢重視で駒組みを進めているので▲6五銀
  と進出(直ぐに▲7四歩の仕掛けを見せつつ圧力をかける)し飛の横利きを通すor▲7七桂と
  跳ね、力を貯める等で圧力をかけたいですね。   d(`・ω・´)
▲9六飛(33)▲6五角と受けたいところです。△同角は▲同銀と手順に銀が攻めに参加出来る為、
  △3五銀(△6四歩の催促は▲5四角△同歩と角交換後▲7四歩で勝負!)の進出ですが慌てず
  ▲5四角△同歩と角交換後▲2七銀△5三銀▲3八金で一局です。
△8六歩(36)疑問手!手順前後です。飛の捕獲を目的とした手ですが、先に△5五銀(飛の逃げ道
  を封鎖する狙い)と出てから突きたいですね。よってココは誤算かな?
>41手目の▲8三飛が悪手でした。飛車を打った場所が悪く、△8七角成が生じました。
>以下、△6九飛▲7九角△8七角成▲同金△7九飛成▲8八金の局面では、△6五角が打てず、
>△3五角にも▲6八角があります。
  仰る通り▲8三飛(41)は指し過ぎです。本譜のように△6九飛からの返しワザが厳しいですね。
  ココでは▲6六銀と出て角を牽制したいところです。△6四歩(△6九飛は▲5九飛の受けが
  有る)▲8三角△6九飛※▲5九飛△同飛成▲同金と清算し先手ペースの展開です。
 ※△8四飛の切り返しが気になりますが、▲5六角成△8六飛▲8八歩(▲8七歩は△同角成の
  勝負手有り)△4五角▲4六馬△6六飛(△3五銀は▲4五馬△同桂▲5五角の受け)▲4五馬
  (▲同歩は△7八角成)△7六飛▲4四馬△7八飛成▲3三馬(このタイミングで切る!)△同金
  ▲2五桂△3一金(△5四角[詰めろ]は▲3三桂成△同玉▲3一飛で先手指しやすい)▲4一銀
  (コレが狙い)△同金▲9六角で先手ペースの流れです。   d(`・ω・´)
  以上△8四飛の切り返しの変化は複雑ですので、先手・後手共に踏み込むのは難しい所です。

[1/3] 

[ No.53 ] 投稿者: とある診断士 2015年07月02日 (木) 21時47分
▲6八角(49)敗着ですね。 ・゚・(つД`)・゚・ ココでは指しにくいのですが▲8四飛成と空成りする
  のが有力手。次に△4七角成の強襲がありますが、慌てず▲同銀△4九竜▲3八角△7九竜
  ▲4九歩とガチ〜リ受けに回り△8七歩の二の矢には▲4四竜とスパッと切るのがミソ。
  △同歩▲6五角△5四歩▲同角△4三金打▲8七角△5九飛の攻めに▲6八銀打と自陣に投資
  して一局です。残念ですが本譜ではこれ以降、徐々に先手が悪くなる感じですね。
△8三角(52)「角」の丸得が大きく影響して後手優勢です。  (−−;)ウ〜ン
▲7九飛(53)次に▲7四歩の反発を含んだ手ですが▲8八金が遊び駒状態の為、面白くないところ。
  その為まずは▲7八金と壁金を解消(飛を温存し、将来攻めに使いたい)しておきたい。
▲2七銀(57)角道に入るので危険な一手。なのでまだ▲5六歩と突き中央にアヤを求めたいですね。
  以下△6四歩(△同角と欲張るのは▲5九飛△9二角▲5五歩)▲5七銀と中央を厚くするか
  or▲7八金と遅いようですが壁金の解消で一局です。
 ※上記の変化でも先手は良くならないですが、本譜よりも弾力性がありまつ。
△2五同桂(62)見落としかな?△2七角成で決まっています。▲同玉△2六飛▲1八玉(▲1七玉
  は△2五桂▲1八玉△4七角成で潰れ型)▲4七角成(詰めろ)で後手勝勢です。
△2七歩(66)急所の叩き。先手としては厳しい一着。  ・゚・(つД`)・゚・ 
>△2八歩成(72手目)▲4八玉△2七角成の後は分からずに指していました。
  成り捨ての手筋。先手陣を崩壊へと導く厳しい一着です。
△3七桂成(76)ココは仕方がないかなぁ。△5五金と飛をイジメれば後手勝勢。以下飛が逃げれば
  △3八馬▲5八玉△4七角成までの詰みです。また▲7六飛上と頑張るのは△4六金(詰めろ)
  ▲5八銀△3八と▲5九玉△3九飛で受け無しとなります。
△7四角(84)疑問手!△4五金と飛頭を押さえるのが有力手です。▲同飛は△同馬。▲7六飛上は
  △7四角▲5八玉△4六金(詰めろ)で後手優勢から勝勢です。
>92手目の△5四馬が悪い手で、▲7七桂で後手の攻めが止まりました。
  仰る通り△5四馬は疑問手!ココは△5四金と打つのが有力手です。▲2四桂で足場を作り
  △4一玉▲3五銀で桂を外して頑張りますが△同歩(詰めろ)が厳しく、以下▲6六歩△5五金
  ▲同玉△3七飛成(詰めろ)で後手勝勢です。
>けれども、95手目の指し手に迷い、時間が切れてしまいました。
  95手目▲1一角成の場合は△2二歩(詰めろ)と馬筋を塞ぐのが有力手です。▲5五香△同馬
  ▲同玉△6八飛成(詰めろ)▲4三飛成(受けばかりではジリ貧になる)△同金▲2一角△4一玉
  ▲4三角成(詰めろ)で逆転に思えますが、△5七竜の王手があります。以下▲5六歩△5四銀
  ▲同馬△同歩▲4四玉…までの詰みです。
  ではどうやって詰ませますか?  ヾ(・ー・)ノシ  【問題1】
  ■ヒント:竜より王が要!  7手詰め
  ▲6六桂と馬をイジメる場合は△5五馬からの即詰みが有り▲同玉△6四角▲4五玉△5五金
  ▲3四玉△3三金▲2五玉△2四歩▲3五玉△3四歩▲3六玉…までの詰みです。
  ではどうやって詰ませますか?  ヾ(・ー・)ノシ  【問題2】
  ■ヒント:3手目は飛打ちで決める!  7手詰め

[2/3]  

[ No.54 ] 投稿者: とある診断士 2015年07月02日 (木) 21時47分
・序盤の駒組みにおいて若干勘違いされている点が見受けられます。
・▲2二角(13)では▲2八玉と先に囲い重視or▲7七銀と攻勢重視のどちらかの方針を決めたい。
・▲7六飛(21)は有る事は有るのですが、後手が8筋の歩を突いていない為▲7七銀の攻勢重視
 or▲5八金左〜▲4六歩の右辺を整備し圧力をかける等で臨機応変に対応したい。
・▲2六歩(31)では現在攻勢重視で進めているので▲6五銀or▲7七桂の攻勢重視等ですね。
 ここらは解説を参考にもう一度再検討しておいて下さい。

・中盤の攻防戦において下記にて主に目立った手を抜粋しておきましたので、解説を参考にもう
 一度再検討しておいて下さい。
・▲9六飛(33)では▲6五角と受けたい。
・▲8三飛(41)では▲6六銀と出て角を牽制したい。
・▲6八角(49)が敗着です。ココでは指しにくい手ですが▲8四飛成と空成りするのが有力手です。

・終盤は一方的な内容ですので省略します。また95手目以降は▲1一角成と馬を作るor▲6六桂
 と馬をイジメる場合の変化ではそれぞれ詰みが有りますので解いておいて下さい。

・全体的に診て思った事は升田式石田流(早石田)は序盤からハメ手が多々ありますので、相手の
 出方次第でいろいろと臨機応変に対応する必要性があります。なので空中戦のようにトリッキー
 な動きが多く、棋書により詳細な解説が記載されたり、されていなかったりと様々ですが、基本
 はご自身でいろいろと研究しておく事が肝要です。
 本譜の場合では後手が8筋の歩を突いていないため、この部分に関してどうするのかが問われる
 展開でした。解説でも不十分な点が多々ありますが、あくまで叩き台としてもう一度再検討して
 おいて下さい。
 また終盤95手以降は検討したところ残念ですが、先手に勝機は困難ですね。それと変化からの
 詰め問題が有りますので解いておいて下さい。  次回に期待します。
・盤面全体(四香同視)で考えて指すようにしましょう。
・「慌てず!」・「焦らず!」・「即指しせず!」を基本にして指すようにしましょうね。
・棋書にて「升田式石田流(早石田)」をよく読んでおく事をオススメします。

本譜では全体を通して、もう一度再検討してみて下さい。

次回も頑張って下さい。  v(^ー^) < ガンガレ〜♪

[3/3] 

[ No.55 ] 投稿者: Sandwich 2015年07月03日 (金) 20時22分
13手目の▲2二角は、1手損する形ですが、銀冠に組まれたくなかった(△3三銀型でも、そこそこ硬くなりますが…。)です。丸山ワクチンの変化にあったので指してみました。振り飛車を指す人にとっては、あまり好きな手ではないと思いますが、居飛車側からすると、△3三銀(▲7七銀型)は少し損ではないかなと思っていました。
21手目は▲7七銀はありますね。▲5八金左から金美濃に組む指し方も有力だと思いました。
△7一金(40手目)と引かれた局面は、先手の考えどころで、私はここで対応を誤りました。▲6六銀は、巧妙な手の渡し方だと思います。ここの辺りは、棋譜並べをして確かめたいと思います。
△7三桂(94手目)と跳ねた局面は、後手がまだいいのですね。最善を尽くされたら、まず先手が勝てない局面でしたが、時間切れをしなければ、もうちょっと粘りたかったです。

作戦について
鈴木流早石田も手だと思います。今回、相手は警戒して駒組みをしてきたので、升田式石田流がいいかなと思いました。中盤、飛車先を伸ばしてこない場合は、▲7六飛を指さない指し方も有力だったんだなと認識をしました。

また降級してさすがに辛いと感じますが、辛抱強く指したいと思っています。

詰め問題は、明後日までに回答をしたいと思います。ご指導有難うございました。

[ No.56 ] □■□ ご質問の回答の件 □■□ 投稿者: とある診断士 2015年07月04日 (土) 10時10分
Q1.
>13手目の▲2二角は、1手損する形ですが、銀冠に組まれたくなかった(△3三銀型でも、
>そこそこ硬くなりますが…。)です。丸山ワクチンの変化にあったので指してみました。
>振り飛車を指す人にとっては、あまり好きな手ではないと思いますが、居飛車側からすると、
>△3三銀(▲7七銀型)は少し損ではないかなと思っていました。
A1.
手損覚悟の角打ちは丸山ワクチンの応用ですか...
ここは好みが分かれるところですね。  (−−;)ウ〜ン


Q2.
>21手目は▲7七銀はありますね。▲5八金左から金美濃に組む指し方も有力だと思いました。
A2.
後手陣は低い態勢のままですので、意外とスキが見あたりません。その為、このタイミングで「飛」
が浮くのは攻撃目標にされやすくリスクが高まり面白くないところです。

なのであえてハイリスクな冒険はせず、攻勢重視の場合は「銀」を前線へと繰り出す。
囲い重視の場合は右辺から盛り上がるように圧力をかける等で基本方針を立てたいですね。


Q3.
>△7一金(40手目)と引かれた局面は、先手の考えどころで、私はここで対応を誤りました。
>▲6六銀は、巧妙な手の渡し方だと思います。ここの辺りは、棋譜並べをして確かめたいと
>思います。
A3.
▲6六銀は一種の遊び駒の活用で、次の▲8三角との連携を見込んだ一手です。

直接「飛」を打ち込む展開は単騎の攻めですので、意外と効果は見込めません。大駒の活用を図る
には下準備というか、ある程度の地ならしが必要なのです。判りにくい面もあるかと思われますが、
一種の攻め方の手筋と解釈して頂ければとよろしいかと存じます。


Q4.
>△7三桂(94手目)と跳ねた局面は、後手がまだいいのですね。最善を尽くされたら、まず先手
>が勝てない局面でしたが、時間切れをしなければ、もうちょっと粘りたかったです。
A4.
今回の件を糧に次回は頑張って下さ〜い。  ><;

[1/2]  

[ No.57 ] □■□ ご質問の回答の件 □■□ 投稿者: とある診断士 2015年07月04日 (土) 10時12分
Q5.
>作戦について
>鈴木流早石田も手だと思います。
A5.
鈴木流は居玉のまま7手目に▲7四歩と突く手ですが、既に△6二銀−△7二金と7筋の守備力が
高く、仕掛けるには無理筋に思えます。
一例として8手目以降△4二玉(持久戦思考で第一感の手)▲2二角成※△同銀▲8八銀△4五角
(俗称:△4五角問題)の切り返しが有り、先手としては悩ましく▲5六歩と受ける事になりますが、
△2七角成▲7三歩成△同銀▲7七銀△3二玉で一局。結果1歩損のうえ、馬vs持ち角の状態を
どうみるかで意見が分かれるところです。

※▲4八玉は△8八角成▲同銀△4五角▲7三歩成△同銀▲5八金左△2七角成▲7七銀で一局。
 こちらも上記の変化と同じような見解となり、棋風の違いが出やすい所です。

個人的には△8四歩を突いていない状態で△6二銀−△7二金のスクラムに対し、7手目▲7四歩
からの鈴木流の仕掛け(無理筋に思える)は微妙なところ。よって棋風の差もありますが、先手と
しては「面白くない」と言えそうです。


次回も頑張って下さい。  v(^ー^) < ガンガレ〜♪

[2/2] 

[ No.58 ] 投稿者: Sandwich 2015年07月04日 (土) 17時31分
鈴木流早石田の△8四歩保留型(△6二銀・△7二金とする形)は、診断士さんと同じく、指したいとは思いません。今回は、相手が早い段階でガッチリ受けてきたので、升田式石田流を採用しました。診断士さんの検討手順では、先手は△4五角を受けることが出来ず、馬を作られて少し損だということが分かりました。勉強になりました。

訂正になりますが「金美濃」と「高美濃」を間違えていました。すみません。

下記は詰め問題です。

問題1
△5三角 ▲4五玉 △4六飛 ▲3四玉 △2三金 ▲2五玉 △2四香 まで

手が広いので、初手が悩ましかったです。△5三角は、第一感にはありませんでしたが、消去法で浮かび上がりました。

問題2
△4六金 ▲2七玉 △3七金 ▲同銀 △同銀成 ▲1八玉 △2八竜 ま

これは駒をどんどん進めていけば詰む筋ですね。

[ No.59 ] 宿題の解答の件 投稿者: とある診断士 2015年07月04日 (土) 19時57分
[ No.58 ] : Sandwich 殿
                ■□■ 宿題の解答 ■□■

>95手目▲1一角成の場合は
【問題1】 95手目▲1一角成の場合■ヒント:竜より王が要!  7手詰め
◎お答え手順
>△5三角 ▲4五玉 △4六飛 ▲3四玉 △2三金 ▲2五玉 △2四香 まで

>手が広いので、初手が悩ましかったです。△5三角は、第一感にはありませんでしたが、
>消去法で浮かび上がりました。


(  * ゚ ー ゚ )つ ”○”やぁ。 正解やぁ。

☆解答(作為)
  △4三歩 ▲同 玉 △4六竜 ▲4四歩(合駒) △5二角 ▲3三玉 △2三金
  までの詰みです。


>95手目▲6六桂と馬をイジメる場合
【問題2】 ■ヒント:3手目は飛打ちで決める!  7手詰め
◎お答え手順
>△4六金 ▲2七玉 △3七金 ▲同銀 △同銀成 ▲1八玉 △2八竜 ま

>これは駒をどんどん進めていけば詰む筋ですね。


(  * ゚ ー ゚ )つ ”○”やぁ。 おまけで正解やぁ。

※5手目△3七同銀成に関しては△3七飛成と思われるため、おまけで正解とします。

☆解答(作為)
  △4六金 ▲2七玉 △2八飛打 ▲1七玉 △2六飛成 ▲同 玉 △3七飛成
  までの詰みです。

次回も頑張って下さい。  v(^ー^) < ガンガレ〜♪

[1/1] 

[ No.37 ] 投稿者: Sandwich 2015年06月09日 (火) 20時00分
棋戦:24R戦(早指2)
先手:Sandwich 10級
後手:相手 10級

▲5六歩 △8四歩 ▲7六歩 △8五歩 ▲7七角 △3二金
▲8八飛 △3四歩 ▲6八銀 △7七角成 ▲同 桂 △2二銀
▲4八玉 △6二銀 ▲3八玉 △3三銀 ▲2八玉 △1四歩
▲1六歩 △6四歩 ▲5七銀 △6三銀 ▲6六銀 △4二玉
▲3八銀 △7四歩 ▲4六歩 △7三桂 ▲4七銀 △3一玉
▲3八金 △2二玉 ▲8九飛 △9四歩 ▲9六歩 △5二金
▲6八金 △4四歩 ▲5五歩 △4三金右 ▲5六角 △6五桂
▲同 桂 △同 歩 ▲同 銀 △5四歩 ▲同 銀 △同 銀
▲同 歩 △5二飛 ▲6三銀 △5一飛 ▲7四角 △6一飛
▲5二銀不成△6四飛 ▲4三銀不成△7四飛 ▲5三歩成 △3一金
▲2五桂 △3五桂 ▲4二と △同 銀 ▲同銀不成 △同 金
▲5一銀 △3二金 ▲5九飛 △5四歩 ▲6五金 △7一飛
▲5四飛 △4三角 ▲5三飛成 △5二銀 ▲6二龍 △7六飛
▲7七歩 △4七桂成 ▲同 金 △6五角 ▲同 龍 △7一飛
▲6二龍 △6一金 ▲8二龍 △9三角

まで88手で後手の勝ち

現在は、9級に復帰しました。最近までは、不定期に指していましたが、
対局数の調整のため、今は指す曜日などを決めて指しています。

この将棋は、早指2で指しました。時間の余裕があるときは、15分で指すこともあります。
やっぱり、診断士さんの仰せの通り、比較的長い将棋を指さないと、一手一手の質が
向上しないような感じがします。

本譜は、先手中飛車を指そうと思いました。簡単に穴熊に組ませないためです。
相手が飛車先を伸ばしてきたので、向かい飛車にしました。

細かいところはありますが、大雑把に、検討したことを書きます。
62手目で▲3二金か▲3六銀と指すべきでした。後手の△3五桂に焦ったためですが、
喰らいつく将棋は、攻めの手がかりを残さなくてはいけませんでした。73手目が
おそらく敗着で ▲6二銀成△8一飛▲3六銀△9二角で難解な終盤になったと思います。

途中までは上手くいっていると思っていましたが、63手目でミスが出てから、
先手にとっては指し手が難しい将棋になりました。そこからの後手の指しまわしが素晴らしく、
攻めを完全に見切られていました。最後までリードを保ったまま勝ちきるのは、
難しいことだと痛感させられました。
 診断士さんには、優勢になったときに、どういう指し方が良かったのかをお伺いしたいです。
また、序・中盤の構想の評価もお願いをしたいです。
 よろしくお願いします。

[ No.38 ] 【 ご質問しまぁす。 】 投稿者: とある診断士 2015年06月09日 (火) 20時53分
 (⌒)   う〜〜〜ん…    '⌒)
   ヽ.  ,、 ─‐ ''ニZZ丶、   /´
     /´ ̄  、、、 、 ヽk-、‘
    / ,イ //∧ l ハヽヽヽ}⊥}_     【 ご質問しまぁす。 】
  r‐イ / / ハ {_{ 川_ナT廾ノ、ヽヽ`ヽ   
  ヾァ{ { {_{´ヽヽ   ● )j! `K´   !   [ No.37 ] : Sandwich 殿
  / ハヽ.ハ( (●     ''' レヘ ヽ  }   
  ソヽイ^iヽ_ゝ.'''   ,.  ノ侈 i ノ  >62手目で▲3二金か▲3六銀と指すべきでした。後手の△3五桂に焦った…
  { l !   `ー‐-rへ(´    V∨   とありますが、これは63手目の先手の対応についてでよろしいでしょうか?
  ヽ ヽヽ   _,ノ{ヽ ヨiヽ、_ .    
   \ハト f\   {. } 「ノ   /l.    
        l  ` ー仁二}‐ '´  l

[ No.39 ] 投稿者: Sandwich 2015年06月10日 (水) 19時39分
失礼しました。
62手目の△3五桂に対する63手目の応手について書いているつもりでした。「62手目の局面では…」とか「63手目は…」と書いた方が分かりやすかったですね。

[ No.40 ] ご依頼分を受け付けました。 投稿者: とある診断士 2015年06月10日 (水) 21時53分
            ヘ __
        __/: :/: : : }
      _廴:/: : :-========ミ
       }_:_: //: : : : : : : : : : : : \
      /: :イ: : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
      \//: : | : : : /: : : :l: : :|: : :l:|   
          =V : :|: :/ /: : :/ \|: : :|=   >>37、39 Sandwich 殿
        | |: : :|x==ミ': :/x==ミ: : :| |  
         乂|: : :| /:/_    |: : :|.ノ  ご回答ありがとうございます。
           |: : :|彡   |  |   |: : :|.′  ご依頼分を受付ますた。
           |: : :ト   ゝ.ノ. .ィ|: : :|.    診断結果のうっpまで
           |: : :| l:_: 斧ZZ壬. |: : :|.   少々お待ち下さい。
           |: : :| / 天====天ヽ|: : :|

[ No.41 ] 表記ミスの訂正をします 投稿者: Sandwich 2015年06月11日 (木) 21時41分
▲3二金は▲4二金の間違いでした。
>>40 有り難うございます。

[ No.42 ] >>37 棋譜診断の結果 投稿者: とある診断士 2015年06月11日 (木) 23時03分
>>37                先手:Sandwich 10級 殿

■本譜は『 角交換向飛車 』の内容ですね。

△3二金(6)甘い手。先手が居飛車で戦うなら2筋を守る意味で有効ですが、振り飛車にした場合、
  あとの駒組みが限定されるので面白くないところです。その為△3四歩と角道を通すかor
  △6二銀と自陣の整備。一歩譲って△7二銀からの棒銀模様等で各々一局です。
▲8八飛(7)作戦の岐路。△8五歩を咎めるため「向飛車」を選択。ココでは初志貫徹の▲5八飛
  と「中飛車」にするのも有力候補です。また居飛車の方針ならば▲8八銀や▲2六歩等もあり、
  どれを選択しても各々一局ですね。
▲6八銀(9)以前でしたら▲6六歩と角道を止めるのが当たり前でしたが、最近では積極的に動く
  「角交換振り飛車」で迎え撃つ作戦。現代では考え方に柔軟性がで出てきましたね。
△1四歩(18)穴熊への打診。
▲1六歩(19)作戦の岐路。▲3八銀の片美濃囲い。穴熊を目指すなら▲1八香や▲3八金等も一局。
▲5七銀(21)攻勢重視の駒組みを優先させ▲6六銀型を目指す。ココでは他に▲3八銀や▲6六歩。
  一歩譲っての▲7八金がよくある駒組みです。
▲4六歩(27)あくまで攻勢重視で行くなら▲8九飛〜▲6八金と左辺の形を決めて駒組みを進める
  のが角交換振り飛車でよくある展開です。  (−−;)ウ〜ン
▲5五歩(39)欲張った手。5筋の天王山を征するのは局面をリードする上で重要です。ですが、
  次に▲5九飛と回ると直ぐに△8六歩の仕掛けがイヤミ。また飛ではなく▲5六銀と位を確保
  した場合は玉型が薄くなる為面白くない所です。そのような訳で感覚的には▲3六歩と突き、
  その後▲3七桂と跳ねる展開へ持ち込み、いつでも仕掛ける事が出来る様、攻勢重視を優先
  させたいですね。
▲5六角(41)疑問手。 (´・ω・`)ショボ〜ン 一見急所の角に見えますが、△5四歩と角頭を
  狙われると厳しい状況です。なので同じ角打ちでも▲5一角と敵陣深くの搦め手で迫りたい所。
  以下△7二飛(△8三飛は▲6二角成。△8四角は▲8六歩が二の矢の攻め)▲8五桂△同桂
  ▲8四角成で一局です。
△6五桂(42)疑問手!△5四歩と角頭に狙いを付けたいところ。▲同歩△8四飛(一旦上がるのが
  ミソ)※▲5五銀△5四金▲同銀△同銀▲6六歩△5五銀▲7八角△6六銀▲5九飛△5七歩
  で後手指しやすいですね。
 ※△5二飛と回るのは▲7五歩の桂頭攻めがあり、以下△9二角▲9五歩(角頭狙い)△7五歩
  ▲9二角成△同香▲7四歩△6五桂(△同銀は▲4一角が更に厳しい)▲4一角で先手ペース。
▲6三銀(51)▲4一銀の割打ちで攪乱したいところです。△5四飛の飛び出しに▲3二銀成△同玉
  ▲6五角と間接王手飛車を行い、且つ手順に後手陣が薄くなるため先手指しやすいですね。
△6一飛(54)疑問手!△7一飛で角を牽制したいところです。
▲5二銀不成(55)飛金両取りが決めり、先手優勢です。

[1/6] 

[ No.43 ] 投稿者: とある診断士 2015年06月11日 (木) 23時05分
▲5三歩成(59)惜しい!「繋ぐ攻め」の手筋なので悪くはないのですが、ココではもう一歩
  踏み込み▲3二銀成△同玉と後手玉を「死地」へ呼び込んでから▲5三歩成を決めたいところ。
  チョットした囲い崩しのテクニックですね。  d(`・ω・´)
△2五桂(62)受け手ばかりだとジリ貧になる可能性が高いので攻め合いに活路を見いだす考え。
>62手目で▲3二金か▲3六銀と指すべきでした。後手の△3五桂に焦ったためですが、
>喰らいつく将棋は、攻めの手がかりを残さなくてはいけませんでした。
  ご質問の件にて▲4二と(63)以外の手について検討してみました。
 a)▲3二金の場合:△同金▲同銀成△同玉▲4三金△2二玉▲3三桂成△同桂▲同金△同玉と
  清算後▲2五桂が二の矢。△2二玉の逃げに▲4三と(詰めろ)△2一桂▲5九飛(詰めろ)と
  遊び駒の飛を手順に活用させ、先手優勢です。
 b)▲3六銀の場合:△6五角▲3三桂成△同桂▲4二銀打△同金▲同とと迫り、こちらも先手
  優勢となりますね。
>▲3二金は▲4二金の間違いでした。
…と言う事でc)▲4二金を追加で再検討してみました。
 c)▲4二金の場合:△同銀▲同とのあと、△4七桂成(△同金は▲同銀成△3一銀▲3二金で
  先手優勢)と反撃し、▲3一と(▲同金でも先手優勢)の寄せから△3八成桂▲同玉△6五角
  ▲5六歩△4三角▲2一と△同玉▲3三金と手堅く迫り先手優勢です。

  …と、以上の事から候補に上げたa)▲3二金、b)▲3六銀、c)▲4二金等はいずれも有力手となり、
  先手ペースの展開です。結果本譜ではこの手(▲4二と)が敗着級の一手です。  ・゚・(つД`)・゚・ 

△4二同金(66)邪魔なと金や銀が消えて後手に楽しみが出てきた状況です。
>73手目がおそらく敗着で ▲6二銀成△8一飛▲3六銀△9二角で難解な終盤になったと思います。
  う〜ん、そうですねぇ。変化最終手の△9二角の後▲6六歩と角道を止め、△2四歩▲5四飛
  △2五歩▲5三飛成で悪いながらも何とか勝負型。
  ですが上記の変化では後手の対応に甘いところがあります。改めて検討すると▲6二銀成以下
  △8一飛ではなく△7六飛と出るのが上手い手です。▲7七歩の押さえに対し、△7三飛と
  三段目に利きを入れるのがミソ。この後▲3六銀と上がり△9二角▲6六歩△2四歩▲5四飛
  △2五歩▲5一飛成と竜は作られますが、一段目と三段目の違いが大きく影響してきます。
  同じような展開に見えますが、違いとして後手の持ち駒に「歩」が有る事。飛の利きが一段目
  ではなく三段目に利いている点が大きい事が上げられます。
△5二銀(76)手堅くガチ〜リと受けて後手ペースの展開ですね。
△6五角(82)疑問手!ココは仕方がないかなぁ...
  △8四角と攻防の角で対応したいところ。▲6六歩※△6二角▲同銀不成△4九飛▲5八角
  △3九銀▲1八玉△6五角(詰めろ)で後手勝勢です。
 ※▲6四竜と逃げるのは△3九銀の王手から▲1八玉△3八銀(詰めろ)▲8四竜△6五角
  (詰めろ)で後手勝勢です。
▲8二竜(87)惜しい!▲7一竜のおながいで勝負したいところです。△同金▲2六桂△4三銀打
  (△4三銀は▲4一角の詰めろ有り)▲5三歩で勝負型ですね。  d(`・ω・´)

△9三角(88)以降は▲同竜△同香と清算し、▲6六角△4三銀打▲3六桂△5五歩で難解ながらも
  勝負型となりあとは指運次第の展開。その為、ココではもう少し指し継いで欲しかったですね。

[2/6] 

[ No.44 ] 投稿者: とある診断士 2015年06月11日 (木) 23時07分
・序盤の駒組みにおいて先手・後手共に大きなミスが無いので良く研究されていますね。
 ですが、▲5五歩(39)の欲張った手から▲5六角(41)の構想が、個人的には違和感がある駒組み
 に映ります。ココは解説を参考にもう一度再検討しておいて下さい。

・中盤の攻防戦において主な指摘事項を抜粋しておきましたので、解説を参考にもう一度再検討
 しておいて下さい。
・▲6三銀(51)では▲4一銀の割打ちで攪乱したい。
・▲5三歩成(59)では▲3二銀成△同玉の交換を入れ、「死地」へと呼び込んでから▲5三歩成を
 決めたい。
・ご質問の件にて▲4二と(63)に換えて▲3二金や▲3六銀について検討してみましたので確認
 しておいて下さい。
・▲5四飛(73)では仰る通り▲6二銀成からの変化で勝負でしたね。

・終盤の寄せにおいて主な指摘事項を抜粋しておきましたので、解説を参考にもう一度再検討
 しておいて下さい。
・▲8二竜(87)では▲7一竜のおながいで勝負。
・最終△9三角(88)以降は▲同竜△同香と清算してもう少し指し継いで欲しかったですね。

・全体的に診て思った事は序盤の▲5五歩〜▲5六角の構想は有りそうな感じですが、個人的には
 後手から直ぐに△5四歩の反発が強く感じられるため指しすぎ感が有ります。その為もう少し
 工夫が欲しい感じです。中盤の攻防戦はもたついた印象が拭えない感じでした。特に▲6三銀(51)
 や▲5三歩成(59)はチョットした事ですが見逃したのは大きく思えます。あとは▲4二と(63)と
 ▲5四飛の修正案の指摘は良い考えですね。終盤は投了以降、まだ指せる状況でしたので、
 解説を参考にもう一度再検討しておいて下さい。 次回に期待します。
・盤面全体(四香同視)で考えて指すようにしましょう。
・「慌てず!」・「焦らず!」・「即指しせず!」を基本にして指すようにしましょうね。
・棋書にて「角交換振り飛車」をよく読んでおく事をオススメします。

本譜では全体を通して、もう一度再検討してみて下さい。

次回も頑張って下さい。  v(^ー^) < ガンガレ〜♪

[3/6] 

[ No.45 ] □■□ 昇級おめでとうございます。アドバイスの追加等 □■□ 投稿者: とある診断士 2015年06月11日 (木) 23時08分
        □■□ 昇級おめでとうございます。アドバイスの追加等 □■□

>現在は、9級に復帰しました。最近までは、不定期に指していましたが、
遅くなりましたが、まずは昇級の程おめでとうございます。  m( _ _;)m

これで本格的に中級クラスへの仲間入りですね。まだいろいろと判らない事が多く大変かも
知れませんが、一歩一歩前進して取り組むように精進しましょうね!頑張って下さ〜い。


>対局数の調整のため、今は指す曜日などを決めて指しています。
これは良い考えです。毎日指す事も有効ですが、何か連敗が続くとイヤになってしまいます。
ですが1週間に1〜3日くらい指す曜日を決めて指せば、指した後直ぐの検討よりも冷却期間
が出来る事で冷静さが戻り、いろいろと知恵(指し手、構想、詰みの有無等)が沸いてくるかと
思います。この事を継続していけば自然と「大局観」が養われていくかと存じます。頑張ってね!


>この将棋は、早指2で指しました。時間の余裕があるときは、15分で指すこともあります。
>やっぱり、診断士さんの仰せの通り、比較的長い将棋を指さないと、一手一手の質が
>向上しないような感じがします。
以前書いたように何か目的があれば早指しも有効(早指し戦の目的意識改革を参照)です。しかし
純粋に「棋力向上を目標」にしているなら仰る通り、一手一手時間をかけた将棋の方が指した後
頭の片隅にしばらく棋譜が残り検討しやすくなります。
これを毎回毎回繰り返す事で少しずつ「大局観」が養われていくので、とても大切な事となります。
千里の道も一歩からです。まさに「継続は力!」頑張って下さ〜い。

[4/6] 

[ No.46 ] □■□ ご質問の回答の件 □■□ 投稿者: とある診断士 2015年06月11日 (木) 23時11分
>診断士さんには、優勢になったときに、どういう指し方が良かったのかをお伺いしたいです。
局面が優勢になった時、すんなり勝勢から勝ち。…という指し方が理想ですが、実質このような
勝ち方は困難です。下記にて簡単にまとめてみましたのでご参考になれば幸いに存じます。


■即指しをしない!
まずは基本として、第一にどんな場合でも「即指しはしない事!」が重要です。たとえ次の一手
が判っていても即指しせずに、数秒呼吸を整えてから指すように心掛けましょう!
対局時は常に冷静さを維持して物事を判断する事が大事ですので、見落としがちなポカを少しでも
減らし、些細な事でも「敗北」に繋がる要因を増やさないよう注意しましょうという戒めですね。


■定跡から外れた時にチャンス有り
次に序盤は出来るだけ定跡に沿った手を優先指せる事が大事です。逆に相手が外した時がチャンス。
定跡から外れると何かある場合が多々ある為、ココは要注意です。相掛かりや相振り飛車のような
力戦模様の展開ならいざ知らず、通常ここで失敗すると逆転する事が難しくなります。有利・不利
を語る前の段階での対応となります。


■形勢が有利な時は局面の単純化、不利な場合は複雑化を狙う
前置きが長くなりました。では本題です。
中・終盤において局面の形勢が少し自分が良さそうだと判断したら、無理をしない事が大事です。
ですが対局中、局面を動かす為どうしても勝負手を放つ場面が出て来ますね。その時における手の
見極めとして形勢判断が出来る場合があります。
俗に言われる「形勢が有利(優勢)の場合は局面の単純(シンプル)化、不利(劣勢)な場合は複雑化」
を心掛ける事で違いの差が出てきます。この事を毎回対局時に実践する事で「大局観」に変化が
出てくるかと思います。ポイントとしては自分が「少し良くなった」と判断する時期の見極めを
いかに早く自覚出来るかどうかという事になりますが、これがなかなか「感覚」・「経験」の差が
モノを言う事になりますので、一概には言えず難しい事ですね。


■相手の手を逆用する
一例ですが、見極めの方法として相手の指し手で形勢判断出来る場合があります。この方法とは
中・終盤の難解な局面において相手が局面のシンプル化を望んできたら、相手が優勢に思っている
場合が多いため逆手に取り、局面の複雑化で対抗する。と共に相手が複雑化を狙ってきたら自分
はシンプル化へと誘導するするといったように、相手の指し方を見ながら判断する事で多少理解
しやすいかと思います。特に勝負手を放ってきた時にその傾向が高いですね。

[5/6]

[ No.47 ] □■□ ご質問の回答の件 □■□ 投稿者: とある診断士 2015年06月11日 (木) 23時13分
■3手の読みの確実性
「3手の読み」は基本です。対局時において基本となる事ですが確実に3手先でも大きな見落としが
ないかどうかを見極めるクセを付けると、ポカが軽減出来ますので精進しましょうね。


■四香同視
あとは過去に繰り返し何度も言ってますが「四香同視」の考えがあります。これは局面を部分図
(ミクロ的)で捉えるのではなく、四隅にある香の位置までを常に確認しながら盤面全体(マクロ的)
で考え、遊び駒は無いか?離れ駒は無いか?詰めろや即詰みに繋がる頓死は無いか?等、
小さなミスを見逃さない様に心掛ける事が大事という考え方です。大変な事ですが今から覚えて
おいて損はありません。一日でも早く取り組み、「大局観」を養いましょう!

…と気になった点をいくつかの項目に分けて記述してみました。多少判りにくい文章となり申し訳
ありませんが、何か一つでもご参考になれば幸いに存じます。

次回も頑張って下さい。  v(^ー^) < ガンガレ〜♪

[6/6] 

[ No.48 ] 投稿者: Sandwich 2015年06月13日 (土) 11時41分
診断士さん、有難うございます。

投了図はまだ続いたのですね。もう駄目だと思っていました。玉形の差が大きいので、飛車を渡すと寄りそうな気がしていたからです。▲6六角と打って厳しいながら、粘れましたか。
59手目の▲5三歩成の前に、▲3二銀成を入れる方が勝っていました。ご指摘を受けるまで気づきませんでした。この見落としは大きかったです。
やっぱり、63手目の▲4二とは大悪手でした。ここで正確に指していれば局面がはっきりしていたみたいですね。
87手目で▲7一竜は感触が悪いので考える気になれませんでしたが、勝負をするなら、これしか残っていなかったようですね。短時間では、他の変化との比較がどれくらい行えるか分かりませんが……。

本譜の解説だけでなく、アドバイスまで丁寧にしてくださって、満足をしています。
アドバイスは納得の出来るところが多かったです。
 棋力は伸び悩んでいる時期ですが、1ランク2ランクUPを狙って、少しずつ邁進をしたいと思います。

[ No.26 ] 投稿者: IFQ 2015年06月01日 (月) 04時04分
先手 yahoo1750
後手 私yahoo1550

▲7六歩 △3四歩 ▲6六歩 △3二飛 ▲4八銀 △3五歩
▲3八飛 △6二玉 ▲4六歩 △7二玉 ▲4七銀 △8二玉
▲6八銀 △9二香 ▲6七銀 △9一玉 ▲7七角 △8二銀
▲6八玉 △7一金 ▲7八玉 △5四歩 ▲5六歩 △4二銀
▲9六歩 △5三銀 ▲9五歩 △5一金 ▲5八金右 △6一金左
▲8八玉 △7二金左 ▲7八金 △7四歩 ▲6八金右 △1四歩
▲3六歩 △4四銀 ▲3五歩 △同 銀 ▲3三歩 △同 飛
▲6五歩 △4四銀 ▲3六銀 △3二飛 ▲4五歩 △3七歩
▲同 飛 △5三銀 ▲2二角成 △同 飛 ▲6六角 △5五歩
▲同 角 △3二飛 ▲1一角成 △2八角 ▲3八飛 △1九角成
▲2一馬 △2九馬 ▲3二馬 △3八馬 ▲4三馬 △6二銀
▲9四歩 △同 歩 ▲9三歩 △同 香 ▲8五桂 △3九飛
▲9三桂成 △同 桂 ▲9四香 △9二歩 ▲9九香 △8一桂
▲9六香打 △8四桂 ▲9三香成 △同 歩 ▲同香成 △同 桂
▲9四歩 △9二歩 ▲9三歩成 △同 歩 ▲8五桂 △9二香
▲4四馬 △3七馬 ▲9四歩 △同 歩 ▲9三歩 △同 香
▲同桂成 △同 銀 ▲8五桂 △9二香 ▲3一飛 △5一歩
▲7三香 △9六桂打 ▲同 香 △同 桂 ▲7七玉 △8九飛成
▲5五歩 △8四歩 ▲7二香成 △同 金 ▲7三金 △同 銀
▲同桂成 △8二金打 ▲5一飛成 △8一香 ▲7二成桂 △同 金
▲7一金 △8二玉 ▲7二金 △同 玉 ▲6二龍
まで125手で先手の勝ち

△3二飛(4)と相振りを誘っても、▲3八飛〜4七銀と拒否されることがよくあります。
美濃や穴熊+5三銀型を試してますが、棋書に無いので困ってます。

端攻めに対して△3九飛(72)や△8四桂(80) から反撃を狙おうとしましたが、
相手の陣形の急所が分からず、そのまま潰れてしましました。
端攻めに対する正しい受け、反撃の手を教えて下さい。
よろしくお願いします。

[ No.27 ] ご依頼分を受け付けました。 投稿者: とある診断士 2015年06月01日 (月) 21時50分
            ヘ __
        __/: :/: : : }
      _廴:/: : :-========ミ
       }_:_: //: : : : : : : : : : : : \
      /: :イ: : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
      \//: : | : : : /: : : :l: : :|: : :l:|   
          =V : :|: :/ /: : :/ \|: : :|=   >>26 IFQ 殿
        | |: : :|x==ミ': :/x==ミ: : :| |  
         乂|: : :| /:/_    |: : :|.ノ  ご依頼分を受付ますた。
           |: : :|彡   |  |   |: : :|.′  診断結果のうっpまで
           |: : :ト   ゝ.ノ. .ィ|: : :|.    少々お待ち下さい。
           |: : :| l:_: 斧ZZ壬. |: : :|   
           |: : :| / 天====天ヽ|: : :|

[ No.28 ] >>26 棋譜診断結果 投稿者: とある診断士 2015年06月03日 (水) 21時59分
>>26                後手:私yahoo1550 IFQ殿

■本譜は『 袖飛車vs三間飛車 』の内容ですね。

▲6八銀(13)感覚的には▲9六歩と穴熊診断したいところですね。
△9二香(14)「穴熊」へ。
△8二銀(18)何事もなくフタまで出来て後手満足な展開。
△5一金(28)前手▲9五歩と位を取られたので、普通に駒組みを進めたのでは面白くない所です。
  その為後手も△4四銀〜△5五歩、△6四銀〜△5五歩or△7四歩。△6四歩〜△6五歩等
  といったようにいつでも仕掛けられる態勢を優先させ、圧力をかけたいですね。
▲7八金(33)囲いが完成し、先手満足な展開です。
△7四歩(34)△7五歩の角頭攻めを含んだ手ですが、穴熊のコビンが開き弱体化に繋がるので
  諸刃の剣。その為出来れば△6四銀と先に上がり圧力をかけたいですね。
  ▲6五歩の反撃は歓迎で△7七角成▲同桂△5三銀▲6六銀△6四銀▲同歩△6二飛と6筋に
  争点を作り一局です。
△4四銀(38)素直に△3五同歩と取りたいですね。▲同銀なら△5五歩と反発して一局です。
▲3三歩(41)焦点の歩。
△3七歩(48)疑問手。 (´・ω・`)ショボ〜ン 手筋の叩きですが、二の矢がないので指し過ぎです。
  なので一旦△5三銀と辛抱し▲2二角成△同飛▲4七銀(▲7七角は△3三歩と辛抱)△3七歩
  と叩き、切り返しを狙いたいですね。
△3二飛(56)疑問手。 (´・ω・`)ショボ〜ン 次にあっさり▲1一角成と馬を作らせるのでは面白くない。
  なので△1二飛と辛抱。▲4七銀には△5四銀▲7七角△3二歩(辛抱:△3三歩は▲3四歩
  が厳しい)▲4四歩△同歩▲同角△6二金寄▲3八飛(キズ消し)△3三歩で一局です。
▲4三馬(65)先手好調な攻め。
▲9四歩(67)端攻め。持ち駒に「飛桂香歩3」と豊富な戦力があるので敢行した感じですね。
▲8五桂(71)△9二香と埋められる(穴熊特有の穴埋めの受け)のがイヤな為、先に▲9二歩△同玉
  と吊り出し後、▲8六桂と形を決めておきたいですね。
△3九飛(72)馬にヒモを付けつつ▲3六銀の捕獲or何かの時の△8九飛成の桂取りを狙った手。
  悪くない発想ですが、感覚的にはもう一歩踏み込んで、まだ飛を保留しつつ△4八馬と馬の利き
  を自陣まで利かせながら先手玉に迫りたい(次の△6六香が楽しみになる)ですね。
▲9四香(75)単に走るのでは今ひとつの効果なので、感覚的には▲9二歩△同玉と決めたのち、
  ▲9八香のロケットで圧力をかけておきたい所です。穴熊崩しの基本手筋の一つですね。
△9二歩(76)惜しい!△9六桂と一発王手をかけたい所です。▲9八玉(▲7七玉は△8九飛成で
  後手指しやすい)の逃げに△9七歩(利かし)▲同桂を作ってから△9二歩(頓死を防ぎ為の穴埋
  めの受け)と受けて後手ペースの展開ですね。  d(`・ω・´)

[1/5]

[ No.29 ] 投稿者: とある診断士 2015年06月03日 (水) 22時00分
▲9九香(77)ロケット。玉頭の攻めと共に△9六桂を消した一石二鳥の一手。
△8一桂(78)穴埋めの受けですが、ココはもう少し盤面全体で考え△4八馬と馬の筋を活用したい
  ところです。以下▲9八香の三段ロケットなら、△8一桂と受け一局です。
 ※受ける場合は部分的な局面図ではなく、四香同視といった盤面全体で考えたいですね。
△8四桂(80)▲9六香を目標とした反撃の一手。狙いは明確ですので良いと思います。ですが…
  ココでも△4八馬と迫りたいですね。▲9三香成(詰めろ)からの攻めが気になりますが、素直
  に△同歩と対応し▲9二歩(利かし)△同玉▲8五桂△8四桂(反撃の第一歩)▲9三香不成
  △同桂▲同桂成△同銀▲同香成△同玉と清算後、▲9四歩△8二玉▲8五桂(詰めろ)△9二歩
  ▲4四馬(次は▲5五馬の王手が狙い)の時に△9六桂と脅し後手ペースの展開です。
△9三同歩(82)素直に対処する事も大事ですが、本譜では△9六桂と先に王手を利かせたい。
  ▲同香△9三歩▲9四歩△同歩▲8六桂△3七馬で一局ですね。
△9二香(100)疑問手。 (´・ω・`)ショボ〜ン  △9六桂打と反発したいところです。
  ▲同香△同桂▲7七玉△8四銀と自陣に手を戻し後手指しやすいですね。
△5一歩(102)ココも単に受けるのではなく△9六桂打とし、先手陣に揺さぶりをかけておきたい。
  ▲同香△同桂▲7七玉の逃げに△8二銀と引くかor△6一香と受けるか等で一局です。
 ※ポイントとしては反撃しながら受ける手を織り交ぜながら狙いを絞らせないことが大事となります。
△8九飛成(108)疑問手。 (´・ω・`)ショボ〜ン 単に攻め合いではなく△7三銀と自陣に手を加える事
  が重要。▲5一飛成△6二香で受け切れそうですが▲6四桂が厳しい手。△同歩で馬筋が消え、
  ▲7三桂成で後手危険そうですが△8五桂が起死回生の一着となり▲8六玉△5九馬(詰めろ)
  で後手指しやすいですね。
▲5五歩(109)馬筋を消した手ですが疑問手!ココは▲7二香成とし△同金▲5四桂で先手ペース
  の展開です。
△8四歩(110)敗着ですね。 ・゚・(つД`)・゚・ △4三歩と寄せの拠点である馬をイジメる事が重要です!
  ▲7二香成(詰めろ)△4四歩▲7一成香(詰めろ)からの寄せで危険そうですが△5五馬の王手
  が逆転の一手です。
  ▲6六金△9九角(上下からの挟撃体制)▲8六玉△7一銀(一旦自陣に手を戻し頓死を防ぐ)
  ▲5五金△8四銀(詰めろ)▲7三角(非常手段)△同銀(詰めろ)▲同桂不成(詰めろ逃れろの
  詰めろ)の時に△8四香からの即詰みが有り、後手勝勢です。
  以下▲8五桂の合い駒に△同香▲同玉△8四香▲7四玉△8五角▲7五玉… までの詰み。
  ではどうやって詰ませますか?  ヾ(・ー・)ノシ  【問題1】
  ■ヒント:大駒で決める!  7手詰め

[2/5]  

[ No.30 ] 投稿者: とある診断士 2015年06月03日 (水) 22時01分
・序盤の駒組みにおいて先手はともかくとして、後手は一直線穴熊へ。悪くはないのですが
 単調な展開ですので、少し工夫が欲しいところです。
・△5一金(28)では前手▲9五歩と位を取られたので、後手も△4四銀〜△5五歩、△6四銀〜
 △5五歩or△7四歩。△6四歩〜△6五歩等といったようにいつでも仕掛けられる態勢を優先。
・△7四歩(34)では出来れば△6四銀と先に上がり圧力をかけたい等ですね。
 詳細については解説を参考にもう一度再検討しておいて下さい。

・中盤の攻防戦において穴熊の堅さを頼りにした、駒損でも荒っぽい指し方が気になります。
 その為、ココはもう少し駒損しないよう、バランスを重視した戦い方が欲しいところです。
・△4四銀(38)では素直に△3五同歩と取る。 
・△3七歩(48)では一旦△5三銀と辛抱。
・△3二飛(56)では△1二飛と辛抱等ですね。
 ここらも解説を参考にもう一度再検討しておいて下さい。

・終盤の寄せにおいて穴熊の「堅さ」・「遠さ」を背景とした再三再四逆転のチャンスがありました。
 指摘事項はお腹イパ〜イ有りすぎるため、解説を参考にもう一度再検討しておいて下さい。
・△8四歩(110)が敗着です。ココは△4三歩と寄せの拠点である馬をイジメる事が重要です!
 受けながら攻める曲折的な指し回しを実行したかったですね。また変化では詰み問題が
 ありますので解いておいて下さい。

・全体的に診て思った事は直接手が多い感じです。これはこれで悪いとは言いませんが、
 「受け」・「攻め」といったようにハッキリ判る手だけではなく「受けながら攻める」曲折的な手を
 多く指せるように精進したいですね。詳細につきましては解説を参考にもう一度再検討して
 おいて下さい。 次回に期待します。
・盤面全体(四香同視)で考えて指すようにしましょう。
・「慌てず!」・「焦らず!」・「即指しせず!」を基本にして指すようにしましょうね。
・棋書にて「」をよく読んでおく事をオススメします。

本譜では全体を通して、もう一度再検討してみて下さい。

次回も頑張って下さい。  v(^ー^) < ガンガレ〜♪

[3/5] 

[ No.31 ] ご質問の回答の件 投稿者: とある診断士 2015年06月03日 (水) 22時04分
                □■□ ご質問の回答の件 □■□

Q1.
>△3二飛(4)と相振りを誘っても、▲3八飛〜4七銀と拒否されることがよくあります。

A1.
振り飛車党にとって「相振り飛車」は好き嫌いの好みが分かれる戦型の一つです。
主な理由としては昔ながらの居飛車vs振り飛車の「対抗型」が見慣れているため指しやすい事と、
最近では角道を通したまま戦う「角交換振り飛車」といった積極的に動く振り飛車が流行等といった
理由が挙げられます。
他にもありますが、基本的に「相振り飛車」は相手の同意がないと指しこなす事が困難な戦型です。

では「相振り飛車」に誘うにはどうすればいいのか?これに対し決め手はありませんが、
もし三間飛車に拘りがなければ▲7六歩△3四歩▲6六歩の次に△3三角(4手目△3三角戦法)と、
上がっては如何でしょうか?プロ間で一時期はやりましたが、直ぐに廃れた(指す棋士がいない?)
戦型の一つですが、あえて採用する方法もあるかもと...

普通に▲7八飛や▲6八飛(この手は少ないと思う)なら、次に△2二飛の向飛車での相振り飛車が
出来ます。また5手目に▲6八銀や▲7八銀でも構わず△2二飛の向飛車にし、この場合は居飛車
vs振り飛車の対抗型が濃厚となり一局ですね。他にもいろいろと序盤の駆け引きがありますが
臨機応変に応じての戦い方で一局となります。

…と言う訳で必ず相振り飛車には出来かねますが、対策の一つとしてご参考になれば...

[4/5] 

[ No.32 ] ご質問の回答の件 投稿者: とある診断士 2015年06月03日 (水) 22時06分
Q2.
>美濃や穴熊+5三銀型を試してますが、棋書に無いので困ってます。

A2.
少し古い棋書になり申し訳ありませんが、相振り飛車戦において後手向飛車での△5三銀型
では「よくわかる相振り飛車」にて記載があります。ただし後手三間飛車については微妙です。
お近くの書店で一度内容を確認してからご購入するかどうかお決め下さい。


■よくわかる相振り飛車 [マイナビ将棋BOOKS」

発行年月 2011年10月  サイズ B6 / 高さ 19 cm  ページ 221p
ISBN 9784839940751 (4839940754)  C-CODE 2076
著者名 : 伊藤 真吾
マイナビ 将棋 2011年10月   価格:1,512円(1,400円+税)

玉はどうやって囲うの?攻めの形はどうするの?リードを奪う駒組みと仕掛け。
戦法別「よくわかる」シリーズ第5弾。

《本書の内容》
第1章:向かい飛車対三間飛車 
第2章:相向かい飛車 
第3章:先手三間飛車 
第4章:先手四間飛車 
第5章:その他の相振り飛車(先手中飛車;後手3二飛戦法)

主要戦法のひとつである相振り飛車の中から、最近実戦例の多い戦型について、序盤の駒組み
から戦いに入る中盤までの指し方を解説。向かい飛車対三間飛車、先手四間飛車などを取り上げる。

※2015年6月3日現在、ネット販売をチェックしたところ紀伊國屋書店及び、ジュンク堂書店
 では在庫があるようです。あまぞんちゃんはチェックしておりません。

[5/5]

[ No.33 ] 投稿者: IFQ 2015年06月06日 (土) 12時41分
>▲6五歩の反撃は歓迎で△7七角成▲同桂△5三銀▲6六銀△6四銀▲同歩△6二飛と6筋に争点を作り一局です。
△6四銀?△6四歩ですか?

>△3七歩(48)疑問手。 (´・ω・`)ショボ〜ン 手筋の叩きですが、二の矢がないので指し過ぎです。
> なので一旦△5三銀と辛抱し▲2二角成△同飛▲4七銀(▲7七角は△3三歩と辛抱)△3七歩
> と叩き、切り返しを狙いたいですね。
▲3七同歩〜▲3一飛成が見えているのですが、どう切り返せばいいのでしょうか?
▲3七同歩△4二銀と一回受けて、△2八角の狙いですか?

詰め将棋は
△同香▲同玉△8四香▲7四玉△8五角▲7五玉 以下
△7四香▲8六玉△7六角▲9七玉△8七角成▲同金△同龍 まで

穴熊は難しいですね。一直線に囲いが完成したら満足していましたが
囲う前に仕掛ける態勢を作る。囲ってからの指し回しなど課題が多いと気づかされました。

>「受けながら攻める」曲折的な手
馬の活用して自陣に利かせる手は考えには浮かんだのですが、
△4八馬〜△6六香のような攻めの手が見えず、△9二歩などの直接的な受けしか指せませんでした。

診断ありがとうございました。

[ No.34 ] □■□ ご質問の回答・その他の件 □■□ 投稿者: とある診断士 2015年06月07日 (日) 00時11分
[ No.33 ] : IFQ 殿

                □■□ ご質問の回答・その他の件 □■□

Q1.
>>▲6五歩の反撃は歓迎で△7七角成▲同桂△5三銀▲6六銀△6四銀▲同歩△6二飛と
>>6筋に争点を作り一局です。
>△6四銀?△6四歩ですか?

A1.
上記の反撃手順に誤りがありました。申し訳ないです。修正手順としては下記の通りです。
▲6五歩の反撃は歓迎で△7七角成▲同桂△5三銀▲6六銀△6四歩▲同歩△6二飛と6筋に
争点を作り一局です。                         ̄ ̄ ̄ ̄

Q2.
>>△3七歩(48)疑問手。 (´・ω・`)ショボ〜ン 手筋の叩きですが、二の矢がないので指し過ぎです。
>> なので一旦△5三銀と辛抱し▲2二角成△同飛▲4七銀(▲7七角は△3三歩と辛抱)△3七歩
>> と叩き、切り返しを狙いたいですね。
>▲3七同歩〜▲3一飛成が見えているのですが、どう切り返せばいいのでしょうか?
>▲3七同歩△4二銀と一回受けて、△2八角の狙いですか?

A2.
すみません。ココは読み抜けがありました。
当初は△3七歩のあと▲同飛△2八角で良いと思っていたのですが、以下▲3一飛成△1二飛
▲2一竜で後手失敗でした。初歩的ミスで申し訳ありません。  m( _ _;)m

なので改めて再検討したところ△3七歩(48)では△5三銀▲2二角成△同飛▲4七銀に対し、
△3七歩の叩きではなくココは△3三歩※で辛抱。
▲3六銀(▲4六銀は△4七角)の立て直しに△6四歩と6筋から反撃し、▲同歩△同銀▲6六歩
△5五歩と全面戦争に持ち込み一局です。
※△4二銀と受けるのは▲6四歩△同歩▲4一角があり△7三金の受けには▲5二角成で一局。

[1/2] 

[ No.35 ] 投稿者: とある診断士 2015年06月07日 (日) 00時13分
>穴熊は難しいですね。一直線に囲いが完成したら満足していましたが
>囲う前に仕掛ける態勢を作る。囲ってからの指し回しなど課題が多いと気づかされました。

穴熊戦の基本は囲いの「堅さ」・玉の位置の「遠さ」です。通常の戦い方とは異なりますので、
注意しましょうね!
中終盤はよく飛角をビシ!バシ!っと切りつつ相手玉に迫る戦い方が目立ちますが、
穴熊には逃げ道がほとんどありません。一度喰い付かれたら振りほどく事が困難です。
その為穴熊特有の「穴埋めの受け」という、自玉周辺に空き地が有れば駒で埋める受け方の技術
が要求されます。
この事はあまり教えてくれない事ない為、棋書(記載がない場合がある)ではなく棋譜並べで感覚
を掴んで下さいね。


>>「受けながら攻める」曲折的な手
>馬の活用して自陣に利かせる手は考えには浮かんだのですが、
>△4八馬〜△6六香のような攻めの手が見えず、△9二歩などの直接的な受けしか指せませんでした。

曲折的は手は判りにくい場合が多々ありますので、現状はこういう手が有るんだぁ...位で良いと
思います。
まず現状は「知識」を貯める事を優先させた後、実践で試行錯誤して使い「経験」・「感覚(大局観)」を
養うよう努力しましょうね!何事もそうですが「継続は力!」なのです。

「馬」の活用方法につきましては、いまはまだ難しいかも知れませんが盤面全体で考える「四香同視」
という考え方が基本です。これは常に盤面四隅の香の位置にある駒の動きまでを把握する事が
必要であるという思考方法です。級位や段位が上がるに従い、必ず必要となる思考方法です。
早いうちに欠片(かけら)程度でも良いので、少しずつ覚えていきましょう!なかなか理解は難しいかも
知れませんが、一段一段基礎を踏みしめながら確実にモノにしていきたいですね。頑張ってね!


>診断ありがとうございました。
こちらこそ、今回は私の初歩的ミスによりご迷惑をおかけしました。 反省しますです...

         _
          ,.'´   ヽ )) ペコリ
       l ノメノハ)〉   ペコリ
        ! (!l - -ノ| ))
        ノノ( JJ)リ!    申し訳ありませんでした...
       ` `i_j_j

[2/2]

[ No.36 ] □■□ 宿題の解答の件 □■□ 投稿者: とある診断士 2015年06月07日 (日) 00時16分
[ No.33 ] : IFQ 殿
                □■□ 宿題の解答の件 □■□

△8四歩(110)問題文省略…
【問題1】 ■ヒント:大駒で決める!  7手詰め

◎お答え手順
>詰め将棋は
>△同香▲同玉△8四香▲7四玉△8五角▲7五玉 以下
>△7四香▲8六玉△7六角▲9七玉△8七角成▲同金△同龍 まで

(  * ゚ ー ゚ )つ ”○”やぁ。 正解やぁ。


☆解答(作為)
▲7四香 △8六玉 ▲7六角 △9六玉 ▲8七角成 △同 金 ▲同 竜 までの詰みです。

[1/1]

[ No.19 ] 投稿者: ゆーす 2015年05月11日 (月) 10時33分
将棋ウォーズ10分切れ負けです。
先手:私4級
後手:相手3級

勝ち筋だった気もしますが、時間が切れてしまいました。
角の成り場所が悪かったかなと思いましたが、この指しまわしでどうだったのでしょうか。
診断お願いします。

▲7六歩 △8四歩 ▲6八銀 △3四歩 ▲6六歩 △6二銀
▲4八銀 △6四歩 ▲5六歩 △6三銀 ▲5八金右 △5二金右
▲7八金 △3二銀 ▲6九玉 △4二玉 ▲6七金右 △3一玉
▲7九角 △3三角 ▲7七銀 △7四歩 ▲6八角 △1四歩
▲1六歩 △2二玉 ▲7九玉 △9四歩 ▲9六歩 △7三桂
▲8八玉 △5四銀 ▲5七銀 △2四歩 ▲2六歩 △2三銀
▲2五歩 △同 歩 ▲同 飛 △2四歩 ▲2八飛 △3二金
▲3六歩 △4五銀 ▲3八飛 △8一飛 ▲4六銀 △5四銀
▲3五歩 △同 歩 ▲同 銀 △3四歩 ▲同 銀 △同 銀
▲同 飛 △2三銀 ▲3八飛 △8五桂 ▲8六銀 △6一飛
▲3四歩 △4四角 ▲3五銀 △同 角 ▲同 飛 △6五歩
▲同 歩 △4四銀 ▲3八飛 △6五銀 ▲7五歩 △6六銀
▲同 金 △同 飛 ▲6七銀 △6一飛 ▲6二歩 △同 飛
▲7三角 △6一飛 ▲6二歩 △同 金 ▲2八角成 △5二金
▲7四歩 △9五歩 ▲同 歩 △9七歩 ▲7三歩成 △9五香
▲同 銀 △9八歩成 ▲同 香 △9七歩 ▲同 香 △同桂成
▲同 桂 △9六歩 ▲8六銀 △9一飛 ▲9五香 △9四香
▲同 香 △9七歩成 ▲同 銀 △9四飛 ▲9五歩 △同 飛
▲9六香 △7五飛 ▲7六歩 △6五飛 ▲6六歩 △6一飛
▲7二と △6三飛 ▲6四桂 △4二金右 ▲2五歩 △同 歩
▲2四歩 △1二銀 ▲1五歩 △同 歩 ▲1四歩 △3七歩
▲同 飛 △6四飛 ▲1五香 △7七歩 ▲同 金 △8五桂
まで132手で後手の勝ち

[ No.20 ] ご依頼分を受け付けました。 投稿者: とある診断士 2015年05月11日 (月) 21時45分
            ヘ __
        __/: :/: : : }
      _廴:/: : :-========ミ
       }_:_: //: : : : : : : : : : : : \
      /: :イ: : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
      \//: : | : : : /: : : :l: : :|: : :l:|   
          =V : :|: :/ /: : :/ \|: : :|=   >>19 ゆーす 殿
        | |: : :|x==ミ': :/x==ミ: : :| |  
         乂|: : :| /:/_    |: : :|.ノ  ご依頼分を受付ますた。
           |: : :|彡   |  |   |: : :|.′  診断結果のうっpまで
           |: : :ト   ゝ.ノ. .ィ|: : :|.    少々お待ち下さい。
           |: : :| l:_: 斧ZZ壬. |: : :|   
           |: : :| / 天====天ヽ|: : :|
.

[ No.21 ] >>19 棋譜診断結果 投稿者: とある診断士 2015年05月12日 (火) 21時49分
>>19                先手:私4級 ゆーす 殿

■本譜は『 居飛車の力戦型(矢倉vs銀冠) 』の内容ですね。

△6四歩(8)作戦の岐路。△4二銀や△5四歩なら相矢倉の進行ですが本譜では△6四歩。その為
  △6三銀〜△5四銀〜△6二飛の「右四間飛車」の可能性がありますね。
▲7九角(19)△6五歩の仕掛けが気になる為▲7七銀と上がるかorそろそろ▲2六歩と飛先を突き、
  攻めの姿勢を見せたいですね。
△1四歩(24)様子見ですが甘い手。先手は守勢の駒組みです。後手としては△2二玉や△4四歩
  と追随するかor△5四銀や△8五歩、△7三桂等の攻勢重視の基本方針を確定したい所です。
▲1六歩(25)後手から端歩を突いてくれたので受けるのは好判断。後で持ち歩が何枚か貯まれば
  ▲1五歩からの端攻めも視野に入りますね。
▲8八玉(31)前手△7三桂と跳ねたので入場(将来△8五桂がイヤミ)せず、▲3六歩or▲2六歩の
  攻勢の手を見せておきたい。またこのまま守勢重視なら▲5七銀とガチ〜リ組んで、ワザと
  後手から先攻させる構想も一局です。よってココは棋風の差が出やすい局面ですね。
▲2五歩(37)仕掛け。△3二金と上がる前に2筋の歩交換に出るのは良い着想。 (・∀・)イイヨ!!イイヨ!!
△4五銀(44)疑問手!△6二飛の「右四間飛車」か△6五歩と反発するのが筋。うっかりミスかな?
▲4六銀(47)強気な反発。ほぼ矢倉戦の戦いになってきた為「真正面からの殴り合い」に持ち込む
  のは好判断です。  (・∀・)イイヨ!!イイヨ!!
△8五桂(58)▲3四歩と打たれる前に先手陣に揺さぶりをかける勝負手。
△4四角(62)疑問手!良くも悪くも△4二角と引きたいところ。
▲3五同飛(65)棋風にもよりますが▲同角も有力手ですね。以下△9五歩(アヤを求める)▲同歩
  △3四銀▲4六角と急所に据えて先手ペースの流れです。
△4四銀(68)手厚い一手。
▲7五歩(71)疑問手。 (´・ω・`)ショボ〜ン 攻めが遅く甘いですね。
  よってココでは▲7二角と飛をイジメながら攻めるのが筋です。△6二飛の切り返しに対し、
  ▲8一角成△6六歩▲5七金△5六銀(△7六銀は▲6三歩がイヤミ)の勝負手がありますが、
  慌てず▲6三歩と飛頭を叩き△6一飛▲7二馬△5七銀成▲同角△6七金※に▲6六角と
  切り返し先手優勢です。ただこの変化は一歩間違うとお互い切れるか受け損なうかの危険性が
  多々ありますので、将棋ウォーズの時間内で指すのは困難ですね。
 ※△6七歩成と軽く捨てるのは▲同金と応じ△6三飛▲6六歩で後手の攻め筋が切れる。
▲6二歩(77)迷う所ですが▲7二角が有力手ですね。△6二飛▲2七角成(▲8一角成も有りかも)
  △6六歩▲7六銀△6七金▲6三歩△同飛▲6四歩(▲同馬△同金の展開は面白味に欠ける)
  で一局。とにかく本譜では後手の「飛」をイジメるか捕獲してしまえば先手優勢か勝勢になる為、
  角や馬で牽制していきたいですね。

[1/3]  

[ No.22 ] 投稿者: とある診断士 2015年05月12日 (火) 21時50分
▲2八角成(83)疑問手。 (´・ω・`)ショボ〜ン ▲8四角成とし△8五桂を抜く展開で先手優勢です。
  現局面では△8五桂が後手の橋頭堡です。これを解消してしまう展開に持ち込みたいですね。
▲7四歩(85)疑問手。 (´・ω・`)ショボ〜ン ▲6六歩とキズ消しを優先したいところです。
  以下△7五歩なら▲4六角の遊び駒の活用が厳しい一着です。
△9七歩(88)疑問手!△6六歩と銀頭を叩くのが筋ですね。▲7六銀△7七歩▲同桂と利かし、
  △6七金▲6二歩△同飛▲7三歩成△7八金▲同玉△6七金で勝負型!
▲7三歩成(89)疑問手。 (´・ω・`)ショボ〜ン 空成りは何時でも出来る為、ココは▲6六歩と
  キズ消しを優先させたいですね。
▲9五香(101)疑問手。 (´・ω・`)ショボ〜ン ココは「四香同視」の考えで▲6三との攻め合いを
  目指したいところですね。△9七歩成▲同銀△3七歩(利かし)▲同馬△9七飛成(非常手段)
  ▲同玉△8五桂▲8八玉(▲8六玉は△6三金でやや危険)△6三金▲8九桂(△9七銀がイヤ)
  と受け、先手優勢です。
▲9五歩(107)▲9六香と飛の捕獲に走るのが有力手ですね。以下△6六歩(△3五香は▲3三歩成
  △同桂▲3六歩で後手ダメぽ)の叩きが唯一の反撃ですが、慌てず▲7六銀(▲同銀は△7六桂
  がイヤミ)とかわし△7五香(勝負手)▲同銀(妥協)△7六桂▲9八玉(▲7七玉は△8五金)
  △6七金▲同金△同歩成▲8六角△8五歩▲9四香△8六歩▲同銀上で△8八角(詰めろ)の
  おながいが危険。ですが慌てずに▲8九金とガチ〜リ受けて先手優勢です。
▲9六香(109)疑問手。 (´・ω・`)ショボ〜ン 素直に▲同角と取るのが有力手ですね。
  △9一香の田楽刺しが気になりますが、▲8四角とかわし△9七香成▲同玉△8五金(縛り)
  ▲6六角△9六歩▲8八玉△7五桂のあと▲3三香と露骨に打ち込み先手優勢です。
▲6四桂(117)疑問手。 (´・ω・`)ショボ〜ン ▲7五桂と飛を詰ますのが有力手ですね。
  以下△3七歩(利かし)▲同馬△7七歩▲同金△7五桂に▲6三桂成と反撃して、先手優勢を
  維持出来ます。
▲1五歩(123)▲7三とと捨てるのが有力手。△6一飛(△同飛は▲5二桂成が厳しい)の逃げに
  ▲7二桂成と追撃し△3一飛▲1七桂と寝ていた「桂」を活用させ、先手優勢を維持出来ます。
△3七歩(126)利かし。
▲3七同飛(127)惜しい!▲同桂と「桂」で取るのが有力手。△7七歩(△6四飛と欲張るのは
  ▲2五桂が厳しい)の反撃がイヤミですが▲同金と応じ、△8五桂▲2五桂と圧力をかけ
  先手ペースの展開です。
△8五桂(132)金銀両取り。本譜ではココで先手が「投了」ですが時間が切れたのかな?
  投了の局面での形勢は「ほぼ互角」なので惜しい事をしています。

[2/3] 

[ No.23 ] 投稿者: とある診断士 2015年05月12日 (火) 21時51分
・序盤の駒組みにおいて先手後手共に大きなミスはありません。指し慣れた印象が強い感じですが、
 やや消極的に映ります。ココは棋風の差もあるので一概には言えませんが、折角の先手ですので
 もう少し積極性(囲い重視と共に攻勢重視の手を織り交ぜながら駒組みを進めたい)が欲しい所です。
 なので参考程度ですが、解説を元にもう一度再検討しておいて下さい。

・中盤の攻防戦において序盤とはガラリと変わり先手・後手共におかしいと思われる手で山積状態
 です。将棋ウォーズでの10分切れ負けという特殊な条件の中、深く読みを入れる事が困難なので
 感覚勝負の対局になっています。ココは仕方がないとも言えますが、直感を裏付ける読みが欲しい
 ところです。目立った手を中心に指摘してみました。解説を参考にもう一度再検討しておいて下さい。

・終盤の寄せにおいて再三再四チャンスはありましたが、持ち時間が切迫した中で正着を指すのは
 困難です。よってココも仕方がないと判断出来ます。解説を参考にもう一度再検討しておいて下さい。

・全体的に診て思った事は序盤ではもう少し積極性が欲しい所。中盤の攻防戦においては「飛」の
 捕獲方法を優先させたい。終盤は後手玉に圧力をかける事までは成功していますが、その後が不明。
 更に「投了」の局面ではまだ先手は指せる状況で形勢は先手が「若干良い」か「互角」でしたので
 ここでの投了は不可解です。もしかしたら持ち時間が切れたのかな?
 …と言う訳で、全体を通して解説を参考にもう一度再検討しておいて下さい。 次回に期待します。
・盤面全体(四香同視)で考えて指すようにしましょう。
・「慌てず!」・「焦らず!」・「即指しせず!」を基本にして指すようにしましょうね。
・棋書にて「相矢倉」「手筋関係」をよく読んでおく事をオススメします。

本譜では中盤の攻防戦、終盤の寄せ方等をもう一度再検討してみて下さい。

次回も頑張って下さい。  v(^ー^) < ガンガレ〜♪

[3/3] 

[ No.24 ] 投稿者: ゆーす 2015年05月14日 (木) 17時10分
診断士様

ありがとうございます!
かなり参考になりました。
今年からまともに将棋をはじめました。
目標は年内に初段!です。
またお願いする事あると思います。
よろしくお願い致します。

[ No.25 ] 頑張ってね! 投稿者: とある診断士 2015年05月14日 (木) 22時15分
.
   o   o
  ノi^ヽ、_,ヘ、
   / _,,,......,,,_i
  γノノλノ))  目指せ!『初段』獲得!
  ,ヘ,ゝ゚ ヮ゚ノ,)  いろいろと大変かも知れませんが、
  ,ゝ. (,_`]l[´iン  挫けずに頑張ってね!
 ζ_./'~|鬥「|ゝ
  £'r_,ィ_ァ┘

[ No.5 ] 投稿者: えりんぎ 2015年04月10日 (金) 19時18分
どうも、こんにちは
診断依頼はこちらでよろしかったでしょうか?(・∀・)

先手:私(12級)
後手:11級

▲2六歩 △3四歩 ▲7六歩 △4四歩 ▲4八銀 △3二飛
▲2五歩 △3三角 ▲6八玉 △4二銀 ▲7八玉 △6二玉
▲5八金右 △7二玉 ▲5六歩 △5四歩 ▲3六歩 △5二金左
▲1六歩 △8二玉 ▲6八銀 △7二銀 ▲5七銀左 △9四歩
▲9六歩 △6四歩 ▲4六歩 △5三銀 ▲4五歩 △6三金
▲3七桂 △6五歩 ▲6八金上 △4二飛 ▲2四歩 △同 歩
▲4四歩 △同 銀 ▲4五歩 △同 銀 ▲3三角成 △同 桂
▲4五桂 △同 桂 ▲4六銀 △3三角 ▲7七角 △5五歩
▲同 銀 △5七歩 ▲5九金 △3五歩 ▲4六歩 △5五角
▲同 角 △3七銀 ▲同 銀 △同桂成 ▲2四飛 △4七成桂
▲3一角 △5二飛 ▲6九銀 △3六歩 ▲3八歩 △5八銀
▲同 銀 △同歩成 ▲同金上 △同成桂 ▲同 金 △6四銀
▲1一角成 △5六飛 ▲5七銀 △5一飛 ▲2二飛成 △5六歩
▲6八銀 △5七金 ▲4三桂 △3一飛 ▲同 龍 △5八金
▲3二飛 △6九角 ▲8八玉 △6二金引 ▲7七馬 △8五桂
▲4四馬 △6八金 ▲8六香 △7八金 ▲9八玉 △9七金
▲同 桂 △8九銀
まで98手で後手の勝ち

最近R戦にも復帰しましたが、それほどレートは落ちていないようで一安心してますw
今回の依頼は対ノーマル三間の居飛車急戦なんですが、途中まではこちらが良かったと思っていたのでどこで悪くしたのかなどを中心に診断して頂ければと思います
自分では78手目に56歩と打たれて拠点を作られたのがまずかったかなと思っています。
代えて77手目42銀でどうだったかなと。
それと、対振り急戦では今回みたいに『駒得していても玉形の差で難しい場面』が多くなる気がするのですが、そういう時の指し回しのコツみたいなものがあれば教えて頂けると助かります。
どうかよろしくお願いします。

[ No.6 ] ご依頼分を受け付けました。 投稿者: とある診断士 2015年04月10日 (金) 22時16分
            ヘ __
        __/: :/: : : }
      _廴:/: : :-========ミ
       }_:_: //: : : : : : : : : : : : \
      /: :イ: : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
      \//: : | : : : /: : : :l: : :|: : :l:|   
          =V : :|: :/ /: : :/ \|: : :|=   >>5 えりんぎ どにょ
        | |: : :|x==ミ': :/x==ミ: : :| |  
         乂|: : :| /:/_    |: : :|.ノ  ご依頼分を受付ますた。
           |: : :|彡   |  |   |: : :|.′  診断結果のうっpまで
           |: : :ト   ゝ.ノ. .ィ|: : :|.    少々お待ち下さい。
           |: : :| l:_: 斧ZZ壬. |: : :|   
           |: : :| / 天====天ヽ|: : :|

※新規版になってから第1号さんです。
  ご依頼の程ありがとうございます。

[ No.7 ] >>5 棋譜診断結果 投稿者: とある診断士 2015年04月13日 (月) 23時45分
>>5                先手:私(12級)えりんぎ どにょ

■本譜は『 ▲4五歩急戦vs三間飛車[△5三銀型] 』の内容ですね。

△3二飛(6)作戦の岐路。いろいろと選択肢がありますが、本譜では『三間飛車』を採用。
▲3六歩(17)作戦の岐路。急戦思考の一手。他に▲5七銀or▲7七角の持久戦模様や、早い気も
  しますが▲9六歩の穴熊打診で、△8二玉なら▲9五歩と9筋の位を取るのが狙い筋。
  その為ココはどれも一局の展開です。   d(`・ω・´)
▲1六歩(19)居飛車の税金。ココは仕方がないですね。
△5三銀(28)作戦の岐路。飛先を軽くする狙いの一手。他には△4三銀or△6三金。一歩譲って
  の△7四歩等も有力手で各々一局です。
▲4五歩(29)仕掛け。やや無理筋の仕掛けなので、通常は▲3七桂と跳ねるor▲1五歩と1筋
  の位を取り圧力をかけるor▲4七銀や▲6八金上と自陣の整備を急ぐ等がよくある対応です。
  急戦では仕掛けると後に退けない展開になるので玉型の差が出やすい為、現段階では仕掛けず
  に自陣の整備を急ぎ、タイミングを計りたいですね。   d(`・ω・´)
△6三金(30)落ち着いた手。振り党感覚では仕掛けられたらその筋へ飛を転換させる事が基本な為、
  △4二飛と転換させたいところです。なのでココは棋風の差が出やすい局面ですね。
▲6八金上(33)甘い手。仕掛けた以上は不用意に自陣に手を戻すのは不味い判断です。なので既に
  仕掛けた以上は▲2四歩(突き捨ての手筋)と二の矢の攻めを見せたいですね。△同歩▲4四歩
  △同銀▲4五歩△5三銀※▲3三角成△同桂▲2四飛で2筋を突破し、△2二歩の受けなら
  ▲4三角(▲2三歩は△4二飛▲2二歩成△4五桂で勝負)で先手指しやすい。
  また同じように▲4四歩も有りますが、△同銀▲4五歩△5三銀▲3三角成△同桂▲4三角
  △3一飛▲3四角で先手ペースですが、このあと「馬」の使い方が難しい。
 ※△4五同銀は▲同桂△8八角成▲同玉△3三桂(△4四角は▲7七角と「角には角を」の格言
  実行とし、△同角成▲同桂で先手指しやすい)▲同桂成△同飛▲7七角で先手指しやすい。
△4五同銀(40)作戦の岐路。△5三銀も有力手となり▲3三角成△同桂▲2四飛△4五桂▲同桂
  △同飛の捌き合い、▲2一飛成には△4六桂で勝負!
 ※ココの変化は棋書にて「四間飛車」の「▲4五歩早仕掛け」が参考となる攻防戦ですね。
▲3三角成(41)▲4五同銀が定跡の流用ですね。△8八角成▲同玉△4五飛までは一本道の展開で、
  この後▲7八玉と自陣に手を戻し一局です。   d(`・ω・´)
 ※ココの変化は棋書にて「四間飛車」の「▲4五歩早仕掛け」が参考となる攻防戦ですね。
△5五歩(48)疑問手!△7七角成と強気に攻め合うのが有力手です。▲同桂△6四桂(急所の桂打)
  が厳しい一着です。▲6九金(▲2四飛の攻め合いは△5六桂)と辛抱に対し△7六桂と跳ね、
  ▲3三角△4三飛▲1一角成で後手が面白く無さそうですが、△3七角の力業が二の矢の攻め。
  ▲同銀引△同桂▲同銀△4九飛成と手順に「竜」を作り一局。駒損の攻めですが、玉型の差が
  大きく影響して後手が十分に戦えますね。

[1/5] 

[ No.8 ] 投稿者: とある診断士 2015年04月13日 (月) 23時46分
▲5九金(51)疑問手。 (´・ω・`)ショボ〜ン 金を引くのは本譜のようにつけ込まれる為、
  ココは強気に▲4七金と上がり後手の対応を見たい所です。
▲4六歩(53)疑問手。 (´・ω・`)ショボ〜ン この段階で歩切れは痛いので辛抱したい所です。
  その為重い感じですが▲3四銀の攻め合いで勝負したいですね。△5五角※切りの勝負手に
  ▲同角と応じ、以下△6四桂▲3三角打(ポイント)と重く打ち込み△4一飛▲4二歩△5一飛
  ▲4五銀と拠点の桂を抜き、先手指しやすいですね。
 ※△2二角と大人しく引くのは▲4三歩が二の矢の攻め。△3二飛▲4五銀△3六歩の脅しに
  ▲3四桂と切り返し△4七歩(ポイント)がイヤミですが、▲5七銀と逃げ△3七歩成▲2四飛
  △5五角▲同角△4八歩成▲同金△同と▲4二歩成で先手指しやすい。
△5五角(54)疑問手!△4七歩と銀頭を叩くのが手筋の攻め。▲同銀は△3七桂成が厳しい為、
  ▲4五歩ですが△4八歩成▲同飛(▲同金は△5九銀の割打ち)△3六歩で後手ペースの流れ。
▲6九銀(63)疑問手。 (´・ω・`)ショボ〜ン 受けたい気持ちは判るのですが、下手に受けに回ると
  ドンドン攻め込まれてしまうので面白くない所。なのでまだ先手陣がしっかりしているうちに
  ▲6四銀とこのタイミングで攻め合いに転じたいですね。△5五飛の強手に▲同歩と応じ、
  △6二金引▲5三銀打(重くても橋頭堡を作る事が大事!)と何時でも寄せ合い勝負に出られる
  態勢を作りたいですね。
 ※本譜ではココが勝敗のカギを握る大きな分水嶺となる一手で、あとは「受け潰し」出来るかが
  争点となります。
△6四銀(72)勝負手!ですが、負ければ敗着の一手となる。  (−−;)ウ〜ン
▲1一角成(73)甘い手。悪くはないのですが後手が銀を自陣に投入した事で強固になっています。
  それに比べ先手陣は薄い陣形のままなので危険がいぱ〜いです。なのでココでは後手陣を少し
  でも弱体化させるのが筋となる為、▲同角上とスパ〜リ切るのが有力手です。△同金▲同角成
  △6三金で強固なままですが、▲6五馬と引き△6四歩▲6六馬△5四桂▲5五馬で先手優勢。
>代えて77手目42銀でどうだったかなと。
  ▲2二飛成(77)に替えて▲4二銀は△3一飛※と切る手があり▲同銀不成(4二へ利かせる為
  ▲同銀成としないのがミソ)△5六歩▲同銀△5七歩▲同金(▲6八金は△5八金がイヤ)
  △4八角がイヤミですが▲5八金と引き一局ですね。
  結果、▲4二銀は一局の将棋ですが先手としては自陣が荒らされる為、指しにくい印象です。
  よってココでは本譜▲2二飛成で良いと思います。
>自分では78手目に56歩と打たれて拠点を作られたのがまずかったかなと思っています。
  △5六歩(78)は先手の急所となる銀頭を攻める叩きです。なので先手としては5六の地点を
  巡る攻防戦が今後の課題となる展開ですね。

[2/5]  

[ No.9 ] 投稿者: とある診断士 2015年04月13日 (月) 23時47分
▲4三桂(81)疑問手。 (´・ω・`)ショボ〜ン 先手陣は既に火の手が上がった状態ですので、攻め合い
  は良くない判断です。その為ココでは▲5九香と受けに回るのが有力手です。△5八金▲同香
  △4七金がイヤミですが、▲7五桂と一発利かせるのがポイントです。以下△同銀▲5六香
  (ポイント)※△同飛▲7五角成△7四歩▲6五馬△5八飛成▲5九金(ガチ〜リ受ける!)
  △3八竜の逃げに▲3九歩と竜頭を叩き先手指しやすいですね。
 ※▲7五同角成と銀を入手するのは△5八金▲7九銀△7四歩▲8六馬(▲6五馬は△6四香が
  厳しい一着)△5七歩成で後手逆転モード。
△6二金引(88)安全勝ちを狙った手。ココは仕方がないですね。ですがもし時間があれば△6八金
  (詰めろ)が厳しい手となります。先手陣は受けがない為、▲6一竜(詰めろ)で最後のおながい
  ですが、△8七角成が決め手となり▲同玉△7八銀▲7七玉…までの詰みです。
  ではどうやって詰ませますか?  ヾ(・ー・)ノシ  【問題1】
  ■ヒント:優しいのでノ〜ヒント!  5手詰め
▲7七馬(89)敗着ですね。 ・゚・(つД`)・゚・ 本譜では馬を自陣に引いても受けにはならない為、
  一旦▲7九銀と逃げるのが有力手です。△5七歩成▲6三香△6八金▲6二香成△7九金
  ▲7二成香△同金▲同飛成△同玉と清算後、▲6一銀△6三玉▲5四金からの即詰みが有ります。
  ですが、この後も長い詰み手順ですので実践で最後まで読むのは無理ですね。
  そのような訳でココは仕方がないかと思われます。

[3/5]

[ No.10 ] 投稿者: とある診断士 2015年04月13日 (月) 23時48分
              ■□■ ご質問の回答の件 ■□■

Q.
>対振り急戦では今回みたいに『駒得していても玉形の差で難しい場面』が多くなる気がする
>のですが、そういう時の指し回しのコツみたいなものがあれば教えて頂けると助かります。

A.
う〜ん、これは難しい質問ですね。
一般的にみて居飛車vs振り飛車の対抗型で急戦型の場合は、基本的に居飛車の「押さえ込み」
vs振り飛車の「捌き合い」が争点となる問題。別の言い方では居飛車の「攻め」vs振り飛車の
「カウンター」という、旧来から有る戦い方となります。
※最近の角交換型振り飛車は上記と違い「積極的に動く振り飛車」が基本路線ですね。

本譜では居飛車側で「舟囲い」の薄い陣形で戦う為、大変だったかと思われます。お疲れ様でした。
対抗型での戦い方のコツとして、居飛車は一度攻勢に出たら「継続した攻め」が要求されます。
同じように振り飛車としたら居飛車の攻めを逆用しての「カウンター」が基本路線です。
なので▲4五歩(29)と仕掛けた以上は攻めを主体にした構想で勝負する必要性が出てきます。
ですが本譜ではここらの感覚(認識)が甘かったようで、▲6八金上(33)と一旦自陣に手を戻した事
があとあと不味い結果になっています。惜しかったですね。
※尚、「継続した攻め」については解説にある変化を参照願います。

では本譜▲6八金上(33)ですが、棋書によって認識の差があります。結構古い棋書では定跡手と
なっていますが、ココ数年前からは省略して攻めを優先(1手でも早く攻める事と同時に▲6八金
を攻撃目標にさせないと言うのが主な理由)させている事が定跡となりつつあります。
結果についてはケースバイケースが多い為、ハッキリとした判断は下されていませんが、個人的
にはこの1手を省力し、攻めを優先させたいですね。
…と言う事で、攻め始めたら切れないように居飛車は「継続した攻め」を持続させたいですね。
それではちょっとしたポイントを下記に示しておきますので、参考して頂ければと思います。

【中終盤の攻防戦においての形勢判断の見方】※主なチェック項目としての一例
・居飛車が攻めている状況か?
※急戦の場合は居飛車の攻勢6割、振り飛車の守勢4割でほぼ互角と見なす。
・手番を握っているか?  ※先後の差も考慮したい。
・持ち駒の確認!     ※特に持ち歩が何枚有るかがカギ。
・玉型の差が大きい為、絶えず頓死しないように注意する!
※終盤戦において舟囲いの場合は玉型が美濃囲いに比べて弱い為、特別に「皮を切らせて肉を切り、
 肉を切らせて骨を断ち、骨を切らせて生命(タマ)を取る」という、首の皮一枚の差での攻防戦が
 多くなります。なのでこの辺りの感覚を養う事が重要となります。

[4/5] 

[ No.11 ] 投稿者: とある診断士 2015年04月13日 (月) 23時49分
・序盤の駒組みにおいて大きなミスはありません。良く研究されていますね。
 問題は仕掛け時で▲4五歩(29)がやや無理筋の仕掛け。通常は▲3七桂と跳ねるor▲1五歩と
 1筋の位を取り圧力をかけるor▲4七銀や▲6八金上と自陣の整備を急ぐ等がよくある対応。
 本譜のように急戦では仕掛けると後に退けない展開となり玉型の差が出やすい為、現段階では
 仕掛けずに自陣の整備を急ぎ、タイミングを計りる事が肝要です。

・中盤の攻防戦においてお腹イパ〜イ指摘事項が山積状態です。現棋力を考慮すれば仕方がない
 状況ですので、詳細については解説を参考にもう一度再検討しておいて下さい。

・終盤の寄せにおいて難解ですがチャンスがありました。ですが現棋力を考慮すれば仕方がない
 状況でしたので、詳細については解説を参考にもう一度再検討しておいて下さい。
・▲4三桂(81)では▲5九香としばらく受けに回りつつ、タイミングを計り反撃に出る曲折的な
 指し回りで勝負。
・△6二金引(88)では△6八金(詰めろ)からの寄せ合い勝負。また詰め問題もありますので解いて
 おいて下さい。
・▲7七馬(89)が敗着です。ココは一旦▲7九銀と逃げるのが有力手。以下は難解ですが先手有望
 な攻め筋からの寄せ方(途中までですが…)があります。  ※ココは参考程度と思って下さいね。
 以上詳細については解説を参考にもう一度再検討しておいて下さい。

・全体的に診て思った事は序盤の研究は良かったのですが、仕掛け時が時期尚早でしたので、
 ココは見直したいですね。中盤の攻防戦はお腹イパ〜イ有りすぎるので、再検討願います。
 終盤は難解ですがチャンスがありましたがので解説を参考にもう一度再検討しておいて下さい。
 次回に期待します。

・「慌てず!」・「焦らず!」・「即指しせず!」を基本にして指すようにしましょうね。
・棋書にて「四間飛車の▲4五歩早仕掛け」をよく読んでおく事をオススメします。

本譜では全体を通して、もう一度再検討してみて下さい。

次回も頑張って下さい。  v(^ー^) < ガンガレ〜♪

[5/5] 

[ No.13 ] 投稿者: えりんぎ 2015年04月18日 (土) 17時31分
診断ありがとうございます(・∀・)
いつもながら丁寧な診断で恐縮ですm(_ _)m

▲6九銀(63)は仕方ないかなと思っていたのですが、ここで攻めに出ていれば確かに全然違った展開になっていたと思います
少しずつ分かってきたつもりでいましたが、攻めるべき場面と受けるべき場面の判断というのは難しいものですね。。。

▲4三桂(81)は自分でも悪い手だと思いましたが、かといって代わる手が思い付きませんでした
受けの手って受けたつもりが受けになっていなかったりする場合もあるので、難しく感じます
▲5九香からの受けの手順は、こんな受け方もあるのかと勉強になりました

最後の方はもう諦めていたのですが、△6二金引(88)のタイミングで多少はチャンスがあったとは
▲7九銀は冷静に考えれば当然の手ですよね
秒読みでもこういう手が自然に指せるようにしたいです

詰め問題ですが、▲7七玉のあとは△67金▲86玉△74桂▲85玉△84金で詰みますね
言われると分かりますが、実戦では△8七角成に気付かなさそうです。。。


漠然とした質問でしたが答えていただきありがとうございます
なるべく手番を渡さないように攻めの手を続けていくというのがポイントということですかね
どうも自分の負け方を振り返ってみると、終盤の速度感覚に欠けているのかなという部分があるので、そのあたりを意識的に鍛えてみることにします
定跡書も改めて確認しておきますね

あと、最後にもう一つ質問なんですが「▲1五歩と1筋の位を取り圧力をかける」というのは具体的にはどういうメリットが生じるでしょう?
何かしら端攻めの含みができるとかでしょうか?

[ No.14 ] チョットしたアドバイス 投稿者: とある診断士 2015年04月19日 (日) 01時07分
>▲6九銀(63)は仕方ないかなと思っていたのですが、ここで攻めに出ていれば確かに全然違った
>展開になっていたと思います
>少しずつ分かってきたつもりでいましたが、攻めるべき場面と受けるべき場面の判断というのは
>難しいものですね。。。

 「攻め」と「守り」の判断は永遠のテーマです。今まで培った「知識」「経験」「感覚(大局観)」等
 の差を元、臨機応変に対処出来るよう精進しましょうね!


>▲4三桂(81)は自分でも悪い手だと思いましたが、かといって代わる手が思い付きませんでした
>受けの手って受けたつもりが受けになっていなかったりする場合もあるので、難しく感じます
>▲5九香からの受けの手順は、こんな受け方もあるのかと勉強になりました

 現状はまだ難しいかも知れませんが、ある一部の局面(ミクロ的)ではなく、四香同志(局面全体)
 で考えるマクロ的な視野で考えるクセを早めに身に着けたいですね。頑張りませう!

 …とは言っても抽象的でわかりにくい為もう少し簡略化させると、盤上にある「守備駒(馬金銀)
 が何枚あるのか?」が重要項目です。本譜の場合△5七金(80)の局面で考えると先手陣は攻め
 られており、守備の先手陣は2枚。対して後手陣は4枚。その差2枚と言う事が判りますね。
 と言う事は攻め合いに出れば2:4の形勢なので攻め合いは困難であるとという結論(±0の場合
 は棋風の差で勝負)に達します。 ※「馬が自陣に有れば+3」位で修正したい。
 この事から攻めではなくしばらく「受け」に回り、チャンスを待つというカウンター構想で勝負する
 という結論が出てきますね。
 あくまでも単純に金銀(+馬の存在有無)の比較での判断の為間違いも多々ありますが、秒読み
 勝負の中で見た場合、瞬間的に判断する材料となります。


>最後の方はもう諦めていたのですが、△6二金引(88)のタイミングで多少はチャンスがあったとは
>▲7九銀は冷静に考えれば当然の手ですよね
>秒読みでもこういう手が自然に指せるようにしたいです

 終盤はある一部のみを重視したミクロ的な視野になりがちです。その為単純ミスを起こす可能性
 が高くなります。なのでチョットした事ですが1〜2回深呼吸(数秒程度)を実施すれば有る程度
 冷静さが出てきます。冷静になれば多少思考が切り替わる場合もあるので、マクロ的に判断が
 出来るようになり、ミスを軽減出来ますね。
※深呼吸をする事で「即指し防止」の効果もあるのでミスを減らせるようになりますね。

[1/2]

[ No.15 ] チョットしたアドバイス 投稿者: とある診断士 2015年04月19日 (日) 01時09分
>漠然とした質問でしたが答えていただきありがとうございます
>なるべく手番を渡さないように攻めの手を続けていくというのがポイントということですかね
>どうも自分の負け方を振り返ってみると、終盤の速度感覚に欠けているのかなという部分が
>あるので、そのあたりを意識的に鍛えてみることにします
>定跡書も改めて確認しておきますね

 現段階はまず棋書で「知識」を得て、実践で試し「経験」を積む事で「感覚(大局観)」を養う事
 が肝要です。一度や二度の失敗に負けず頑張りましょうね!
 何事もそうですが、何かを目標にした場合「千里の道も一歩から」というように一朝一夕では
 決まりません。「継続は力」です。一日一日地道に精進して行きましょう!


次回も頑張って下さい。  v(^ー^) < ガンガレ〜♪

[2/2] 

[ No.16 ] ご質問の回答の件 投稿者: とある診断士 2015年04月19日 (日) 01時10分
                ■□■ ご質問の回答の件 ■□■
Q.
>最後にもう一つ質問なんですが「▲1五歩と1筋の位を取り圧力をかける」というのは具体的に
>はどういうメリットが生じるでしょう?
>何かしら端攻めの含みができるとかでしょうか?

A.
「▲1五歩と1筋の位を取り圧力をかける」というのは序盤、▲1六歩と突いた時に△1四歩と
端歩を受けなければ、先手には下記のようなメリットがあるというたとえです。

1:▲1五歩と端の位を取る事で△1四歩−△1三香型を作らせない。後手の駒組みを牽制する。
2:単純に持ち歩が複数枚(3枚以上が理想的)持っていた時に、タイミングを見計らった端攻めを
  実施し、端を突破して橋頭堡を作る狙い。

…等といったように序盤1手かける事により、中終盤にかけて攻めの糸口や後手の動きを牽制等
が出来ると言う事(いろいろと含みがある)が主な狙い筋となりますね。

次回も頑張って下さい。  v(^ー^) < ガンガレ〜♪

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[ No.17 ] 宿題の解答 投稿者: とある診断士 2015年04月19日 (日) 01時12分
                  ■□■ 宿題の解答 ■□■

△6二金引(88)問題文省略…
【問題1】 ■ヒント:優しいのでノ〜ヒント!  5手詰め

◎お答え手順
>詰め問題ですが、▲7七玉のあとは△67金▲86玉△74桂▲85玉△84金で詰みますね
>言われると分かりますが、実戦では△8七角成に気付かなさそうです。。。


(  * ゚ ー ゚ )つ ”○”やぁ。 正解やぁ。 バチ〜リOKやぁ!

☆解答(作為)
  △6七金 ▲8六玉 △8七玉 ▲8五玉 △7四金までの詰みです。

次回も頑張って下さい。  v(^ー^) < ガンガレ〜♪

[1/1] 

[ No.18 ] 投稿者: えりんぎ 2015年04月19日 (日) 10時11分
回答頂いた上に更にアドバイスまでして頂いてありがとうございます

どうしても対局中は、攻めてる時は相手玉の周辺だけ受けてる時は自玉の周辺だけに視点が狭まりがちなんですが、やはりそこから直していかないといけないですね
確かに一朝一夕にはいかないと思いますががんばります

端の位は端攻め狙いだけでなく相手の駒組みを制限する狙いもあるのですね
今度似たような展開になったら一度試してみようと思います

あと、「ゆっくり1手指し対局」参加したかったのですが、今回はちょっと日程が合わなさそうです(><)
また機会があればお願いします〜





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