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報恩難 (9951)
日時:2013年07月19日 (金) 16時48分
名前:平賀玄米

昔、三百両という大金を懐にして、木曽街道を旅していた商人があった。
山賊に出遭わねばよいがと心配しながら歩いていると、こわいかに、見るからに恐ろしい
山賊が出て来た。旅人はその絶体絶命の場合に考えた。
「こうなったら三百両の金は取られてもよいが、どうか命だけは助かりたいものだが、それも
どうか・・・」と観念した。
そこに折りよく腕だちの武士が通りかかって、その山賊を追っ払ってくれた。
その時旅人は安心すると同時に
これは三百両は全部お武家へのお礼に上げねばならぬものだと考えながら、その武士と共に
道を急いで宿屋に着いた。

さて、武士と別々の部屋に通されて後,商人は考え続けた。
「どうも三百両全部あげるには及ぶまい・・別にあのお武家さんも、三百両をあてにして
助けてくれたわけではないから・・」と思い
「手元へ二百両残して、百両お武家にあげればよいであろう」と考えた。

やがて夕食がすみ寝床に入る頃になると、また考えが変って
「まあ五十両だけお礼をしよう。五十両といえば大金だ・・それとても別にあのお武家が
あてにしているわけではないのだから、それでよかろう」と考えた。

寝床に入った後にも色々考えていると「折角の三百両が五十両も減ってはつまらん。
二十両あげることにしよう」という考えに変わった。
然しなおよく考えていると「矢張り三百両はそのまま持って帰りたい」ということになり、
翌朝は武士がまだ寝ているうちにそおっと起き、謝礼は一両もおかずに出立してしまった
ということである。

これは恩返しというものは、中々出来にくいものだということを諷した話であるが
この話に大きな教訓があると思う。
一体人間は誰でも、天地の大恩や父母の大恩を受けて人ともなり、また生涯を送る。
さらにそれとは別に、一生のうちには幾多の他人からの恩を受ける。

特に私の如きは今日に至るまでに、生涯わすれてはならぬ多くのお陰を受けている。
然し報恩ということはむずかしいものである。
「あの時の有難かったことを思えば、今どんなにしてでも恩返しをすべきである」と
思うことがあっても、実行しないことが多い。

もちろん恩返しをせぬからとて、法律違反にはならぬ。まして多くの人の知らぬ隠れた
恩など、返さなくとも非難もされない。
ついうかうかと報恩をせずして生涯を送り、ついに忘恩の人となる。

せめては世のため人のために、せっせとつくすことによって、忘恩の罪を許されるよう
に願う外はないのである。

<平成25年7月19日紫雲荘・橋本徹馬先生著「信仰百話」より謹写>

             ありがとうございます  合掌再拝。
            
                     
               


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  金魚の王様 ランチュウです。

    生命はみな美しい




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