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プラグマティズムと生長の家 (5042)
日時:2012年12月25日 (火) 18時38分
名前:童子

 聖書や仏典を心読すれば、人間の本質〈実相〉が如何なるものであるかを知ることが出来る筈であるが、なかなかその解釈がむつかしいのと、何処にその真理の中心があるのか不明なために、その真理を捉え得ないのが普通である。


 ところが『生命の實相』を読めば、聖書や仏典に書かれている真理を開く鍵が得られ、それによって今まで難解であった聖書仏典の章句の意義があきらかになり、祖先伝来の宗教のよさがわかり、それがそのまま有難くなるばかりでなく、宗教が実生活に応用できることになるのである。


 だから真理を自覚する最善の道は『生命の實相』を一日数頁は必ず読むということが、幸福生活を実現する道だと云うことになるのである。



 私たちの日常生活は、大抵、物質の争奪や、虚栄、虚名をもとめる煩労に汚されているのであるから、一日のうちの或る時間を、それらの汚れた生活から離れ去って、『生命の實相』を読み、神想観をし、或は真理を求める同信者との会合に列席して心を清めることが必要であるのである。


 人間は神の子であり、霊的実在であることは、一度でも『生命の實相』を読んだり、講習を受けた者には明らかなことであるが、その真理を知っていながら、その真理が日常生活の煩労によるゴミに掩われてしまって役に立たないような状態になっていることが実に多いのである。


 嘗て読んで知っている真理は、整理箪笥の抽斗の中に入れてあって、忘れている道具のようなのであって、“ある”には在るのだけれども、何処に入れてあったか急にそれを持ち出して実用に使えないのである、



 大工はつねに自分の道具を磨いて整備して置くものであるが、真理を有効に使おうと思ったら、常に真理の自覚を磨いておかねばならぬ。その磨きが聖典読誦であり神想観である。

                        〜 つづく

(2) (5065)
日時:2012年12月26日 (水) 18時40分
名前:童子

 ウイリアム・ジェームズ著作集が日本教文社から発行されて、その第一回に配本されたのが『プラグマティズム』〈即ち実用主義の哲学〉である。


 アメリカが今日の繁栄を築き上げたその奥には、この実用主義の哲学が根底として横たわっているのである。私が此のジェームズ教授の思想に触れたのは、早稲田の文科にいた頃で『人生は生きる価値ありや』と云う論文であった。

 〃生長の家〃 が繁栄をつづけ、その誌友や信徒が健康で裕で幸福な生活を続けている其の奥には、プラグマティズム的な思想が横たわっているのだと言うこともできるのである。

 併し生長の家は決して単なるプラグマティズムではない。寧ろ、絶対一元論である。

 ジェームズが此の中で批判しているヴェダンタの思想、その神秘的な「一」元の思想こそ却って、生長の家の教えに近いものだと言わなければならないのである。

 ジェームズ教授はヴェダンタの本から次のような一節を引用している。 ――


 「人がみずからを宇宙の無限の実在と一なるものであると悟ったとき、あらゆる分離の状態がやんだとき、すべての人間、すべての天使、すべての神、すべての動物、すべての植物、全宇宙がかの一のなかに融け込んだとき、そのとき一切の恐怖は消え失せる。

 誰を恐れることがあろう。わたしはわたしみずからを害しえようか。わたしはわたし自身を殺しえようか。わたしはわたし自身を傷つけようか。諸君は諸君みずからを恐れようか。そのとき一切の悲しみは消え失せるであろう。

 何がわたしに悲しみを惹き起こしえようか。わたしは宇宙の唯一の実在者なのである。そのとき一切の嫉妬は消滅するであろう。誰をねたむことがあろう。わたし自身をか。そのとき一切の悪しき感情は消えうせるであろう。

 誰に対してわたしはこの悪感情をもつというのであろうか。わたし自身にたいしてであろうか。宇宙にはわたしのほか何一つ存在しないのである。 ・・・・・ この差別相を絶滅せよ、多があるという迷妄を根絶せよ」 〈スワミ・ヴィヴェカナンダ。『ウィリアム・ジェームズ著作集』第五巻 〃プラグマティズム〃121頁より孫引〉




 
 プラグマティズムは併しこのような絶対的一元論を「神秘的な根拠から来るもの」で現実的ではないとして排斥する。

 しかしそれは事物を一つ一つ個々別々の連絡なき「多」と観る絶対多元論ではないのである。

 何故ならジェームズ教授は「プラグマティズムの用いる批判の規準からすれば、絶対的一元論も、絶対的多元論も等しく放棄されねばならぬことが知られる。なぜかというに、世界はその諸部分がある一定の連結によって結びついている限りにおいては一ではあるが、ある一定の連結が求めえられぬかぎりにおいては多であるからである」〈同書一二二頁〉と言っているからである。



 生長の家に論(い)わせれば、その「一つに結びついている唯一なるもの」が 〃實相〃 であり、その部分的にあらわれている個々別々の差別相が 〃現象〃 なのである。

 「一」にして同時に「差別」があり、「差別」にして同時に「一」なのである。「全」は個々のものに影をうつし、個々のものは「全」のうちに包摂せられている。

 此の「一即多・多即一」の真理は東洋人独特のものであり、西洋人には理解できないことが多いのである。併し、ジェームズ教授は或る程度までそれを理解している。

                           〜 つづく

(3) (5100)
日時:2012年12月28日 (金) 11時24分
名前:童子

 実用主義の哲学は結局、「一即多・多即一」の哲学となるほかはないのである。「一」に偏して「多」を無視すれば実用にはならなし、「多」に偏して「一」を忘れれば、不統一な相剋的世界があらわれるほかはないからである。


 ジェームズ教授は、ホイットマンの「君に」と題する詩を評して次のように言っている。 ―― 

 「とにかく、まことに美しい、心をうつ詩である。しかし、これを解釈するのに、二つの、ともに有用な仕方がある。一つは一元論的な仕方、純粋な宇宙感情の神秘的な方法である。かの栄光も偉大も、君を傷つけるものどものただ中にあってさえ、絶対に、君のものである。

 君に何ごとが起ろうとも、君がどのように見えようとも、君の内面は安全である。

 “君の真の存在原理をかえりみよ、その上に寄りかかれ!” これこそかの有名な静寂主義、無関心主義の道である。その反対者たちは、これを精神の阿片に比している。けれども、プラグマティズムはこの仕方を尊重しなければならぬ」 〈同書 二一七頁〉



 此の文章中の「君の真の存在原理をかえりみよ、その上に寄りかかれ」と云うことが、生長の家では、〃実相に振向いて実相と一体となれ、其処には何ら失われたるものはなく、何ら傷つき、哀しむものもない〃 と説いているところに一致するのである。



 併しジェームズ教授は多元論的にもこの詩を鑑賞し、個々別々のものの中で、‘よき’もののみを取り上げてそれを賞美し賞讃することもできることを指摘して、次のように述べているのである。 ――


 「少なくとも諸君はかくもすばらしい全世界を観賞し、賞讃し、聴取することができるのである。

 諸君みずからのうちにある低いものを忘れよ。そして高きもののみを思え。この高きものと諸君の生を一つならしめよ。

 そうすれば、憤怒、損失、無知、倦怠をくぐって・・・・・諸君がもっとも深きところに於いてあるところのものは、それが何であれ、みずからの道をきり拓いてゆくのである」 〈同書二一八頁〉



 これが差別観から、現象の差別を見ながら幸福に生きて行くプラグマティズム的な生活方法なのである。

 プラグマティズムはこの現象の差別観をも捨てずに、実相の万物一体観をも捨てない生活の仕方なのである。ジェームズ教授は曰う ――


 「どちらの仕方も満足を与え、人間界の流転を聖化する。ともに金色(こんじき)の背景に君の肖像を描くのである。しかし、第一の仕方の背景は静的な一者であるが、第二の仕方に於いては、複雑の可能性・・・・・。この第二の仕方は、第一の仕方に比べると、散文的で世俗的に見えるけれども、これを無慈悲な硬い心として非難することは誰にもできない。

 しかしながら、もしプラグマティストとして諸君がこの第二の読み方を積極的に推し立てて、第一の読み方に反対されるならば、諸君は誤解を招くにいたるであろう。

 諸君は高貴なる概念を否定するもの、もっとも悪い意味における硬い心に組するものとして非難されるであろう」 〈同書 二一八頁 ― 二一九頁〉



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