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 = 吾ら 殻を破って新生す =          徳久克己・田中忠雄・佐脇嘉久 座談会 (5103)
日時:2012年12月28日 (金) 12時38分
名前:童子

[司会] このままで行くと、日本はもとより、世界人類も行き詰ってしまうのではないか。

 そこでまず初めに 〃日本は何処へ行くのか〃 という現状から始めて頂いて、しからば、その救いの原理は何処にあるか、それから現代に果すべき 〃生長の家〃 の役割といったことを話し合って頂きたいと思います。



【田中忠雄】  昨年の当初には、日本に、光がさし込む兆候が見えたけれども、それが充分に発揮されないで、なおまだ、光を閉ざしている諸問題が出て来て、〃カゲリ〃 が出て来たですね。


 その一番の大きな原因は何であろうかと考えますと、日本が近代というものをやみくもに追求して、明治以来百年かかって、西欧に遅れてはならじと、全力あげて近代化したんですが、もともと西洋の科学は全てのものを部分に分割する考え方ですから、あの 〃契仲造車〃 の譬ではないですが、究極的にアトム〈原子〉に突当った。


 そのアトムが実在であって、そのアトムの量的配列によって世界が成立っているという見方ですから、この考え方が人間にはね返って来ますと、人間社会も個人という一つのアトムとなって、人のことなどどうでもよい、ただ自分の利益ということで、アトムとアトムが契約を結んで結びつく。


 
 これが、巨大産業機構に発達するにつれて、利益の一致するものが集める。それはただの大衆社会でなく組織された大衆社会オーガナイズト・マス・ソサエティーというものになる。

 これは巨大な力ですから今のデモクラシーの政治形態では押えきれないですね。そこで政府も、組織された大衆社会の言うことを聞かにゃならん。 〃分前をよこせ、よこせ〃 といきり立って迫り、これが 〃表現の自由〃 というわけで、どこまでも押してくる。これをずっと進めて行くと今の日本の状態になって、経済、政治、外交、生活の面でいよいよ行き詰って来たということですね。

 
 行き詰るということは、悲観の材料にばかりなることではないんで、これを打開するのにこうあらねばならぬという道はその中からおのずから必ず出て来る筈です。



[司会]  あの岡潔さんが、「今の世界の行き詰りh、自然科学のような、計算できるもの、〃感覚に知覚出来るものしか実在ではない〃 という考え方の行き詰りだ」と言っていますね。

 この目に見えるものしか実在しないという考え方では、人類、世界は絶対に救われないんだと思いますが。



【田中忠雄】  目に見えるものというのは、結局触れることが出来、形あるものでしょう。それだけしか信じないというようになってしまったんですね。



【佐脇嘉久】  いわゆる 〃進歩史観〃 ですね。世の中がとにかく進歩して行くというのが‘眼に見える進歩’であるという考え方が、明治以来の考え方の主流になって、この進歩史観では、マルクス主義を徹底的にたたけないですね。似てますから・・・・・だから今の知識人というのは弱いですねぇ。


 ここで、現代の日本を考えて見ますと、つまり「今、ヨーロッパは停止しているし、アメリカも老大国化しつつある」という説があるわけですが、欧米の考え方の枠組があって、日本自身というのは、その枠外に日本らしい考え方を持っているのに、其処に欧米の枠組が飛び込んで来た。


 ところがその枠の骨組が割合強いものだからその枠に引きずられて、その枠に入るのが正しいんだと日本人が思い込んでしまって、戦後の教育も、枠からはみ出た日本らしさというものが皆捨てられて、結局停止した欧米の真似をしている。


 何しろ心が先なんですから、日本自体が思想的にも停止の方向に向って、その思考が停止すれば、形の発展も停止すると考えられるんですが、その西欧の枠からはみ出た方に、日本らしさがあって、これが一番大事な世界救済の原理なのに、それを捨てて日本人が頭脳的にヨーロッパ人になろうとしている。それが今の教育の方式だと思いますね。




【徳久克己】  やはり谷口雅春先生が言っておられるように、結局は唯物論からすべての問題が発していると思いますが、皆さんが今言われたように、日本人が日本を忘れていると・・・・・。


 私はブラジルで二年程生活して、非常に感じたことはね、ブラジルへ日本人が行って、何故尊敬されているかというと、日本人が日本人としての特性を持ってブラジルに貢献しているから尊ばれるのであって、日本人が外国人と同じになってしまったら日本人の価値がないわけですね。


 だから私達日本人というのは日本人独特のものを持って世界に貢献して行くということがなけりゃいけない。ところがそれが今失われつつあるわけですね。だから僕はもう一度、日本人の心を取返すことだ。日本人が日本人になることだというのが僕の一番の考えですね。


 それと一つは、皆さんのお話を聞いて、今、日本の国は危機に来ていると、僕は割りに楽観的な考えをもっているんだけれども、〃陰極は必ず陽転する〃 というね、〃一番悪い時は一番よくなる手前なんだ〃 と、今、田中先生が言われたように問題があるんだから、一つづつ解決してゆこう。解決出来るから問題なんだという風に、もっと希望的な考え方をもたなきゃいけないと思いますね。

                        〜 つづく

(2) 日本の魂の奪還を (5126)
日時:2012年12月29日 (土) 11時14分
名前:童子

【田中忠雄】  確かにそうですね。ここは先ず日本人の魂の奪還ということになりますな。


 現代人は意識はむしろ過剰な位だけれども、それを統一する 〃みすまる〃 の原理がないのだ。だから人類光明化の根本は、失われたる日本人の魂を取返すことであると言えるんじゃないかと思うんです。



[司会]  その傾向は、社会が暗い方へ行っている反面、あの石原慎太郎の『魂を植える教育』という本なども出ていますからね。


【田中忠雄】  いや、これから先はね、魂の問題が湃澎(ほうはい)として出て来ますよ。だってこのままでは救われないんだもの、・・・・・その時に、誤まらないように生長の家はよっぽどしっかりして魂の根元力を育てて行かなくちゃならんです。


 魂というのは漠然としているようですが、魂というのをどこで見るかというとつまり、歴史でしょうな。歴史を通じて現われた魂・・・・・やはり日本歴史への回帰、そしてその回帰は、中心が天皇だから、天皇への回帰ということになると思うんです。


 昨年は天皇陛下がヨーロッパをお巡りになったでしょう。あれは、僕はテレビで見て、非常に感動したんだけれども、とにかくああいうことというものは、世界歴史にないことですね。


 大戦争に敗戦した国の元首は、退位するのが普通ですね。それが御退位にならないのみか、二十何年経って、欧州をまわられ、あれだけの大歓迎を受けられると、これは奇蹟みたいなものだと私は思うのです。



【徳久克己】  先程の日本的なものですね。例えば、日本の着物が、今ブームになりつつある。だから、こういう時代になって来て何だかんだと言いながら、日本人が日本的なものを求めている。


 ところが日本的なものは‘これだ’と云って示す人がいない。やさしく解るように僕は示して貰いたいと思いますね。



【佐脇嘉久】  確かにその模索はあるですね。


【徳久克己】  あります。あります。


【佐脇嘉久】  戦後十年目位から歴史ブームは始まったわけですね。中央公論、讀賣などで出版して、それが何十万と売れたわけですね。

 あれは日本人が日本を知りたい、自分を知りたいという潜在的な心の動きの現われなんです。


【徳久克己】  その歴史が唯物史観なんだね。


【佐脇嘉久】  あれを読んでも、全然日本がわからないわけです。書いた奴が解っていないから、中央公論なんかでも完全なマルクス主義を著者に入れている。日本史専攻にはマルクス主義者が多いですからね。

 彼等は歴史の方から天皇制を根本から崩して行こうとしているんですから、いくら歴史ブームが出て来ても、読んでいると、どっかへんな所へ行ってしまう。


 最近でも司馬遼太郎なんか読まれたり、山岡荘八の本が読まれて、何か日本人像というものを皆が無意識に求めている。


【徳久克己】  自分が何であるかということを求め出したんじゃないですか? いわゆる通り言葉の中に、「追いつけ、追い越せ」と言って欧米文化に追いつき、追い越した時に、はたして自分は何であったか。


[司会]   そうですね。これからが、その日本人とは何か、日本人に還れとそういうことが話題になって来ると思いますね。そこに救いの原理があると思いますが・・・・・


【徳久克己】  三島さんなんかも、その火をつけようという気持じゃなかったですか


【田中忠雄】  そうですね。道元禅師に 〃退歩の学〃 というのがありましてね。


 「廻向遍照の退歩を学すべし」 ―― 外にばかり走っているやつを一遍ふりかえることを 〃退歩の学〃 と言ってますね。今はその 〃退歩の学〃 がないですよ。小学校から大学まで 〃進歩の学〃 ばかりでね。自分の方に回向してリフレクトして「廻向遍照の退歩の学」がない、それが今の教育で一番正さなきゃならんことだと思うんです。


 明治天皇様は非常にそれを心配されて、あの欧米の滔々たる流れの中で「教育勅語」を出されたわけですからね。

                          〜 つづく



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