[ No.477 ]
会話
投稿者:
2005年12月09日 (金) 08時31分 |
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杖をつきながら歩いて来るお婆さんに母を重ね 『寒いですね』声をかける。 ビックリして振り向かれ 『綺麗な花ね』『ありがとうございます』 背筋を少し伸ばし 辺りを見回し 又歩き始める。
毎日色々な所が痛い痒いと言いながらも健康な毎日。 これほど贅沢な物は無い。。。 友達のご主人が41歳で亡くなりました。 食道癌でした。 毎月の検診を終え何とも無く帰ってくる娘。 1リットルの涙が脳裏に浮かぶ。 先立つ娘を見守る家族、両親。 陣内さんも我が子と重ねてしまうのだろう。 涸れる事の無い涙と その思い 変われる者なら変わって上げたい、親なら 誰しもが思うことだろう。
雲でお日様が隠れてしまい 『寒いですね、お花が一つ有るだけでお部屋が 明るくなりますよネェ?』 『そうね、、、クリスマスだし、、、飾ろうかしら』 手にした紅いポインセチアとパンジィーの苗花を 『ありがとうございます』 『すすめ上手ね』、又又ありがとうございます。 心から思う事は 花を手にして帰る人は皆笑みを浮かべ振り返った 背中も微笑んでいるような気がする |
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