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[154765]
「 セリネア「はい、これね(代金を手渡し、空になったカップと皿を揃えて置く)それじゃ、元気も出たし……私はもうひと仕事してくるわね―――あ。あのクッキーまた用意しておきなさいよ?またね(目を細めて小さく笑い、軽く手を振って店を出ていく) 」
[154764]「 蒼葉「数々の勿体ないお褒めの言葉、店主冥利に尽きます(星?) はい、コーヒーとクッキーで800円になります 」
[154763]「 セリネア「……大したものだわ(しみじみ、深く感じ入るように言って、夢中でクッキーとコーヒーを味わう)―――ふぅ……ご馳走様でした。今日はこの店と蒼葉に出会えて良かった。これも星の導きね……代金はいくらかしら?(席を立ち、懐からサイフを取り出す) 」
[154762]「 蒼葉「そう言って頂けると……安心しました(言葉通り、ほっとした様子で) えぇまぁ、元々独り暮らしなので料理はそれなりにしていましたが……お菓子作りはごく最近。なにぶん凝り性なのと、やはりお客様に出すものですから。自分のできる限りをさせていただきました……作り方はいくらでも調べられますし、そこまで自慢できるものではないですけどね 」
[154761]「 セリネア「……!(提供されたクッキーの見た目の美しさ、食欲をそそる焼き色加減に、思わずこくりと息を呑む)これは……じゃあ、いただきます―――……っ!(一口食べると、口の中でほろりと溶けるような食感に、変化の乏しかった顔にふわりと笑みが浮かぶ)……とってもおいしい。コーヒーとの相性も抜群。私、あまり味にはこだわらない方なんだけど、これは…………ねえ、本当に最近作り始めたの?(余韻を味わい、最後にコーヒーを含んで感嘆する) 」
[154760]「 蒼葉「最近は甘いものが好きな常連さんも増えまして、できるようになった方が良いかなと……拙作ですので、お口に合うかどうか(簡素な袋に包まれたクッキーを取り出す) 甘いもので、今のコーヒーに合いそうなものですと……こちらですかね。溶けるような食感に仕上げた、キャラメルとバターの風味を効かせたものになります(クッキーを小さな皿の上に乗せ、セリネアの前に置く) 」
[154759]「 セリネア「マスターの手作りなの?ふ~ん……同年代の男の子がつくる手作り菓子なんて初めてだから楽しみね。甘いのをもらえる?(表情こそ変わらないが、期待を込めた眼差しを向けながら) 」
[154758]「 蒼葉「いえいえ、まぁ成行きのような物でして(やや照れの見える笑顔)焼き菓子ですか────えぇと、元々は菓子は出来合いのものを使っていたんですが、最近少し自分でも作り始めましてね……(後ろを向き、棚を探る) クッキーくらいしか無いんですが、コーヒーに合わせるなら甘いのと苦いのとどちらがお好みですか? 」
[154757]「 セリネア「ふうん、いろいろ事情がね……それにしても高校生で立派なものね。学生の身分でありながら一人で店を切り盛りするなんて、誰にでもできることではない……少なくとも私には難しいわ(感心したように言い肩を竦める)……ちょっと口寂しいような……焼き菓子なんかあれば欲しいのだけれど 」
[154756]「 蒼葉「……えぇ、実のところを言えばまだ学生……高校生でして。学業の片手間なもので、こういった時間にしか出来ないんですよ(やや気まずそうに笑いながら) 単なる趣味でなく店の形をとっているのは……まぁ、いろいろ事情がありましてね 」
[154755]「 セリネア「あら、お世辞までサービスしてくれるわけ?ありがとう、帰ってもうひと仕事したらぐっすり眠るわ(心配を受け取り小さく笑いながら)蒼葉……蒼葉ね。よろしく。それにしても……(まじまじと蒼葉を見る)本当に若いわね。私と同じくらいなんじゃないの? 」
[154754]「 蒼葉「あはは、それはそれは……確かに、揃っている方が気持ちの良いものですからね。不揃いだとストレスが溜まるのも分かります……しかし体調を崩されては元も子もない、せっかくお綺麗ですのに勿体ないですよ(セリネアの様子を見て苦笑しながら)私は若輩ながら当店のマスターを勤めております、黒羽 蒼葉と申します。ぜひこれからもご贔屓に、セリネアさん(にこっと笑顔で) 」
[154753]「 セリネア「―――ああ、自己紹介が遅れたわね。セリネア・ノクティレインよ。ちょくちょく寄るから覚えておいて 」
[154752]「 深紫髪の少女「昼間の人間とは合わないのよ。だから、むしろ”見つけた”とすら思ったわね。この感覚、分かってはもらえないでしょうけど(一息つけて随分リラックスしたのか、肩を竦めながら口元を微かに緩める)仕事……いえ、私のつまらないこだわりのせい。仮住まいに大きめの書庫があるのだけれど、その本棚に仕舞われてある本が……ぐちゃぐちゃなのよ……背表紙、高さ、厚さ……だからもう、本当、許せなくて……直してたら夜が明けて日が沈んでたってわけ(「思い出したらイライラしてきた……」と零しながらコーヒーを飲む) 」
[154751]「 蒼葉「しかし────こう言っては何ですが、お客様も随分と珍しい。夜しかやっていない喫茶店なんて、怪しくて避けてもおかしくないようなものですが(笑いながら) お客様は……不躾ながら、随分寝不足なように見えますね。お仕事ですか? 」
[154750]「 蒼葉「そう言って頂けると光栄ですね、しかし 」
[154749]「 深紫髪の少女「えぇ、好き。とても可愛らしいと思うわ。飼い主さんに懐かないというのは……気の毒だけれど(「パンチされてたものね……」と付け足し)―――(提供されたカップを見て、再び目をパチクリとさせる)……気が、……利くのね。いただきます(呆気に取られたように言いながらツンとした香りを深く吸い込み、カップから一口飲む)……ふぅ~……(頭がシャキッとするような感覚をおぼえ、深く息を吐く)……美味しいわ、マスター。今朝もここを通ったのだけれど、後で調べて夜しか開いてないなんて珍しいと思って気になって……立ち寄ってみて正解だった。 」
[154748]「 蒼葉「────どうぞ。エスプレッソのダブルショットに、擦り卸したジンジャーを加えたものです。お好みに合うと良いのですが(カップを少女の目の前に置く) 」
[154747]「 トン、トン、トン……シャッ、シャッ────(ただコーヒーを淹れるだけではしないような音が静かな店内に響く。コーヒーの芳ばしい香りと共に、刺激的な香りが加わっていく───) 」
[154746]「 蒼葉「……猫、お好きで?人懐っこいやつですよ、私以外には……(あはは……と笑いながら) 承知しました、ただいまお作り致します(あの目の隈……濃いコーヒーの注文……事情は分からないけど、何か寝たくない理由があるのかな) 」
[154745]「 深紫髪の少女「…………。(どかされた黒猫の後ろ姿に向かって、表情を変えないまま小さく手を振る)コーヒーを。濃いやつでお願い(眠たげに目をこすりながら、蒼葉と向かい合う席に座る) 」
[154744]「 蒼葉「あっ……い、いらっしゃいませ~。これは恥ずかしいところを、どうも……ねこ、お客さん来たから……(苦笑しながら黒猫にどいてもらい、カウンターを拭く) では、お好きな席にどうぞ。ご注文はどうされますか?(気を取り直し、営業スマイルで) 」
[154743]「 深紫髪の少女「チリンチリン……(ドアベルの音が静かに響き、目の下のクマがひどい深紫色の長髪をした少女が立っていた。丁度黒猫に叩かれている蒼葉を見て目をパチクリさせる)―――プフッ……ん゛んっ。……座っても?(思わず吹き出してしまい、次の瞬間には何事もない顔で) 」
[154742]「 蒼葉「ごめんて……!!ごめんて……!!こう見えてるわけじゃないから……!(叩かれながら) いやぁ、なかなか上手くいかないもんだなぁ…… 」
[154741]「 黒猫「……!! バシッバシッバシッバシッ(蒼葉に猫パンチをお見舞いする) 」
[154740]「 蒼葉「────カッ!!(カットイン)見えたっ! ───シュババババッ!(手際よくピックを動かし、ミルクが瞬く間に形作られていく────!) …………どうだっ!! バンッ(出来上がったのは────形の崩れた、ブサイクな猫の顔である) 」
[154739]「 黒猫「……くぁ……(蒼葉の前のカウンターテーブルに座り、待ちくたびれたようにあくびをする) 」
[154738]「 蒼葉「……むむ、む~……(真剣な顔でコーヒーとにらめっこしている──正確には、コーヒーに浮かぶフォームミルクとだ。手にはエッチング用のピックを持っている) 」
[154737]「 ──── Café Deux Noir ──── 」
[154736]「 ──────────── 」
[154735]「 蒼葉「はーい、ありがとうございました。またのお越しをお待ちしてま~す(笑顔でシュオルを見送る) ────さて……ラテアートの練習、しとくか──── 」
[154734]「 シュオル「はい、たのしみにしてます!(「あっ!」と表情を変え、伝票に手を伸ばす。記された数字を確認すると、がま口財布から小銭をチョロチョロと取り出して伝票に乗せる)御馳走様でした。お祈りが良く出来たら、また来ます!(席から飛び降り、蒼葉を見上げて、飛び上がりながら手を大きく振る)スタタタタタ(短い足取でカフェの出入り口まで早歩きして)ペコ(振り返りつつお辞儀をしてカフェを出ていった) 」
[154733]「 蒼葉「ふ、ふふ……まぁ、ね?(ちょっと調子に乗ってる顔で) ミルクティーでもラテアートは可能なので、次に来るときにはリクエストして頂いても良いですよ。出来るかどうかはモチーフにもよりますけど……まぁ、大概は(微妙に歯切れ悪く) 」
[154732]「 シュオル「そう、ミルクティー!あれはとってもおいしい紅茶でした!やはり蒼葉様は、おとなな紅茶も淹れることができるのですね!(キラキラ) 」
[154731]「 蒼葉「あ、蒼葉様……(……アリ!) えぇ、もちろん!でしたらセイロンティーがお勧めですね、渋みが控えめなものが多くて────えぇと、おとなな紅茶ですよ(にっこり)甘いものが好きなら、ミルクティーやチャイにするのも良いですね 」
[154730]「 シュオル「お、おしえる……(「ん~」と呻きながら、頭を傾げて左右に揺れる)がんばります!(謎返事)それなら、蒼葉様からはコーヒー……じゃないや。紅茶の淹れ方を教わりたいです。言いつけで紅茶を飲むように言われているので、自分でおとなな紅茶を作れるようにしておきたいです!あまいやつがいいですね 」
[154729]「 蒼葉「へぇ────(学童保育、みたいなものかな?) 一人じゃないのは、良いですね。寂しい思いをせずに済んでいるのであれば、ご両親も安心でしょう(頷きながら) 神であるとか、教えであるとか……そういったものには疎いんですが、良かったら今度教えてくださいね 」
[154728]「 シュオル「教会にかよっています!わたしのお父様とお母様は、ずっといそがしいので、学校が終わったあとは教会にいくんです(空にしてしまったカップを意味もなく両手で回す)勉強よりもたのしいですよ。歌ってるみたいで気持ちがいいのです、お祈り(そうして両手を繋ぎ合わせ、祈るようなポーズで目を閉じる) 」
[154727]「 蒼葉「???(シュオルの手の動きを見て笑顔のまま頭に?を浮かべる) えっと……また来てくれるんですね?嬉しいなぁ……お祈り、神父様……ってのを聞くと、何か宗教の関係ですかね?お家が教会とか、そういう? 」
[154726]「 シュオル「ふむ……知っているひとは知っている、そんなお店なんですね(ふむふむと頷きながら、腕を組んで顎に手を添える)おこづかいの範囲であればまた来れます。お祈りを捧げたあとに、神父様がおこづかいをくれるので、それでコーヒーをのみましょう!おとなですね(テーブル上に指を歩かせて、もう片方の手をグーにして、その手に指を乗せる。常連になるということをどうにかして伝えたかったらしい) 」