396 新たなるコードを探して〜
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ハージェスト
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前記のClassics 7さんのおっしゃる、著作権問題は随分と以前から 音楽家を悩ませる問題の一つとなってますね。 メロディー・メーカーの作業で従来の音楽構造の中で生み出されるフレーズだと、 偶然似てしまうモノが出てきてしまうのは悪意が無くとも止むを得ないかもしれません。 まあ「エマニエル夫人」のサントラはほとんど太陽と戦慄2の完全コピーですから、 ワタシも盗作だと思いますが。作曲byロバート・フリップと謳うのが正しいでしょう。 作曲をしながら「あっ、コレは既に存在するアノ曲に似てるから避けよう」 なんてイチイチやってると、新しいコードを求めて、となるのですが、 理論の上では新しい和音構成は既に出尽くしていて、困難なようです。 現代音楽の作曲家が更にそこをムリして突き詰めて音符をいじくっていくと、 ソレが20世紀の無調音楽、いわゆる超アヴァンギャルドでハーモニーを壊す、 一般の耳感覚では雑音にしか聴こえない作品が乱立した結果となったようです。 クラシックの作曲家ですら、過剰な前衛主義をある意味での反省をして、 もう一度音の調和に回帰しようという傾向がある、ともききました。 キャンディーズのライヴはワタシは聴いていないので詳細はわかりませんが、 以前にも西城秀樹がクリムゾンの「エピタフ」を気に入っていたらしく、 コンサート用メドレー曲のレパートリーにしていた時期があるので、 もしかしてバック・バンドが同じとか、何らかの関係があるのかもしれません。 この手の話題は何かと「盗作騒動」として見られちゃうのが悲しいのですが、 大部分のケースはそれまで我々が沢山の楽曲を耳にして、カラダに染み付いている、 「アレとコレが似てる」と比較しちゃうのは仕方ないことなのでしょう。 バッハとかビートルズが特に一般大衆の人々に音の組み合わせの楽しさを親しませてくれた恩恵の結果、 とニヤニヤ、ニコニコしながら楽しむのが21世紀の音楽の接し方、 なのかもしれませんねえ〜
2009/09/26/(Sat) 04:29:00
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