526 放映を観ました〜
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ハージェスト
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7日(日)BS-TBSのSong to Soul「クリムゾン・キングの宮殿」特集を観ました。 取材に応じた作詞者ピート・シンフィールドと作曲者イアン・マクドナルド、 この二人の視点からデヴュー時のクリムゾンが語られた内容でした。 シンフィールドの口から最初のプロデューサー、トニー・クラークの名がまず出て、 ジャズ・スタイルだったマイケル・ジャイルズのドラム演奏を もっとオーソドックスに叩くよう要求した上で、リズムのサウンドは後ろに配置、 メロトロンのパートを何台も多重録音して被せ合わせたかったようでした。 これだけでもトニー・クラークはムーディー・ブルースのイメージを クリムゾンにもある程度、意識して売り込みたかった雰囲気が感じられます。 ただ、当時のトニー・クラークと言えば「サテンの夜」をヒットさせた成功者だけに、 フリップも含むメンバーの誰もが何も言い出せず、結局マネージャーを通じて、 プロデュースをお断りした、んだそうです。 結果としてはクリムゾンにとっては賢明な選択をしたと思います。 クリムゾンとムーディーブルースは共通項はあっても兄弟バンドふうではないですから。 番組内ではプログレバンド「イングランド」のキーボード奏者も登場、 愛用するメロトロンの中身をフタまで開けて説明しながら実演する場面も公開、 まるで織物の器械みたいな34本のオープン・テープがまるでパスタのように 並んでいるアナログの極致!が壮観な眺めでしたね〜 デジタル・ディスクしか知らない若い世代の視聴者には興味深かったでしょう。 更に何故か?リック・ウエイクマンまでがインタヴューに登場して、 「クリムゾン・キングの宮殿」はイイ!と大絶賛、レディオヘッドら若いバンドにも プログレの影響下にある、など興味深いコメントがありました。 最後は日本語の対訳がテロップに流れながら「宮殿」のフル・ヴァージョンを放映、 多分、日本のテレビからこの曲がノーカットで流れるなんて、初めてでは? とにかくとにかく、圧倒された一時間でありました。 ウ〜ン、この調子で、トニー・クラークつながりでナンですけどムーディーブルースも 今度ぜひぜひ、特集して欲しいモンですねえ〜
2011/08/09/(Tue) 08:18:00
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