僕がＭＢをリアルタイムに聴けたのが７５年。ＮＨＫ−ＦＭの午後のポップスとかいう１６時くらいからやっていたロック番組で、最初、This Is The Moody Blues のＡ面中途からとＤ面全部をかけました。あんまり面白くないというか、「ティモソーリアリー」は寒気がしました（まだ小学生だったので）。でもあのフルートが回る音に驚きを覚えたのを覚えています。なんか実験的で、無限の可能性を感じるというか、音で遊んでいるロックバンドを初めて聴いたというか。なんとその放送、その後に Blue Jays を
１枚丸ごとかけてしまったのです。「孤独な朝」（キングレコードのタイトル、This Morning）を聞いたとき、びっくりしましたね。まずドラムがかっこいい。鳴き吠えるエレキギター。エンディングは、何かの舞台でも終わるのかというくらいの荘厳さ。しばーらく夢に見ましたね。主演が自分で、This Morning が流れていて、数限りない困難と闘った末に、勝利を得るという流れ。あのラストの朝日がさすような音の作りに、度肝を抜かれて、邦楽とはおさらばしました。

中学からギターを始めたのですが（その時は Never Comes The Day からコピーしました）This Morning や When You Wake Up の Jus の鳴きのギターの音が出せなくて苦労しました。まず手始めにディストーション。これでは音が汚くなりすぎる。次にコンプレッサー。音はまとまるけど、なんか伸びと広がりが足りない。次にリバーブ。その次にギターが悪いということになって（笑、腕の悪さに気が付いていない！）、ででで、ギブソンの何故かレスポール！（ビートルズも好きだった）を借りて引かせてもらったら、感激しましたね。当時は北海道の楽器店では３３５は見かけなかったです。しかし買えるわけもなく、グレコのコピーモデルとなるのですが、それでも This Morning や When You Wake Up は弾いたなぁ〜その頃は Blue Guitar という曲の存在も、Simple Game の存在も知らない、ふつうのファンでした（？）

高校生で念願のバンドを結成するのですが、Blue Jays の影響と、やや Camel（爆）の影響でドラムを担当。バンドは完全なるビートルズコピーバンドでした。

最初にやったのは Day Tripper。徐々に曲を増やし、A Hard Day's Night 、Help など中期サイケ前をやっとりました。隣のバンドが King Crimoson の「宮殿」をやっていて、下手くそで、大爆笑して怒鳴られた思い出があります。