19日から公開される、ジョニーデップ主演、ティムバートン監督の映画「ダークシャドウ」のオープニングクレジットシーンに、ムーディーブルースの「サテンの夜」がフィーチャーされているそうです。
どれくらいの長さで流れるのかはまだわかりませんが、一足先に公開された外国では、人気監督と主演俳優のコンビによる映画に使われたことで、かなり話題を呼んでいるようです。
YOU TUBEで「moody blues nights in white satin」で検索すると真っ先に出てくる、1967年に撮影された、パリの観光名所が出てくる口パクプロモ映像には、映画を見て、初めて「サテンの夜」やムーディーブルースのことを知ったと思われる人たちからのコメントが、かなりの数連続して書き込まれています。
この手の話題につきものの、つまらない書き込みもけっこうありますが、大半は曲の良さに魅かれた、グループにも興味を持ったという内容の、好意的なものが大かったように思います。
わが国でも、68年、72年と2度シングル発売されながら、68年は全くの不発、72年の時も熱心なロックファンやポップスファンの支持だけに終わっていたムーディーブルースの名曲が、はっきりいって他力本願ではありますが、ひょっとしたらあらためて注目されるかもしれない、絶好のそして最後の機会かもしれません。
映画に使われたことで日本でもヒットにつながった「サウンドオブサイレンス」、大きなリバイバルヒットになった「スタンドバイミー」「アンチェインドメロディ」のように大化けはしなくともいいから、今までムーディーブルースの音楽に耳を傾ける機会のなかった、大勢の人々の耳と心に届くことを祈ります。
映画自体は予告編で見る限り、なにかおちゃらけた吸血鬼もののようで、個人的にはあまり魅かれないのですが、もう10年以上足が遠のいていた映画館へ、久しぶりに行ってみようかと思ってます。
個人的には、正直な話、使われるにしてもつまらない日本のドラマなどでなくて本当によかったと思ってます。