投稿日:2009年05月08日 (金) 10時02分
|
台湾にたいして中国の一部ではないといいますが、 じゃあ、何かといえば、中國の巨大な王朝の横に過去存在し、 現在中國が領有している地域に存在した 渤海や大理のような存在だと私は考えてしまいます。 中國大陸の其れとは違うけれども、それと或る程度基層文化を共有した 小国だと考えているのです。 最近の臺灣は或る程度、日本の影響が強くなっているように思えます。 これまで、香港に近かった、場所が、日本に近くなり、 その香港が中國大陸に近くなっているような気がします。
|
----------------------------------------------
|
[311]Re: 台湾の事投稿者:NAGAICHI Naoto
|
投稿日:2009年05月11日 (月) 23時16分 |
|
個人的な考えですが、台湾の帰属は台湾の住民の総意で決めるべきだと、確信に近く思います。これは別に事なかれ主義や中立っぽい物言いで言っているわけではありません。結果が気に入らなかったり、都合が悪かったりするかも知れませんが、それはそれで受け入れるべき事象だという積極的な意志として。 台湾が渤海国や大理国のような中国の周縁かというと、東アジア史的にも中華思想的にもそれは然りです。 ただ中心と周縁というのは、水面に雨粒を落とした後の波紋のようなもので、複数の水滴が同心円を描き、あるいは干渉するものだと思います。たとえば琉球国が日本の周縁だとしても、琉球国は宮古島を周縁として持っているようなもの。あるいは台湾が中華の周縁だとしても、台湾を中心とする小中華は必ずあるということです。 台湾が中国に影響を受けたり、日本に影響を受けたりということはありますが、中国だって日本だって台湾の影響を受けるわけです。 台湾も国民党政権になって両岸の経済的な関係の進展、三通の進展で、これから数年くらいは大陸からの影響が強くなると僕は読んでます。 文化的な影響ということでは、日本はずっと台湾に対する影響力を強めてきましたが、正直なところ過去形になってしまうのではないかというほうが気になります。台湾の政治的変化と日本の停滞とで、曲がり角に来ているのではないかと。 |
|