投稿日:2009年11月24日 (火) 16時01分
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海軍のひそかな依頼を受けて 会合を持ったメンバーのなかに 何と宮崎市定氏の名が! 勇気ありますね・・・憲兵にばれたら只じゃ済まないでしょうに 宮崎氏の中国史関連の発言があるのも嬉しい
田中さんの蘭陵王 北斉の歴史は結構陰惨ですね これを面白いと思える田中さんの感性って一体・・・
熱河日記 朴祉源 こころならずも清朝に従わなくてはいけない 李朝両班の切なさは伝わります 北京までの道中記 |
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[371]Re: 京都学派と日本海軍投稿者:NAGAICHI Naoto
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投稿日:2009年11月29日 (日) 11時15分 |
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大橋良介『京都学派と日本海軍―新史料「大島メモ」をめぐって』(PHP新書)ですね。 未読ですが、京都学派の「戦争協力」に対する見直しをしてる本みたいですね。市定翁出てくるんですか。
田中芳樹『蘭陵王』。 北斉皇族の乱倫や勲貴・漢人官僚・恩倖の争闘の場としてみると、けっこう陰惨なのですが、時代は三国志的ではありますし、そういう意味では楽しめるかと。三国志で喩えるなら、劉関張が斃れた後の劉禅の時代の三国志を感性的に楽しめるかどうかということです。高歓や侯景が生きてるころのほうが、プレ赤壁の三国志的ではあります。
朴趾源著・今村与志雄訳『熱河日記―朝鮮知識人の中国紀行』全2巻(平凡社東洋文庫)ですね。 これも未読ですが、朝鮮実学派の朴趾源さんが乾隆帝のころの熱河に行った道中記みたいですね。 |
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