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小説掲示板

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・キャラや人物への一方的な中傷(小説の流れの中での悪口ならOK)
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タイトル:The last day 恋愛

ジャンルはあまり決めてませんが多分恋愛です。
頑張って書こうと思います。

ミヅキ 2010年06月04日 (金) 22時27分(271)
 
題名:登場人物紹介

海木 美紅(うみぎ みく)
病院に入院している子。14歳。重病を持っており、個室の病室にいる。
双子の姉も同じ病気を持っていた。ある人に惹かれる。

海木 衣羽(うみぎ いう)
美紅の双子の姉。6歳の頃故人に。衣羽が他界した時に美紅も同じ病気を持っていたことが発覚した。

木月 咲子(きづき さきこ)
美紅の担当の看護師。17歳。衣羽の友人。

的駅 ミミ(まとえき みみ)
美紅と同じく重病を持つ女の子。7歳。咲子の従妹。ミミの兄が美紅と同じクラスだった人間。時々大人びた何かを感じる。

的駅 佑(まとえき ゆう)
ミミの兄。14歳。ミミのお見舞いのついでに美紅の所にも来ている。小さい頃、衣羽に一目惚れをした。

カ識 想紀(かしき そうき)
病院の医師。19歳。ミミを担当している。密かに咲子に好意を寄せている。

伊宮 志奈(いみや しな)
病人。入院している。16歳。美紅とミミのことを本気で心配している。

ミヅキ 2010年06月04日 (金) 22時44分(272)
題名:嫉妬からの尊敬

美紅が生まれたとき、初めて見たのは自分と同じ顔の人間が白衣を纏った人間に連れて行かれるところだった。
2歳の頃、テレビで自分と同じ顔の人間を見るようになった。それは、自分の姉だった。
3歳の頃、自分の姉を嫉妬し始めた。しかし、それは尊敬でもあった。
4歳の頃、姉が病院というところに入院した。姉はある病気にかかったのだ。その時、美紅は初めて姉を心配した。
5歳の頃、姉を尊敬しなくなった。しかし、嫉妬がなくなることは無かった。いろいろな人が姉を心配しに来る人が沢山来た。それは嫉妬を増やすだけだった。私を姉の妹だ、と言うと、来た人は全員、冷たい目を向けてきた。
そして、6歳の頃、姉が他界した。多くの人が泣いていた。美紅は、泣かなかった。自分の姉の写真をただただ見ているだけだった。
そして、姉が他界したとき、多くの人の期待が、私に集中した。『あの人の妹なのだから、きっと素晴らしいのだろう』と。5歳の頃の反応とは全く違かった。
しかし、私は普通の人間だ。

ミヅキ 2010年06月06日 (日) 18時57分(273)
題名:嫉妬からの逃走

美紅を普通の人間だと分かると、皆美紅から離れていった。
12歳のとき、美紅は転校をした。そしてそこで新しい生活をするはずだった。
だが、美紅にも姉と同じ病気がかかった。その時、美紅は初めて知った。
『病気はこんなにも苦しい』と。
そしてその時、美紅は姉を嫉妬するのをやめた。何故だかわからないが、姉への嫉妬を止めた。
美紅は、嫉妬を止めた瞬間、初めて涙が出た。姉を改めて尊敬した時だった。
そして美紅は、13歳になった瞬間、病院に入院した。
・・・・・そこからの話である。

ミヅキ 2010年06月06日 (日) 20時50分(274)
題名:現在からの状況1

「あら?美紅さん。また窓を開けて。風邪をひいてしまいますわよ。」
「今換気してるの。もう少ししたら閉めるから。」
「はいはい。あ。美紅さん。今日は3時にレントゲンをとります。」
「はーい。」
では、と短く言って咲子は出て行った。
一人では広い個室。そこにはベッドとフルーツの籠とテレビが置いてある台。そしてロッカーとカーテン、ベッドの目の前の壁にかかってある水色の時計しかない。そのベッドに上半身をベッドから起き上がらせているひとりの少女がいた。
その少女の部屋のドアに貼ってあるプレートには『海木 美紅』と書いてある。
その少女は『美紅』という名前だ。天才学者の『衣羽』の妹である。
「・・・・・・はあ。疲れたなぁ。」
美紅は手に持っているメモを見ながらいう。メモには『1時から2時までは歩き出してもいい』という許可や『3時からレントゲン』などという予定が書かれてあった。
「今は・・・・12時57分か。後3分。」
そういうと美紅はメモを置き、背伸びをする。背伸びをした後、ベッドから降り、窓を閉め、ドアの方に歩いていく。
丁度、1時を告げる鐘が鳴る。
美紅はドアを開け、部屋から出て行った。

ミヅキ 2010年06月06日 (日) 21時11分(275)
題名:現在からの状況2

美紅は廊下を歩いていく。美紅はまず、病院で一番の親友、志奈の病室へ行く。
・・・・・3階の309号室。そこの部屋のプレートには『伊宮 志奈』と他数名の名前が書かれいた。美紅はその部屋に入り、一番右端のベッドへ向かう。
そこにはオレンジ色の長い髪。目はつり目な女の人がいた。
その女の人はテレビを見ていたが、美紅が来るのに気付くと、満面の笑顔で美紅の方を見た。
「よぅっ。美紅っ!」
「こんにちは。志奈さん。」
志奈は交通事故にあい、左腕脱臼、左の指が全て変な方向に折れ、左の足を骨折し、この病院に入院している。志奈はそんなことを気にせず、ほとんど左手で操作を行っている。
志奈は左手でテレビの電源を切ると、ベッドから降りる。
「今日さーミミとこれから会うんだよ。美紅も一緒に行こうぜ。」
「はい。」
「あ、それでさー。ちょっと先行っててくんね?ちょっとさミミのウサギちゃん直すって約束してるからさ、ソーイングセット探すから。第2待合室にいるから」
「わかった。」

ミヅキ 2010年06月06日 (日) 21時29分(276)


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