拝啓
突然のお便りで失礼致します。天理大学歴史研究会の皆さまにおかれましては、お元気でお過ごしでしょうか。 私事ではありますが、長年の念願であった古代史の本「氷解する古代」を遂に上梓することができました。この四十数年、古代史の森をさ迷いながら、コツコツと積み上げてきた成果(?)がやっと実ったものです。
内容的には 誰も気づかなかったもう一人の卑弥呼、卑弥呼は襲名制だった! 後漢書倭伝の卑弥呼は魏志倭人伝の卑弥呼ではなかった! 誰も疑問を抱かなかった後漢書倭伝の大倭王、このちっぽけな国の王に、なぜ大のカンムリが付くのだ! 後漢書倭伝は決して魏志倭人伝のコピーではない!それは過去の歴史家たちが錯覚の迷路をさまよっただけの話だった! 誰も知らなかった倭人のルーツ、それは波濤万里に挑んだ鳥(ちょう)夷(い)だった! 史記にも登場する鳥夷を決して島夷と混同してはならない!
以上のような、従来の歴史家が全く夢想さえもしなかった驚愕の史実をメインにして市民レベルの視点で書き上げました。 しかも、分かりやすく読みやすい極めてユニークな倭人と倭国の通史になっていると思います。是非ともこの機会に、天理大学歴史研究会の皆さまにもご一読いただき、ご批判、ご教示を頂戴したいと存じます。 どうかよろしくお願い申し上げます。
敬具
2011年1月29日 東京都日野市旭が丘5-3-26 寺 坂 国 之 多元的古代研究会 会員
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