そいでは好評を賜りまして、第3回を開いてしまおう。
今回のテーマは、「人間の描き方」。
人間は絵を描く上でもっとも基本的、そしてどうしても避けられないものだからね。
「絵なんてまったく描けないよー」
なんて人も、是非勉強してみてほしい。


まずは、頭と体の向きを決めよう。
赤い丸が頭、その丸に描かれた十字線。
横線が目のある高さを、そして縦線が鼻と口のある位置を表しているよ。
丸の下にある曲線は、体の向き…というか胴体だね。
胸の真ん中・へそ辺りを通る線と考えてくれ。


そして、次に体を作ろう。
顔の絵を描くときは、簡単に首と肩を描けば十分。
ただ全体の場合はちとやっかいなんだよね…。
頭の下にある楕円が胸、その下が腰で、それを背骨でつなぐ。
丸は間接や手・足を表しているよ。
今回は背の低めなキャラを描くから頭に比べて胴体や手足が小さいけど、これらの位置を上手く調整すれば、もっと背の高いキャラも描けるようになるはず。


大体まとまったところで、顔に目を描き、耳の位置を決めよう。さらに肩の位置に丸を描いておくと後で楽になるかも。
全体絵は顔は後回しにして、体の輪郭…シルエットを作ろう。
体全体を描くときは、どうしても顔は小さくなるので、あとで適当に継ぎ足すように描いても案外気にならないものだよ。


顔絵は目の位置、全体絵はバランスが決まったら、次の段階に入ろう。
顔の輪郭を描いて、鼻と口を足そう。これで顔は完成だね。ちょっと情けなく見えるけど、髪を描くとそうでもなかったりするからね。
全体絵はいっきに顔全部描いてしまおう。細かいこと考えずにササッと描くと、なんとなく形になってしまうものだよ。うん。


次は髪を描こう。
おっさんの場合は、まず前髪を描いてしまうんだ。
後ろにも長い髪があったり、場合によってはアクセサリーや鉢巻なんかもあるけど、それらは前髪を描いた後で足せば十分。

…とりあえずこの時点で、一般的な人間の描き方についての説明は終わり。
これから服も描きながら、今までの工程を参考に…完成させていくわけだけど、その辺は種類多いからねぇ…さすがにカバーしきれませんよおっさん。


…とにかく、おっさんがこれをそのまま描き進めていくと6枚目になるわけです。
なんか適当な出来具合だけどね…えらくガタイもいいし…。
ま、ラクガキだもの。



本当はもっと描いていく工程を分けて、細かく解説入れていくべきなんでしょうが…うん…さすがにそれは無理だ。
とにかく、今回は流れを重視して講座を作ったからね。
詳しい説明は割愛させてもらったから。
まずは流れで描いてみて、そこから問題を少しずつ解決していくといいよ。
必要なら、今後の講座で部分的に説明していくから。

…というわけで、今回のラクガキ講座はここまで。
また次回、お会いしましょう。

緑のおっさん [294] 12/15/(月) 23:45:40