貸したお金を返済させるには？　 -

まーさん初めまして　司法書士のほそのです。

ご質問の件…
先ずは、叔母様のために借用した
消費者金融からの融資については債務整理手続きにより
払いすぎた利息の返還を請求する余地があります。
１０数年前に借り入れたもので、支払総額が
利息を含めて、１５０万円ということですから
過払いの状態になっている可能性が
非常に高いものと思われます。

もし、過払い返還に応じて貰える案件であれば
その部分を差し引いた額を
叔母様に求償するのがより現実的ですね。
そして、「訴えたければ、訴えればよい…」
この様な、心にもない弱音には断じて心を動かされることなく
毅然とした態度で、かつ現実的な対応をして下さい。

法的手続きですと…
督促手続き、通常訴訟による請求権の実現
残念ながら、今の段階では少額訴訟は
請求金額などが要件事実を満たしていませんね。
それに、８０万円の借用書など（いわゆる物的証拠）がない…
一方、口頭での催促は、
一定の要件をクリアしないと「時効中断事由」に該当しないので
叔母様の任意の弁済
（これは債務の承認としての時効中断事由となります。）
が滞ると、ますますまーさんの立場が不利になっていきます。

叔母様に借用書を書いて頂く方法は有効な手段だと思います。
但し、その借用書は
公証役場で作成した「公正証書による債務弁済契約証書」
によることをお勧めします。
公正証書の場合、弁済が滞るとその証書に基づき
債務者の財産に対して強制執行が可能となります。
費用などについては、直接公証役場にお問い合わせ下さいね。

私人間で解決しようとすると
必ず、「感情論」の展開となり…
解決するために貴重な時間、エネルギーを要します。
法律に明るい専門家を仲介者として
適法で適切な方法により、調和的解決を図るよう
努力してみて下さい。

まーさん、先ずは１５０万円について
過払い請求が可能か否か？
ここから始めてみましょう。
即ち、叔母様に求償できる額を確定させることが肝要です。

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