まさむねさん 初めまして司法書士のほそのです。
ご質問の件… ご質問内容からだけでは、様々な推測が可能で まさむねさんが希望しているような 回答はできないかもしれませんが…
債務弁済契約というのは、今までのキャッシングとは別に カード会社と新たな契約を交わすという意味なのでしょうか?
現在の借入利率などが不明なので 明確なことは申し上げられませんが
もし、今までのキャッシングの金利がグレーゾーン金利であり その金利による利息を合わせた残債務を目的とする 債務弁済契約であるのならば… そもそも上記契約を締結するのは避けるべきでしょう。
先ずはやはり、取引履歴を取寄せて 専門家に法定利率によるひき直し計算を行ってもらい 本当にまさむねさんが返済しなければならない残債務を 確定させなければなりません。もしかしたら 完済済みで残債務は0円ということも大いにあり得ます。
債務整理をしたくないというお気持ちは良く分かります。 しかし、月々の返済を抑えたいという動機のみで そもそも返済する必要のない部分を含めて 債務を承認し、弁済する旨の契約を交わすことは カード会社の思うつぼ…と評価できますから 絶対に避けるべきです。
「おまとめローン」というシステムも同じです。。。
一般的に債務者の申し入れにより 残債務についての示談(債務任意整理)に応じてくれる 債権者は少ないと思います。 どうしても、専門家を利用しないで ご自分で諸手続を進めていきたいのであれば 裁判所へ特定調停の申立を行い、調停委員を交えて 債権者と示談することは可能です。 但し、調停期日に債権者が出席してくれないと 功を奏さないという結論に至ります。 しかも、調停を申立れば功を奏す又は奏さないにかかわらず その事実が個人信用情報機関へ登録されます。
一方、リボ払いの支払い方法を変更して 月々の返済額を抑えることは可能かもしれませんが… 月々の支払額を抑えられても、法定充当の結果 なかなか元本の返済に至らない という結論に至ることも考えられるでしょう。
とにかく、目先の利益にとらわれることなく 現状を正確に把握しながら そして、本当に借金問題に立ち向かう意思があるならば 一定の痛み、例えば専門家への費用捻出などを覚悟して 本当の意味での、借金生活からの卒業を 目指していただきたいと思います。
前述したとおり 一度ご自分が取寄せた取引履歴を持参して お近くの専門家を訪れて下さい。そしてもし まさむねさんが実際に返済する必要のある残債務が 大幅な減額を見込めるのであれば 月々の返済に充てていたお金を 専門家への費用などに割り振って 借金のない正常な生活を取り戻す準備を始めて下さい。
いきなり債務整理手続を依頼する前に やれることはたくさんあります。 少なくとも専門家へ相談してみる。 そして、正しい情報を十分に蓄積して 自分のライフスタイルに合わせた手段を講じる。。。
当事務所も債務整理を受任する前に ひき直し計算のみを行う業務(有料で、案件にもよりますが 引き直し計算結果の説明や今後の対応策へのアドバイスを含めて 大体5000円から7000円程度です。)を受け付けていますし
そもそも借金問題についての各対応策の概要や 方向性(ヒント)を示すための相談は無料で応じております。
勇気を出して、一度お電話下さい。 それだけでも、現状は大きく変化します。
リスクを伴わない解決策など、この世には絶対に存在しません。
[214] 2009年08月04日 (火) 08時48分
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