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交通事故による休業損害補償について
さるひこ
恐れ入りますが交通事故による休業損害補償についてご相談させて下さい。

四月一日(日付は今回の相談上の仮の日付です)に交通事故にあいました。
歩行中に車に跳ねられ過失割合は10:0です。
治療費や休業損害補償を加害者(の保険会社)に出して貰おうと思うのですが、
この休業損害補償について少々困っております。

当方、役者を志しておりますが、
その目的の為に月額20万程度の時給制アルバイトで生計を立てておりました。
ちなみに20万は残業代も含まれる額面の金額であり、
残業しなかった際の手取りは大体15万円前後であります。
この現在のアルバイトは一月一日から始めたばかりでした。
このアルバイトを始めて二ヶ月少々の三月に
あるロングラン公演への出演の話をもちかけられ交渉の末に
五月一日から出演することになりました。
出演料は月額60万円で契約は締結され、
公演との両立の時間は取れないため
四月末日を以ってアルバイトのほうは退職することになりました。
そのような状況で四月一日に事故が起こりました。

身体の能力低下や外見の傷等もあったため、
五月からの公演に間に合わないために出演を無期の延期とされました。
復帰はいつになるかわかりません。
今は私が入る予定だった役には代役が勤めております。

そこで相談の本題なのですが、
私としましては60万円で出演する予定だった
いわば「仕事」を加害者に奪われたわけですから、
出演料の60万円は補償していただきたいのです。
それも本来ならばやりたくもない仕事で稼ぐ60万円とは違う
満足のいく60万円なのですから60万円以上補償してもらってもいいくらいです。
尤も、このような感情論が法律に通用するわけでもないので、
最低でも本来支払われるはずであった60万円は補償して頂きたいと思ってます。

ですが、私という人間は今まで月額20万円の価値の人間だったわけです。
まだ来ていない未来の60万円という価値では計られないのでしょうか?

質問の主旨をまとめます。
加害者に対して五月一日以降の休業損害補償に
60万円を支払わせることは可能でしょうか?
相手が60万円は払えないと言って来た時に、
60万円払わせる事は法的に可能でしょうか?
かなり厳しいとすればどれくらい勝ち目があるでしょうか?

よろしくご教授頂ければ幸いです。
[65] 2007年07月06日 (金) 23時10分
Pass

回答者の皆様:



ほその司法書士事務所
さるひこさん 初めまして司法書士のほそのです。

ご質問の件…
問題解決のヒントをお与えする趣旨であるところの
掲示板による対応では
具体的な休業補償額までお話しすることは出来ません。
ですから、休業損害補償額は最低でも60万円の請求が可能か?
というような質問には回答が出来ません。

但し、役者を志されているさるひこさんが
やっとの思いで手に入れたチャンスを
相手方の一方的な過失行為により
(もしかしたら、故意に限りなく近い重過失行為)
台無しにされた訳ですから
それ相応の損害賠償額の請求が可能である思います。
本件の場合は
治療費、慰謝料それと休業損害補償の3点が軸となり
相手方にそれらの賠償を請求することになるでしょう。

また、とても大事なことだと思うのは
損害賠償の範囲ですね。
即ち、さるひこさんが今回の大きなチャンスで
実際に手にすることが出来た利益「履行利益」のみならず
そのチャンスを活かすことにより更に
大きなチャンスを得られたであろうという利益(信頼利益)をも
考慮されるべきではないのかということを
示談交渉の際に十分に主張すべきであるということです。

本件は、10:0の過失割合ということなので
相手方の誠意ある謝罪と二度と同じ過ちを繰り返さない猛省
それと、具体的損害賠償額の確定がネックとなりますから
まずは、そのロングラン公演の出演契約の内容を確認して
得ることの出来たはずの60万円の出演料の法的性質を
確定することが重要です。
精神的にもかなりショックをお受けでしょうが…
精神的損害を金銭で評価することは非常に困難です。
ですから、具体的に計算出来る
合理的な数字を重ねて行くことが必要です。
また、公演を主催する団体にも協力をあおいで
先程申し上げた、得ることが出来たはずの
利益の立証に努めて下さい。

本来であれば、交通事故事件に詳しい代理人を立てて
示談交渉をする方が、よりスムーズに進むと思いますが
経済的な理由などでそれが難しい場合は

財団法人交通事故紛争処理センターという団体に
一度相談してみて下さい。
     http://www.jcstad.or.jp/
この団体を利用すれば
専門の弁護士さんが無料で相談に応じて下さり
賠償額についても然るべき判断を得ることが出来ると思います。

今回の不運をポジティブにとらえて
最後まで、夢を目標にかえる気持ちを捨てずに
頑張って下さい。

カンバックを果たせるよう、心から願っています!!
[66] 2007年07月10日 (火) 05時15分
Pass



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