@バロムリストが地理的に他の西国同盟から切り離され、完全に孤立化する。(いわば「首を切られた頭」となる)
A自治都市ビーナスはある程度の抵抗をするかもだが、他の諸国の援護を受けても、海上側からだけでは長く持たない。
B(おそらく今回でも重要な役割を果たしたはずの)ビーナスまでもがドモスに降伏すれば、重要な中継港を失い、バロムリストへの補給連絡は海路からでも困難となる。(あるいは「軍事的利用の禁止」くらいで妥協が出来るかもだが、それでも西国同盟の方が損失が大きい。)
Cそうなれば西国同盟としてはバロムリストを断念し(対ドモス降伏をも含めた)「行動の自由」を認めざるをえなくなる。(少なくともバロムリストの非を鳴らす事は出来ない)
Dそれが出来ないというのなら、例の「空気の読めないハイエナ」様に縋り、半島側の港湾を中継用に使用させてもらうしかなくなる。
Eあるいはその辺りで「盗賊王」陛下の正妃にシェルファニールあたりの王女を送り込むという事にでもなるのか。
(結論)取り敢えず作品ラストに描かれた「(少なくともアーゼルハイトの存命中の)永遠に続く綱渡り」という言葉を解釈するに、バロムリストは「独立国」としては存続するが、一種の「緩衝国家」としての役割に限定されると思われる。