name:天弓
Date:2007年02月26日 (月) 18時57分 No.418
風力発電の話題(改スレ)
前スレが長くなったので、こちらに立てます(^^)
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■風力発電施設は環境アセスの対象へ 県会一般質問/長野
信濃毎日新聞2月24日(土)
県会は一般質問2日目の23日、7人が質問に立った。県内で大規模な建設計画が明らかになっている風力発電施設について木曽茂・生活環境部長は、県条例に基づく環境影響評価(環境アセス)の対象に加えるため、来年度中に条例改正を行う方針を示した。村石正郎氏(自民党)の質問に答えた。
村石氏は、須坂市峰の原高原の計画を取り上げ、地球温暖化防止などへの期待の半面、環境破壊への懸念もある−として、環境アセスの対象とするよう求めた。木曽部長は「風力発電などは地球温暖化対策を推進する上で重要な取り組みだ」とした上で、「来年度の早い時期に条例の対象にできるよう検討する」と述べた。
県環境影響評価条例は環境アセスの対象として、道路やダム、鉄道、廃棄物処理施設など14の建設事業と、造成事業のうち大規模で環境への影響が大きいものを定めているが、風力発電施設は含めていない。
大規模風力発電は須坂市のほか、伊那市でも民間業者による計画が浮上。市は景観面などから開発に同意しない考えを示している。(以下略)
http://www.shinmai.co.jp/news/20070224/KT070223ATI090020000022.htm
name:天弓
Date:2007年02月26日 (月) 19時03分 No.419
CEFさん、その言葉をよく覚えておいてね!
■下関市豊北町 計12基の風力発電所完成 風車は国内最大級/山口
下関市豊北町の境下、寺地両地区に建設されていた風力発電所が完成し、25日に始動式があった。下関市では初の風力発電所で、合計12基の風車があり、出力は県内最大の2万5000キロワット。約1万5000世帯分の電気を起こす。うち7基は高さ129メートル、1基当たり2500キロワットの発電能力がある国内最大級の風車という。
稼働した発電所は、北海道に本社を置く風力発電会社クリーンエナジーファクトリーの100%子会社のCEF豊北ウインドファーム(鎌田宏之社長)の施設。「クリーン」社グループの発電所としては7番目で、総事業費約65億円。発電した電気は中国電力に販売する。
始動式では、鎌田社長らがスイッチを押すと、大きな風車がゆっくりと回転。その後、鎌田社長は「下関市は全国的にみて最大の風力発電地帯になりうる。これから10年、20年と地元のみなさまとお付き合いしたい」とあいさつした。
CEF豊北ウインドファームによると、響灘沿岸は以前から風力発電業界に注目されていた地域で、風力発電所の周辺は、年間平均風速が最大6.5メートル。同市には、同社の発電所のほかに、1カ所が新設工事中、1カ所が着工準備中。合計発電量は9万キロワットになる。
=2007/02/26付 西日本新聞朝刊=
2007年02月26日12時00分
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/yamaguchi/20070226/20070226_001.shtml
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>「これから10年、20年と地元のみなさまとお付き合いしたい」
CEFさん、この言葉にウソ偽りはありませんね?下関で出来ることは、南あわじでもできますよね?
name:天弓
Date:2007年03月04日 (日) 21時57分 No.451
行政・政治 : 風力発電「方向転換」改めて求める 伊那市長が事業者と会談/長野
長野日報 更新:2007-3-3 6:00
小坂樫男伊那市長は2日、同市の鹿嶺高原から富士見町の入笠山周辺にかけて大型風力発電施設建設を計画している三峰川電力(同市長谷)の関係者と市役所で会談した。昨年12月に計画反対の考えを表明後、事業者と話し合ったのは初めて。
事業者側は三峰川発電所の大西英一所長、市側は白鳥孝収入役らも同席した。
会談は非公開で30分余り行われた。市長は事業者に「方向転換」を強く求め、親会社の総合商社・丸紅(東京)上層部との会談も要請。事業者側は、事業推進への理解を求め、両者の話し合いは平行線をたどったという。
会談後、小坂市長は「上層部(丸紅)に会い、意向を伝えたい。上層部に断念してもらう、計画変更を求める機会をつくってほしいと(三峰川電力に)求めた」と話し、「圧倒的に民意は(計画に)反対している」と強調した。
大西所長は「ぜひ理解が得られるようにやっていきたいと改めて伝えた。市長の話は社(丸紅)に伝える」とし、「市民にも賛否があり、地元では事業推進の声が強いと認識している」とした。
同社は市長が計画反対を表明後の昨年12月28日、「市の方針に極力沿った形で、各地区の懸念に配慮した風力発電事業計画を策定する」とした文書を小坂市長あてに提出し、事業推進の意思を改めて表明。方針を直接説明する機会を市に求めていた。
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=6441
name:天弓
Date:2007年03月06日 (火) 21時53分 No.461
渡り鳥ルート上、影響心配 希少猛禽類近くで巣作り:志賀町の風力発電施設稼働/石川
石川県志賀町酒見の丘陵地に建設され、二月下旬から営業運転している風力発電施設近くの林で、タカ科のミサゴの巣が確認され、日本鳥類保護連盟県支部は、昨年に続く巣作りを見守る一方で「これから繁殖の季節を迎え、渡り鳥も来る。影響が心配」と話している。 (志賀通信部・小塚泉)
風力発電施設は六基建設予定のうち一基が完成。羽根の直径は七十メートル、羽根中心部までの高さは六十五メートル。同支部長の時国公政さんは「東南アジアから渡ってくるサシバやハチクマなど希少猛禽(きん)類の渡りのルートになっており、影響は避けられない」と指摘する。
施設を建設する茨城県日立市の会社の現地担当者は、運転中の一基は羽根の先端を赤色に塗っているほか、残る五基は営巣期間と重なる八月末まで工事を中断するなど、渡り鳥には注意を払っていると説明する。
これに対し同支部は「十分でない」とし「県内の他地域で影響が出ている場所もあり、生態系が破壊されないよう将来を見据えて国や県に指導してほしい」と要望する。
補助金を交付する資源エネルギー庁は「現実に渡り鳥のルートになっていたり営巣している場所では建設しないよう指導している」と話す。
同庁によると、国内の風力発電施設は千五十基に達し、ないのは内陸部や瀬戸内海沿岸の五県だけ。鳥が衝突して死ぬバードストライクの報告はあるが、衝突との因果関係を示す「科学的データはない」といい、今月中にも環境省と合同の研究会を開き、意見交換を重ねて課題を挙げていくという。
志賀町に渡ってくるサシバは、希少生物について記した「いしかわレッドデータブック」の中で、絶滅の危機が増大しているとして絶滅危惧(きぐ)II類に掲載されている。時国さんらは「トキのように絶滅してからでは遅い。早急に手を打ってほしい」と強く求め、見守るしかない現状にもどかしげだ。
北陸中日新聞2007/03/06
http://www.hokuriku.chunichi.co.jp/00/ikw/20070306/lcl_____ikw_____000.shtml
name:天弓
Date:2007年03月13日 (火) 18時19分 No.492
竜飛の全風車撤去し跡地譲渡へ /青森
2007年3月13日(火)東奥日報
国内第一号の集合型風力発電施設「竜飛ウィンドパーク」(十一基、総出力三千三百七十五キロワット)の廃止を検討していた東北電力が、すべての風車を解体・撤去した上で、跡地を外ケ浜町に譲渡する方針を固めたことが十二日、分かった。一月に東通村でユーラスエナジー社の風車一基(出力千三百キロワット)が倒壊する事故があったことを考慮した。外ケ浜町は跡地に風車を新設することも検討しており、その場合、東北電力は発電電力を買い取る方針だ。
東北電力の風車撤去の方針を受け、外ケ浜町は今後、第三セクター「津軽半島エコエネ」(社長・森内勇外ケ浜町長)による風力発電事業が可能か、施設の規模や採算性などを検討する。
エコエネ社は、津軽半島への風力発電所建設を目指し、今別町と旧平舘村が二〇〇〇年に設立(後に、今別町は撤退)。旧蟹田町と旧平舘村、旧三厩村の合併で誕生した外ケ浜町に引き継がれたが、東北電力が風力発電参入を制限し始めたこともあり、風車は一基も所有していない。
竜飛ウィンドパークは出力二百七十五キロワットの風車五基による実証試験施設として旧三厩村に一九九二年に開設。三百キロワット風車五基、五百キロワット一基を順次増設し、騒音や耐久性などの調査を進めてきた。敷地面積は借地部分も含め約六・六ヘクタール。
しかし、施設の老朽化が進み設備利用率も低下していたため東北電力は本年度末での試験終了を予定していた。
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2007/20070313092053.asp
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「木に登るときは、降りる時のことを考えて登るべき」
「山登り」でも同様の警句があるようだ。事を拙速に始めることを戒めたこの言葉、風力発電にも当てはまりそうだ。
建設からわずか15年程度で廃止に追い込まれたこの風力発電、同じ青森での風車倒壊事故も廃止を決意するきっかけになったとか。
しかしたった15年で廃止とは、風力発電の技術レベルの未熟さを表すものではなかろうか?風力発電の地元住民はこの事態をよく吟味し、将来に禍根を残さない選択をして欲しいと願う。
name:天弓
Date:2007年03月25日 (日) 22時57分 No.523
風力発電施設を今月末休止 串間市、財政を圧迫/宮崎
宮崎日日新聞2007年3月24日
運転コストが売電収入を大きく上回っていた串間市の風力発電施設が本年度いっぱいで休止することが23日、決まった。故障が頻発して修理費がかさみ、毎年100万円を超える赤字が市財政を圧迫していた。風車はそのまま残し、発電機能を止める。自然エネルギーを学ぶ場などとして、市のイメージアップに貢献してきた巨大風車は構想に狂いが生じ、7年間の“短命”で幕引きとなった。
同施設は串間市と新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)との共同事業。第二高畑山(382メートル)山頂に2000年3月に建設された。風車はドイツ製で、タワー部の高さ41メートル、三枚のブレード(羽根)直径30メートル。ブレードの最高到達点は地上56メートル。総工費は約1億800万円で、NEDOが半額を補助した。
当初は、九州電力に売電することで運転コストを賄う予定で、耐用年数は20年程度を見込んでいた。しかし稼働4年目を迎えた03年度以降、想定外の故障が相次いで修理費がかさみ、市財政を圧迫。02年度までは最高で55万円余の黒字も出したが、以降は139―108万円の赤字が続いた。
http://www.the-miyanichi.co.jp/domestic/index.php?typekbn=1&top_press_no=200703240102