諭鶴羽山系守ろう ボランティア募集/県洲本農林事務所
神戸新聞2007/03/19
淡路島の最高峰・諭鶴羽山系の自然を守る森林ボランティアを増やそうと、県洲本農林水産振興事務所が2007年度、同山で自然観察など多彩なイベントを計画している。(西尾和高)
同山には、モッコク、アオハダなど多くの木々、植物が生育しているが、最近、シカに樹皮などを食い荒らされる被害が増加している。
しかし、県に登録し、被害防止に取り組むボランティアが島内でわずか二団体計四十人しかいないのが現状。同事務所では、イベントを通じて山に関心を持ったり、被害防止活動などに参加したりする人の増加に期待する。
イベントは十月の開催を予定。地域住民、森林ボランティアらが力を合わせて低木、雑草などの伐採に取り組む中で、子どもらが植物、きのこなどについて学ぶ自然観察会を実施する。木のつるで飾りなどを作る木工教室、のこぎりで丸太を切る速さを競うゲームも予定している。
同事務所は「森林と触れ合う楽しさを知ってもらい、ボランティア育成につなげたい」と話している。
http://www.kobe-np.co.jp/chiiki/aw/index.shtml